入国後講習中の技能実習生の一日②

①の続きです。

昼休み

午前の勉強が終わったら、12時20分から14時まで昼休みです。
食事は技能実習生が自分たちで作ります。
メニューは食事担当グループが決めています。

以前は日本の物価を知るため、お金の使い方をしるために、実習生が自分たちで買い出しをしていたのですが、物価高の影響でやり繰りが難しくなってきました。
そこで、今年に入ってから職員が食材を買い出しに行っています。

まず、食事担当の実習生達は3時間目の休み時間にご飯を炊きます。
人数分のお米を研いで、炊飯器にセットします。
この時に職員に人数の確認、米使用の許可を取ります。
ここでも職員は実習生がルーティーンが守れているか、職員にきちんと許可が取れるか確認しています。
実習生が日ごろの役割の中で許可を取る、確認する、お礼を言ったり声掛けをするなどが一つひとつきちんとできるか指導していきます。

12時20分に午前の授業が終了したら、食事担当グループは食事の準備を始めます。
ほかの実習生はそれぞれ休みます。
食事の用意ができたら、待っている実習生にそれを日本語で伝えます。
全員が席に着いたら、大きな声で「いただきます!」
少々幼稚に感じられるかもしれませんが、両手を合わせて「いただきます」と「ごちそうさまでした」と言う習慣を身に付けてもらいます。
実際に配属先で言う言わないとあるのは承知してますが、ここでは必要だと思い実践しています。
食事のあとは片付けです。食器を洗ったり、テーブルをきれいに拭いたりします。

清掃

午後の授業がおわったら、掃除をします。
ここでもグループごとに分かれて、清掃を行います。
清掃後はグループごとに清掃が終了したことを職員に報告します。

このセンターでは、一日の中で報告・連絡・相談を何度も行います。
実習生は「ホウレンソウ」を日本に来る前にそれぞれの国で勉強し、もちろん知識としては知っています。
ですが、実際には全然使うことができません。
ですので、どのタイミングで「ホウレンソウ」を行うか、なぜ行わなければならないか丁寧に説明していきます。

夕食

夕食も昼食と同じ手順で進めていきます。

夕食後~就寝まで

夕食後はそれぞれ自由に過ごします。
自習は推奨していますが、なかなか、、、
ですが、ここでは強制していません。
(介護職種は別で勉強については厳しく管理しています。)

外出もできます。門限は20時です。
外出の際は職員に許可を取り、用紙に記入し、出かける時みんなに声掛けします。
門限が守れない時は、もちろん職員に指導を受けます。

21時55分。スマホを職員に預け、就寝します。
研修センターを始めたばかりのころは、就寝前にスマホを預かることをしていませんでした。自己管理できればよいと思っていたからです。
ですが、スマホに関してはどうしても無理でした。夜更かしをする人が多く出たため、やむなくスマホは預かることにしました。

技能実習生は、このような感じで一日を過ごしています。

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