【Rails個人アプリ】企画から開発まで、たわらさんまるごとインタビュー
こんにちは!
株式会社テクトレでTechCommitを運営しているmochiです。
今回は個人アプリ開発者インタビューということで、
人の温かみにすぐに出会える『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』をRuby on Railsで開発された、たわらさんにお話を伺いました。
・Webアプリ開発に少し興味があるIT初学者
・Ruby on Railsを現在学習中の方
・どのようにプログラミングを学び、個人開発まで行ったのか興味がある方
などに当てはまる方は特に参考にして学習や開発にお役立て下さい!
3ヶ月間大自然を堪能したのち、RUNTEQのRailsエンジニアコースを受講。
ーたわらさん、本日はよろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
たわらさんのプロフィール
文系大学を卒業し、健康関連の出版会社に3年ほど勤める。
↓
出版会社を退職し、1年間自分のやりたいことをやる。
そのうちの3ヶ月間を愛媛県で過ごす。
↓
エンジニアになりたいと思い、RUNTEQのRailsエンジニアコースを受講。
卒業した後、株式会社ベストティーチャーで働く(現職)。
ープログラミングを学習する前、3ヶ月間愛媛県で過ごされたと伺いました。
はい、そうなんですよ。
(3年ほど勤めていた出版会社を退職してからは)愛媛県は知り合いが移住していて、そこに泊めてもらったりしていました。
みかん農家で収穫のバイトをしていて、8時間みかん取ったりしていました笑
海があったり、本当に大自然で8時間みかん取ったりしてても疲れなかったですね。
自然豊かでリラックスできて、本当に楽しめました。
ー憧れます!その後にエンジニアになろうと思われたのですか?
そうですね。突然エンジニアになろうと思いました笑
最初はProgateでRubyやRuby on Railsを学んで、何ができるか調べていました。
独学だと発展や応用など厳しい部分があったので、スクールなど検討している時に、RUNTEQを運営されている菊本久寿(ひさじゅ)さんのブログを見ていて感銘を受け、RUNTEQに入ることを決意しました。
ー感銘を受けた菊本久寿さんのブログを教えてください!
はい。
まず、『「未経験から年収1千万」をまじめに考えてみた 』です。
エンジニア転職を考える時期には未経験から3ヶ月で年収1000万?の言説が流布されていました。怪しいなと思っていたところこの記事を見つけて、実際に1000万稼ぐ方法を業界別に細かく高解像度で説明していたところに好感を持ちました。
業界をきちんと知っている人だなと。
あと文体が誠実なのも高ポイントでした。
上記記事で信頼できる人だと思い別記事を読みました。
それが『なぜ今RUNTEQをやるのか』です。
こちらの記事で、スクール市場の混沌とした現状を認識しており、正しい情報を伝えてエンジニアを増やそうという熱意を感じてRUNTEQに決めた次第です。
ーRUNTEQでの説明会はどうでしたか?
そうですね。
担当者が長い時間を取ってコミュニティ内でのSlackのやりとり、講師とのコミュニケーションや就職サポートについて誠実に説明してくれました。
また、RUNTEQの学習内容は企業で使える実務的なレベルのものなので、かなり学習内容が難しく、学ぶ点が多かったです。
そして、卒業後の2020年11月に現職である株式会社ベストティーチャーに就職しました。
ーおめでとうございます!株式会社ベストティーチャーとはどのような会社ですか?
簡単に説明すると、オンライン英会話を運営している会社です。
アプリ(Android、iOS)やブラウザでサービスを提供しているので、英会話学びたいということがあれば使ってみてください!
私はアプリのサーバーサイドエンジニアとして採用され、現在も分からないながらも日々楽しんで働いています。
現在ITエンジニアも募集しているので、良かったら見てみてください。
『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』のコンセプト
ー『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』のコンセプトを教えてください。
はい。
社会に絶望している人が社会への信頼を求めて困っているときに、すぐに人の温かみに出会えるアプリです!
ーありがとうございます!開発しようと思ったきっかけは何ですか?
QiitaにAdvent Calendarというのが2020年12月にあったのですが、RUNTEQ生に参加しようと声をかけてもらい、何か作りたいなと思ったのがアプリを開発しようと思ったきっかけです。
そこでちょうどTechCommitの個人開発コンテストがあったので応募させていただきました。
『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』を開発しようと思ったきっかけは、
まず、他人が1日を生活してどんなことに感謝するのか知りたかったというのと「ありがとう」という言葉を使う場面を日常に用意したかったからです。
他にはボトルメールが好きで、何か似たようなものを作れないかと思案していたら思いつきました。
(ボトルメールとは、瓶に封じて海や川などに流された手紙のことです。
参考:https://www.weblio.jp/content/%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB)
ーボトルメールがお好きなのですね!
はい!
