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みんな同じようにつらいわけじゃない

「つらいのはあなただけじゃない」という言葉にずっと納得がいってなかった。
でも飲み込もうとしていた。

そうは言いましても、やっぱり私の現状つらいよね?!?
と、怒りつつ我に返る。
だってさ、健常者と障害者が同じことできるわけないもんね?!
健常者の人が人生の所々で感じるつらさを、そもそも障害者は味わう機会すらなかったりするもんね?!

私は本来所謂バリキャリになりたかった。
だからもし結婚しても仕事は続けようと考えたりだとか、総合職で求人を探したりだとか、なんかとても意識が高かったのだ。
今は精神障害者として生きていて、毎日心の奥底で悔しいなあって気持ちを必死に鎮めている。
それでもたまに、バリバリ働く女性のSNS投稿なんかを見ると怒りがおさまらなくなってしまう。

もちろんバリキャリ女性にはその人たちなりの苦悩があると思う。
つらいこともあるだろう。
でもそれすらも恵まれていることだと思うのだ。
精神障害者になったらバリバリ働くどころか毎日生きるのに必死。
一日の大半をベッドで過ごすことも少なくない。

だから、「みんなつらい」というワードで障害者を無理やり健常者と同じ土台に立っているかのようにするのはやめてほしい。
同じ土台には立てていない。
足掻いても足掻いても、辿り着けない。

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