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そんな大人になりたい

今日のこと。


今日は、教職を取るにあたりずっとお世話になっていた先生とお話ししに学校へ。
教採の筆記試験や面接の練習を沢山手伝ってくれていたので、教採を受けられなくなったことをどう伝えよう、何から話そうと朝から頭がいっぱいだった。
先日ゼミの先生に、「パニック障害者に教師は無理」と言われたことが心に重くのしかかっていて、今日も言われてしまったらどうしようと不安でたまらないまま大学へ向かった。


いざ先生の顔を見て、教採が受けられなくなったこと、教育実習もいけないこと、パニック障害のこと全部伝えなきゃと思った途端、涙が溢れてしまい先生の前で号泣した。
先生は定年前に校長先生を務めていたこともあり、いきなり泣き出す私を見ても何も言わず、私が全部話し終わるまで優しく聞いてくれました。
さすが教師としか言えない貫禄と包容力で、すごく安心した。

今日先生がくれた言葉は一生忘れたくない大事な言葉ばかりだった。

「あなたは教師に向いている。最初に出会った時からそう思っていたよ。だから時間かかっても、自分のペースでやりなさい。」

人生を一度ストップすると決めてから、ずっと心の中にあったモヤモヤや不安がどんどん消えて、視界が明るくなっていくのを感じた。

「パニック障害の人は教師の仕事ができないなんて、そんなの絶対にありません。仕事はどんなものでも大変。症状が落ち着けば絶対に大丈夫。」

「ゼミの先生が言ったことは、間違いです。大丈夫。」

先生の言葉を聞いて、たくさん泣いた。
そして、私が一番欲しかった言葉を最後にくれました。

パニック障害はとても辛いことだけど、そんな辛いことを経験できたことは財産だよ。辛い経験を生かして、生徒の辛さを理解できるいい教師になれるよ。諦めないでね。

私は、先生が今日くれた言葉で一生心が強くなれる気がした。
先生みたいな大人になりたい。先生みたいな先生になりたい。


休んでいる間はただ楽しいことを見つけなさい、と言われたので、学校から渋谷へ直行して仏教絵画の展示会に行った。
仏教絵画、浮世絵、大好きで心洗われます。
その後は近所の図書館に寄って、世界史の本をいくつか借りて帰宅。
日本史、世界史、もっと勉強してたくさんのことが知りたい。

今日は、いい1日だった!

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