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子育てとフジロック

最近、本を読むことができなくなった。

文章を書きたくても、頭になにも浮かんでこない。

気づいたら何時間も水を飲んでいないことに気づく。


そういう生活が人間を徐々に蝕んでいくことを身をもって感じた7月末。

ちょうどフジロックの配信をアマプラでやっていたので、家で見た。
知らない若いバンドがステージで緊張しながらも演奏をしているのを見て、なんだか涙が出た。大好きなフジロックにはあと数年は行くことができないだろうと思う。でも、こうやって配信をしてくれて、気持ちだけでもフジロックに参加させてくれて、大好きな気持ちを忘れないようにさせてくれて、本当にありがたいなあと思った。普段は制限を設けているスクリーンタイムも今回は気にしないようにして、お風呂や寝る時間も無視して、子供と一緒に映像を見ながら歌い踊った。子供は親が音楽に合わせて体を揺らしたり踊ったりしているのを興味深く観察し、自らも負けじとぴょんぴょん飛び跳ねていた。いつも子育てについてはスクリーンタイムがー、とか生活リズムがー、などと言って一人あくせくしているのだけれど、それより大切なものがあるかもなあと思ったのだった。そして、一緒にフェスに行ったらこんな感じなのかな、などど思って将来がまた楽しみになった。

心の底から感じたのは、音楽を聴いたり文章を書いたり、本が読めなくなる生活をこれ以上続けることはできないなということ。

大事なことを気づかせてくれるのはいつも音楽だったかもしれない。
今までもそうだったかもしれない。
ぼんやりとした頭では具体的なことを何も思い出せない。

ありがとう、フジロック。
また来年!それまで必ず生き延びるよ。

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