しくじり先生~私が転職して夢を見つけるまでの話~

私は自分の生まれたこのまちが大好きで、今の仕事が大好きで、最近夢もできて幸福を感じているのですが、この境地に至るまでに、苦しんだ時代がありました。

自治体職員の仕事に就く前、学校の先生(正採用でない、講師)をしていました。

なぜ先生だったかというと、母が先生だったから。

小さいときに夏休みの学校に一緒に行って(多分何かの当番だったのでしょうね)、プールに塩素を入れたり、誰もいない職員室のコーヒーの香りをかぐのが楽しかった。

それが心の原風景で、漠然と、「私も先生になるんだろうな」と思いながらそのまま就職しました。

けれど、そのエピソードからもわかるように、先生の一番大きな仕事は「授業」「生徒指導」のはずなのに、それがすっぽり抜け落ちている!勉強は好きだったのでいいんですが、指導力がない(笑)。

当然ながら、うまくいかない。

先生になって生徒と初めて関わったときに言われた言葉は、「先生ってほんとに先生?」でした。(はずかしーーー)


その生徒の言葉からもわかるように、先生には先生らしさが求められる。しかし、私の性格上に先生らしさ(指導力など)はなかった。

だから、ギャップに苦しんでいました。


今は、腰を低くして市民の方の話を聞き、どうしたらこの人の役に立てるかなと考える仕事で、完全に私の性格に合っています。

そして、採用試験に受かったことや、仕事や育児の様々な経験で、自信がついた。

今は、仕事とプライベートでキャラクターをわけていません。

いつも自分100%。

仕事を離れても市のことを考えるし、つい、困っている人がいないかあたりを見回してしまう(時折不審者みたいに見えるからやめたいんですが…)。

そして最近、「子どもが住んで楽しいまちをつくりたい」という夢ができました。
私のしている仕事は私の子どものためである、と思えることは、なんて幸福なんだろう。

最後にひとこと。今の職場で「楽しそうだね」とよく言われますが、前の職場では一切言われず、よく言われたのは「頑張ってるね」でした^^;

転職してよかった!

もし今の仕事で求められる性質と自分の性格にギャップを感じて、辛くなっている方がいれば、転職も一つの手段ですよ。応援してます!!


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