人生は暇潰し

なんでみんな、ライフステージを軽々と進めていってるの？
みたいな話を、昨日友達としていた。

就職結婚出産子育て……、とか。
仕事に打ち込んで昇進、マイホーム……、とか。

友達が言っていたのは、「みんな暇だから」ということだった。
暇で退屈だから新たなことをして暇を埋めてるんじゃないかって。

なるほど〜と思った。
例えば結婚は、就職して数年して労働に慣れて暇になってきたからするんだって。
もちろん好き同士の人と一緒にいたいとか周囲も婚活してるからとか、他の理由もあるだろうけど。
でも結局は暇だから次の刺激がほしいな〜ってなって結婚するんじゃないかって。

たしかにね、人は同じ状況状態ではいられないよね。
飽きちゃって。
みんな日常に飽き飽きしてるからライフステージをどんどこ進めているんだね、きっと。

みんながすごく立派に見えていた私は、少し楽になった。
そうか、みんな暇なんだな！

もちろん他に趣味とかやりたいことがあればそれをやるのだろうけど、特にない人は子どもを産んで育てたりしてればかなりの時間暇ではなくなるもんね。

みんな忙しいフリしてただけなのか。
私だけが暇なんだと思ってた。
(もちろん本当に忙しい人もいることは知ってる)

不特定の“みんな”が異様に輝いて見えて焦りを感じていたけど、私は私のやりたいようにやればいいのかもしれない。
みんな暇だから立派に見えることしてるだけで、元は私と大して変わらないんだと思えば気が楽だな。
私は立派に見えることはしないと思う、でもだからなんだっていう話。

友達が、別に暇だからって何かやらなきゃいけないわけじゃない、とも言っていた。
何かやりたくなってきたらやればいいし、それまでぐーたらしててもいいのでは、と。
ぐーたらしてるのは性に合わないなと思うけど、ぐーたらしても怒られるわけじゃないんだから、まずは自分を許してあげたいね。
何かしてもいいし、何もしなくてもいい。

人生は暇潰し。
逆に暇を謳歌してもいい。