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見た目を諦めたくない

数年前にうつ病になった。
抗うつ剤の副作用などで20kgくらい太ってしまった。
それからは万年ダイエッターになった。

コロナが流行ってからは街に出掛ける機会が減った。
お洒落する必要もほとんどなくなり、すっぴんメガネ、適当な服で近所をふらつくことが多くなった。


昨日用があって少し久々に街に出る機会があった。
とは言っても都心に出るわけではないし用が終わったらすぐ帰るつもりだったから、メガネをかけて行った。
服はいつもの楽な感じのもので、化粧は最低限。
髪の毛はハネているところはアイロンをかけたものの、湿気でまたハネてきていたが無視して出発。

用事を済ませていると、横に鏡があることに気付いて、なんの気もなしに見た。
すると映っていたのは、メガネの小太りおばさん…………。
お腹が出ているのがゆったりした服の上からもわかった。
髪はバサバサで、メガネが野暮ったさを助長していた。
とにかく太っているし、老けて見えた。

私は先日29歳になったばかり。
まだ一応20代なのだ。
それなのにこの小太りおばさん感はまずい。

薬の副作用で激太りしたことでまず色々諦めてしまっていた。
薬を飲みながら元の体重に戻るのはどうせ無理だ……、と。
そしてコロナで自分を着飾る機会も失ってしまった。
だから今、最低最悪の見た目の自分が出来上がっている。

昨日鏡で見た自分には本当に衝撃を受けた。
このままではいけないと思った。
どうにかしなければ。

本当は諦めたくない。
自分のことをもっと嫌いになるような自殺行為はしたくない。
年齢相応の綺麗な見た目でありたい。
きっと見た目に納得がいけば少しは自分のことを好きになれる。

私はまだ、自分を諦めたくない。
できることをやろう。

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