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配当情報 2022.3.14

国/地域:マレーシア

業種:物流施設(湾岸倉庫)

配当利回り:10.0%(年)

配当性向:100%

配当回数:年1回

投資額:約2500万円

投資期間:2018年7月~

上場/非上場:非上場

優位性:
マレーシアの輸送・倉庫市場規模は、2011年から年平均7%以上の増加率で成長してきた。隣国のシンガポールは物流経路の数や立地に優位性があるものの、マレーシアは、コンテナ取扱料や、陸上輸送費、倉庫代(利用料・税金など)、事務所賃貸料などのコストに圧倒的な優位性がある。          近年、国家戦略で鉄道や高速道路の陸路運送インフラも整備されているため、輸送効率が向上し、燃料費も安く抑えられるようになった。輸送・倉庫という成熟したビジネスモデルは、安定収益を長期的にもたらすこと、ASEAN経済の成長に合わせて事業拡大が見込まれること、価格競争が激化する中でマレーシアの優位性がますます強まることから投資を決意。

業績(前年同期比):売上2.8倍、営業利益4.3倍、税前利益約3.6倍

財務:自己資本比率50%。公的機関からの出資を含めれば実質100%と極めて安全。

経営:
経営陣は物流業界で30年以上経験のある叩き上げのメンバーと公的機関からの出向メンバーが半々。
単なる倉庫賃貸にとどまらず、電子商取引プラットフォームとの接続や、宅配大手とのパートナーシップを推進し、時代の変化に合わせて進化できる企業体質。

コメント:世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に起因する港湾混雑、コンテナ不足や輸送コストの高騰で、輸出入にかかるコストは上昇し、輸送時間にも遅延が生じている。そんな中でコスト高騰が比較的穏やかで、滞留する物量を保管する空間的な余裕のあるマレーシアでは、ビジネスが急増。

ユーザーにメリットがある限り、コロナ後もビジネスは維持できると考えている。外国人の個人投資家が湾岸インフラビジネスに参入できる機会はめったにないため、できる限り長期保有していきたい。

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