元々「言葉」が好きで、特に本をよく読みます。
ジャンルでいうと小説が大好きで、たまに書いたりしていました。
少し脱線してしまいますが、株式会社ベストティーチャーに入社した経緯の1つに、言葉を事業ドメインにしている職場で働きたいという思いからというのもあります。
ーHatena Blogに記事を投稿しているとお伺いしました。
そうですね。
あとで自分が見返すようとして書いています。
エラーが起きた際、Web上で検索しても微妙に違う記事が出ることが多いので、自分用にまとめ、後に復習するための記録として残していく感じです。
また、業務で教えてもらったことを少し内容を変えて残したりもしています。
これはあまり読者のことを考えていない自分用なのですが、
もしかしたら誰かの役に立っていたら嬉しいなと思って執筆しています。
「ありがとう」の感謝を乗せた『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』
ー工夫した点・こだわりを教えてください。
「ありがとう」の言葉が必ず記入してないといけない仕様にしたことです。
(「ありがとう」を記入しないとかんしゃ丸は離岸しません。)
普段他の人が、身近でどんな感謝をしているか気になっていたためです。
そこに感謝するんだみたいな驚きや、みんな意外と小さいことに感謝しているんだなと感じれば、他人を信頼して、社会を信頼できるのかなと思いました。
他には、世界観を作ったことです。
小さな感謝の積載、乗組員、離岸する、港に戻るなど船の用語をなるべく利用し、UXに関わる言葉に注意を払いました。
ー感謝の積載素敵です!作って良かったと思うことはありましたか?
友人を含め80回くらい使用してもらえたことです。
また、面白かったという声も聞けたことが良かったです。
揺れないかんしゃ丸?エラーにぶつかった時の対処法
ー『それゆけ!はこぶねかんしゃ丸』を開発する際に困難だった点はなんですか?
かんしゃ丸のアイコンを揺らすことです。
CSSのライブラリの適用に少し手間取りました。
CSShakeを見つけてからは実装もかなり簡単にできました。
また、不適切なコメントを消すために、管理画面のところでActive Adminを使用したのですが、同じくこれの導入に時間がかかりました。
中々導入が上手くいかなかったのですが、インターネットで調べて解決していました。
これで不適切なコメントなど消していたのですが、消すのが手動で、急がないとコメントが届いてしまうので時間との勝負をしていました笑
ーそうなんですね!現在開発などでエラーが起きた時の対処法などありますか?
デバックするようにしています。最近は何も分からなかった時に比べてエラーの原因や出どころがわかるようになってきてましたが、まだまだです。
基本を忠実に行い、エラーが起きた際に処理を入れるメソッドを入れて、処理の流れを確認し、それでも分からない場合は誰か他の人に聞いたりしています。
現在働いてる職場では、会社独自の設定などもあるので、いくら調べても出てこない場合もあり、そういった場合は時間を無駄にしてしまうので先輩に聞いたりしています。
「ありがとう」の感謝を乗せた船から飛行機へ
ー今後チャレンジしたいことはありますか?
はい!
まず、かんしゃ丸の音声バージョンを作りたいと考えています。
飛行機で感謝の声が届くようなアプリができたら良いなと思います。
HTMLで出来ると聞いたのですが、現状できていないので挑戦したいと思っています。
また別の悩みとして下品な表現や不適切な表現をどうしようかなと考えています。
また、未経験でIT業界に入ったので、業務を行っている際にも知識不足を痛感しているため、今年の10月までに「基本情報技術者試験」と「Ruby技術者認定試験」などの資格を取得したいと考えています。
他には、自分ができることの確認のためのアプリを随時作っていきたいと考えています。
基本的に業務では分からないことや難しい応用的な部分もあるので、今自分が何できるのかという確認は大切かなと感じています。
それに伴い、お金を稼ぎたいということではないのですが、ビジネスの勉強にもなると感じてマネタイズできるサービスを作ってみたいという気持ちもあります!
ーありがとうございます!最後に個人開発する初心者の方へ何かアドバイスがあればお願いします。
そうですね、何か上手くメソッドを組んで思い通りの配列を作ってみたり、要素を10倍にするなど簡単なことで良いので積み重ねていくのが大事かなと思います。
小さな積み重ねかもしれないですが、それで嬉しくなったり、モチベーションになったりすると思うので。
また、今日出来たこと、楽しかったことを貯め、その気持ちをどこかにとっておくと良いかもしれないです!
まとめ
たわらさんのお話を聴いて特に印象深かった点は、好きなものを個人開発しており、且つ利用したユーザーが「ありがとう」と感謝を享受できる点です。
普段中々言えない「ありがとう」を元に、ユーザーが感謝し合うことは魅力的に感じるので、今後私自身参考にしていきたいと思います。
また、たわらさんが働かれている株式会社ベストティーチャーはiOS/Androidエンジニアとプランナー兼Webディレクターを募集されているとのことなので、興味がある方は是非ご覧ください!
*追記
たわらさんからコメントいただきました!
ありがとうございます!!
是非個人アプリ開発した際はインタビューさせてください!
お待ちしています!
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今後も個人アプリを開発したメンバーのお話を『個人アプリ開発インタビューマガジン』にまとめていきますので、よろしければフォローもぜひお願いします!
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