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配当情報 2022.3.8

国/地域:タイ

業種:飲食業

配当利回り:5.2%(年)

配当性向:20%

配当回数:年2回

投資額:約1200万円

投資期間:初回投資2020年12月追加投資2021年4月

上場/非上場:非上場

優位性:
一昨年の12月に初回投資、昨年の4月に追加投資を決めた、バンコクの日本食チェーン。①人気エリアで物件探しに成功したこと、②タイ市場で日本食が成長期から成熟期に入り、堅実に経営できる企業が勝ちやすい環境になったこと、③現地パートナーとの関係が良好で財務諸表も見せてもらえたことが、投資の決め手。

業績(前年同期比):売上1.8倍、営業利益1.3倍、税前利益約1.6倍

財務:自己資本比率75%。理想的な水準。

経営:
オーナーは商業不動産に顔の利くタイ人ビジネスマンと、日本国内で中堅フランチャイズ飲食店の店長経験を持つ40代男性。キーマンとなるヘッドシェフは日本で経験10年の方。タイ人副店長は2店舗目を軌道に乗せた日本語も少しできるやり手。

コロナ感染拡大の中で、コアメンバーの離脱がなく、むしろ組織として結束力が高まって、オペレーション効率が上がった印象を受ける。

コメント:
昨年下期から、新型コロナウイルス対策の行動制限や旅行者の入国規制の緩和を受けてタイの国内経済活動が持ち直し、2021年通年のGDPは1.6%のプラス成長で着地した。

2021年上期から取り組んだ、時間帯に合わせた弾力的な価格設定と出前アプリの活用が成果を上げ、売上も営業利益も順調に回復した。

タイ中銀及び政府はオミクロン株の影響を限定的とみているが、感染者数が増加していつ状況が変わるかわからないため、内部留保を厚くするために配当性向は20%の低い水準を維持。それでも配当額が増えたため、配当利回りは5.2%(年)へ上昇。コロナ後に高収益の経営体質がどのように花開くか楽しみ。初心からかわらず、長期保有を続けたい。


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