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みんなの”暮らし”に触れ、たわいもないおしゃべりを。 #わたしの読むスタンス

たわいもないお話をする相手は、1日に何人くらいだろう。

目下のこの騒動前は、昼過ぎに研究室へ行って、23時すぎに帰宅する日々を過ごしていた。

だいたいは、同じ研究室にいる恋人としか、話をしない。たまにお隣の研究室にいる同期や先輩と話すこともあるくらい。
あと週に2度のアルバイトで、お昼の時間に社員さんとおしゃべりもしていたか。

学生寮に住んでいても、意外とみんな、生活の時間はかぶらない。廊下や共同のキッチン、シャワー室で出会して、「やっほー」って言うくらいのもの。

大学院以外の友達と会うのは、半年に一度くらい。
だから、1日に話をするのは、1人から多くても5人。”話”の大半は研究の話だったりもする。

この「1人から多くて5人」が一般的に多いのか少ないのか、わからないけれど。
大学院の人たちとの日々も、毎日楽しいもので、みんな大好きだ。でも。

日々の研究活動で疲弊した心を癒すには、ちょっと足りない。
「たわいもないおしゃべり」は、私の最大のリフレッシュ法。でも、しゃべろうにもみんなそれぞれ忙しい。私もやることが満載だと、おしゃべりしたいくせに、いざおしゃべりしていると「作業しなきゃなのに」と焦ってしまったりする。

それに加えて。

自分の世界が、”大学院”に限定されて、小さくなっていく気がした。
世の中にはもっといろんな人がいるはずなのに、それが見えなくなっていく気がしたのだった。

『わたしの読むスタンス』なんて、ちゃんと考えたことなかったけれど。
たぶん、私は、「みんなの暮らし」を垣間見たくて、読んでいる。

私のいる大学院外の、いろんなところにいるいろんな人たちのことも、知りたい。
どんな人たちがいて、どんな生活を送っていて、どんな出来事があったのかっていう、”暮らし”を知りたい。

生活ぶりや日々の出来事も、その人の性格も考え方も雰囲気も好きなものも、過去も今も未来も、全部ひっくるめて、”暮らし”。
”生き様”だとなんだか壮大だなあ、と思ったから、”暮らし”と書いてみた。うーん、いささか、無理やりかなあ。

noteを開くと、本当に、いろんな人のいろんな”暮らし”が垣間見える。

・社会人やフリーランスとして毎日働く方々。
保育士や医師の方もいらっしゃるし、大学の職員さんもいらっしゃれば、なにやら図書館を運営している人もいらっしゃる。同じ時期に、フリーライターから塾の先生になった方と、学校の先生から雑誌編集者になった方の両方、いらっしゃる。いまものすごく忙しいであろうドラッグストアに働いている方だっておられる。職業を公開せずとも、働いている方たちもたくさんいらっしゃる。

・家事をしたり、子供を育てたりする方々。
4月から旦那さんが単身赴任となり、男の子と2人暮らしの方。異国での親子3人での生活を暖かい文章で記す方もいれば、イラストと簡単な文章で生活を記してくれる方もいらっしゃる。

・大学生や大学院生など、私とは分野が違えど、勉学や研究活動に励んでいる方々。
学部生の方も修士の方も、博士の方も社会人大学院生の方もいらっしゃる。会社を辞めて大学院にきた方も、主婦から資格取得を目指すべく講座に申し込んだ方だっていらっしゃる。

ざっくりと3つに分けてしまったけれど、もっともっと、いろんな方面で、いろんな方々がいらっしゃる。

定期的に素敵な小説を書いてくれる方もいれば、自身の淡い恋模様を綴ってくれる方もいる。様々な楽しい企画を用意してくれる人たちもたくさんいらっしゃる。
難病にかかっている方もいらっしゃるし、自分らしく生きようともがいている方もいらっしゃるし、優しくなりたいともがく方もいらっしゃる。夢からの戦略的撤退を決めた方も、夢への一歩を踏み出した方もいる。

