電験2種一次試験「理論」の分析
こんにちは。もちです。
今日は一次試験理論の分析いってみます。
理論が苦手
という人は多いんじゃないでしょうか。実際、電験2種一次試験の科目別合格率も、理論が一番よくないです。
苦手意識を払しょくできずに、理論以外の科目は受かったけど、理論だけ受からずに
一からやり直し
とか考えたくないですよね。
逆に理論を攻略することで一次試験突破に大きく近づきますし、自信がついてそのあとの勉強のやる気も違ってくると思います。
理論は慣れるまでは難しいですが、出題傾向をつかんで問題に慣れてしまえば案外できるもんです。
実際、私は理論がそんなに得意ではないですが、
慣れまくった結果
一次試験4科目の中で一番いい点がとれました。
それでは理論の出題傾向を見ていきましょう。下の表は、過去7年間の一次試験理論のテーマ別出題数です。
一次試験理論は全部で大問7問解答します(第7問と第8問は選択制です)。出題8問の比率は、おおむね電界、磁界:回路:半導体、電子:計測=2:3:2:1です。
また、半導体のうち1問と計測に関する問題が、第7問と第8問になっていることが多いです。
表が小さくなってしまうので7年分としていますが、過去15年でも同様の傾向です。
各テーマについて少し解説します。
電界、磁界
電界、磁界に関する問題です。電界については、電荷がつくる電界や電位を求める問題、平行平板コンデンサの計算問題などが出ます。磁界については、導体が作る磁界に関する問題や磁気回路などが出ます。
回路
直流、交流の回路計算問題です。たいてい、直流回路1問、交流回路1問、過渡現象に関する問題1問が出ます。
半導体、電子
半導体に関する知識問題、電子の運動に関する問題、演算増幅器やトランジスターに関する問題が出ます。
計測
電力計に関する問題や、抵抗の測定に関する問題などが出ます。
それぞれのテーマの中で、特に出題頻度が高い問題がありますので紹介します。
毎年必ず出るもの
回路の問題で、過渡現象に関する問題は毎年必ず出題されます。
ほぼ毎年出るもの
半導体の問題で、演算増幅器やトランジスターなどのデバイス用いた回路に関する問題は、過去15年のうち14年で出題されています。
計測に関する問題は、過去15年のうち12年で出題されています。
その他頻度が高いもの
電界、平行平板コンデンサ、磁気回路、基本的な直流回路および交流回路、半導体の知識、電子の運動がよく出ています。
過去問を解くときは、このあたりを優先的にやっていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。とりあえず、上の高頻度問題から1個えらんで、くり返し解いていきましょう。
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