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自治体に公務員クリエイターをおく価値

前回、動画制作やマーケティングを学ぶGlocalKクリエイティブスクールを開校したことをお伝えしました。

7月のGlocalKクリエイティブスクールでは企業や自治体の広報やデジタル担当者を中心に、DXでYouTube参入を進めるフリーペーパーの担当者からスチールカメラマンまで参加してくださいました。
その中に福岡県鞍手町の職員さんが参加してくださったのですが、「町の職員採用ページに動画を掲載した」と連絡がありました。「スマホ1台で売り上げを上げる!ファンを増やす!」が募集のコピーだったのですが、その通り、スマホ1台で作った動画です。


鞍手町は人口1万5000人あまりの小さな町。町長は「町の情報発信がうまくできていない」とお悩みの様子でスクールに若手職員を派遣してくれました。スクールでは撮影や編集よりも企画づくりや、作り続けることができるチーム編成やスケジュール作りに力を入れています。そこで職員が出した企画のテーマが「筋トレと鞍手町」でした。「筋トレをすれば体が成長するように、鞍手町も鍛えれば必ず成長する!」というコンセプトで講師もびっくり。そのままスマホ1台で卒業制作をつくり上げ、リメイクして採用ページに掲載しました。

「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう。心にちょっとしたユーモアを添えて」と言わんばかりのメッセージは、町への就職を考えている学生さんに必ず刺さるだろうと思います。
何より嬉しかったのが、見終わった後の感覚。「なんか皆、明るい」。動画では、受講生だけでなく若手の職員が様々な肩書で登場しチームを作っているのがわかります。伝えたいという熱意は伝播する。こういう職員が3人、5人、10人、そして1つの部署に1人と広がっていけば、鞍手町は必ず「でたんいい」広報力を持った自治体に変貌していくことでしょう。伝える熱量が伝播し始めた鞍手町。小さな町からのジャイアントキリングを期待しています!

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