ニュージーランド、スイス、デンマーク、ドイツと、国外に住んでいる方々もいらっしゃって、そこでの暮らしを綴ってくれている。最近フォローさせていただいた方はニューヨークにお住まいのご様子。この騒動で無念にも留学先から帰ってきた方もいらっしゃった。
南極の研究をしている方とそれを目指す方もまた両方、おられる。ロケットのことを語る方もいれば、”お天気お兄さん”も、コムギへの愛を叫ぶ方もいる。フィギュアスケート観戦が大好きな方も、ピアノが大好きな方も、ラテアートに奮闘中の方だっていらっしゃるなあ。

つらつらと思い出しながら挙げていたら、結構な分量となってしまった。
noteを始めていなかったら、知る由もなかっただろう、これだけの量の、いろんな人の”暮らし”。

疲れて文章が入ってこない時もあるけれど、でも、出会えた方々のさらなる”暮らし”をのぞきたいし、これから出会えるであろう方々の”暮らし”も楽しみ。だから、ついついnoteのページを開いてしまう。

もう一つだけ、『スタンス』を付け足すと。
あわよくば、いろんな方々と「たわいもないおしゃべり」をしたいのだ。

直接コメントやTwitterでやりとりするのはもちろん、そうじゃなくても、”記事”を通じて「こんなことがあってね」って語ってくれるだけでも、私はすごく楽しい。日々の研究活動で疲弊した心の癒しになる。

「たわいもないおしゃべり」は、私の最大のリフレッシュ法なのだ。

しかも、それを、自分の好きな時に楽しめる。
「おしゃべりしていて、都合が悪くなったらいなくなる」なんて対面だったら最低な奴だけど、「記事を読む」だったらそれでもよい。後で読もうと取っておくことも、途中まで読んで後で読もうってすることもできる。

書いてみると、なんともまあ、自分勝手な話に思う。
でもそうやって、楽しく毎日読ませてもらって、みんなの暮らしに触れさせてもらって、勝手に「たわいもないおしゃべり」をした気になっています。

(もちろん、「たわいなくない、大事なお話・考え方」も、興味深く読ませてもらっています。本当に、自分にはなかった考え方や視点を得られて、刺激になっています)

もう付き合いの長いおなじみの方や、最近仲良くなりましての方、初めましての方も、これから先出会うであろう方の、”暮らし”。
一読者として、これからもひょっこりのぞかせてもらいます。(ちょっと、ストーカーみたいだ)

だから、もしよかったら、これからも記事を通じて「たわいもないお話」を語りかけてくれると、嬉しく思います。

***

この記事は、「様々な楽しい企画を用意してくれる人たち」の一人である、あきらとさんの企画『#わたしの読むスタンス』に参加するべく、書いたものです。

普通に上の記事の例で挙げられているような「いつ読むか」「どんな端末で読むか」とか書こうと思ったのに、書いていたら全然違うものとなってしまった!

ので、一応、ざっくりと書いておきます。

・いつ読むか
 → 集中力が切れた時、自分の記事の更新後、寝る前
・どんな端末で読むか
 → 基本MBP(コメントや共有時は特に)。研究室にいる時は大きなディスプレイがあるので、Look up(押し込むようにクリックすると小さな画面で表示してくれる機能)で見て横のスクロールの長さを確認して、短いものはそのままの画面で、長いものは開いて読んでいる(伝われ〜〜)。寝る前だけiPhone。
・読む気持ちになるのはどんなときか
 →「作業したくないなあ〜〜〜」
・気持ちによって読みたいものは違うのか
 → 疲れがひどくなるほど、些細な日常系ほっこりを読み漁る傾向……子育てほっこり系とか、今日あったことのつぶやきとか……
・あとは…どんな格好しながら読むか?(笑)
 → か、格好!?えっと……寝る前はパジャマでお布団の中で横になりながら、昼間は普通に洋服を着て、椅子に座っているかな……(面白い返し、うかばんかった)

長くなりました、ごめんなさい……
改めて自分の読むスタンスを考えてみて、ぼんやりと思っていたことを整理するの、楽しかったです!

あきらとさん、企画ありがとうございました!


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