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【日本一周】沖縄が嫌いになった話

こんにちは。バイク2ケツで日本一周している夫婦の妻「おもち」です。

我々は2022年12月上旬から下旬にかけての約3週間、沖縄に滞在していました。
そして様々なものごとを体験した結果、沖縄が嫌いになりました。もう少しマイルドな言い方をすれば苦手になりました。

沖縄にハマって年単位の長期滞在(「沈没」といいます。)をする旅人も数多くいる中、
何故、沖縄を嫌いになってしまったのか、詳しく話していこうと思います。


沖縄は旅人の理想郷?

旅をする中で他の旅人から沖縄の話を聞く機会は多いです。
それはつまり放浪癖のある人間にとって沖縄は理想的な場所ということを表しています。

我々も沖縄に上陸する前は、他の旅人と同じように沖縄にユートピア的幻想を抱いていました。

また沖縄の現実を知った今でも、たしかに旅人にとって過ごしやすい環境ではあると感じます。
理由は以下4点が考えられます。 

1、宿泊費が安い

   沖縄とくに那覇などの都市部はドミトリー形式の安宿が多く、宿泊費を相当安く抑えることが出来ます。
1ヶ月以上の長期滞在ならば1泊1000円以下も可能です。
これはもちろん日本国内だと最安水準です。

2、食費が安い

   観光客向けのレストランで食べればもちろんそれなりの額を取られます。
ですが、自炊やパーラーなど地元民向けのお店で食事をすれば安く抑えることが出来ると思います。
 しかし他県と比べて特筆して安いという訳ではないです。

3、仕事が豊富

   UberEATSなどのデリバリー系、サトウキビ収穫などの農業、リゾートバイトなどなど…
職種は多岐にわたり需要も多いため、働き口に困ることは無いでしょう。
しかし残念ながら最低賃金は時給853円と国内ワースト1位で、実際の求人も時給900円〜1000円ちょい位のものが多いように感じます。(2023年2月現在)

4、旅人コミュニティ

    沖縄は温暖な気候と金銭的な面での過ごしやすさからか、旅人が集まりやすい県です。
特に「陽キャタイプ」の若者たちはコミュニティを形成しており、その輪に入ることが出来れば生活や情報交換といった多くの面で得をすることでしょう。毎日国際通り近辺で仲間と楽しく過ごすことが出来ます。


沖縄における旅人たちの生き様はなんとなくお分かりいただけたでしょうか?
ここまで説明しただけだと、「なんだ!沖縄楽しそうじゃん。楽しめないお前らに問題がある」と思われそうですね。
まぁ「お前らに問題がある」はあながち間違いでは無いのですが…。
ここからは、ついに本題。
何故、我々が沖縄を嫌いなのか理由を説明します。

沖縄の嫌いなところ

1、天気が悪い

    沖縄のイメージといえば、「燦々と照りつける太陽と綺麗な海」でしょうか?
これは正解でありハズレです。
残念ながら沖縄は天気が悪い日もかなり多いです。
夏は台風が幾度となく襲来し、冬は大陸の高気圧の影響で基本的に天気が悪く曇りがちです。
またスコールのように突発的な雨が降ったり、少し移動するだけで空模様が著しく変わったりすることもよくあります。
実際、沖縄滞在中の約3週間で一回も雨に降られなかった日は10日くらいです。
バイク乗りの我々にとって、安定しない天候は本当に辛いものでした。

2、路面状況が悪い

    沖縄の一般道って他県のそれより明らかに白いんです。

嘉手納基地付近

何故かご存知ですか??
実は、アスファルトに石灰が含まれています。
道路が白く見えるのはこの石灰成分のせいです。
そして、この石灰がまぁ滑る滑る。
本当に腹立たしいほど滑る滑る。
特に雨の日なんか最悪です。石灰を含んだ道路は濡れるとより滑ります。雨の日は、道全体がマンホールの上のように滑りまくるんです。

前述したように、沖縄は雨が多いんです。
つまり、雨×石灰で絶望のハーモニーを奏でちゃってる訳です。
バイク乗りにとっては文字通り死活問題です。

3、那覇3K問題

    これは私が勝手に言ってる造語です。

3Kといえば、結婚したい男性の3条件を示したもの等が有名ですよね。(高学歴、高収入、高身長)

わたしが提案する「那覇3K問題」は

・クサい
・汚い
・危険

です❤

まず、「クサい」について、
那覇の繁華街はクサいです。那覇に住んでいる・関わっている方々申し訳ありません。
クサいです。
繁華街ってどこの街もそれなりに臭うものだと思いますが、その比ではなくクサい。
すえたアルコール臭に小便と南国感ある甘みを足した感じの臭いです。
年中通して湿度が高いことも臭いが残りやすい原因なのかなぁと思います。
また、那覇の某ゲストハウス・リ〇ルア〇アはクサいことで有名ですが、実際クサすぎて居られない程クサかったです笑
エキゾチック系の謎臭に皮脂と加齢臭を足した臭いでした。
地獄です。

そのゲストハウスよりも更に上を行くクサさだったのは北谷(ちゃたん)の某ホテル。
那覇の激臭ゲストハウスで疲弊した我々は小雨の降る中、北谷へ向かい、某ホテルを利用しました。
こちらはなんと部屋内にゴキブリ臭が充満していました。
ゴキブリ臭が分からない皆さんは幸せ者ですね。我々は、10数年放置されてゴキブリの住処になっていた家に住んでいるので知っているのです。(今は綺麗でゴキブリ居ないです😍)
気持ち悪いので深く語りませんが、ゴキブリ臭は存在します!!

ゴキブリの臭いを嗅ぎながら寝る夜はもう二度と御免です。

北谷・アメリカンビレッジ

次は「汚い」について。
国際通りエリアに行ったことがあれば分かると思いますが、ゴミがめちゃくちゃ落ちています。雨で濡れてドロドロのよく分からない物もたくさん…。
昼から路上で寝ている人も散見されますし、立ちションも未だ横行しています。

最後に「危険」に関して、那覇は治安悪いです。
日本一周など今まで散々全国を旅してきた我々の感覚的に日本で一二を争う治安の悪さです。
治安が悪い都市といえば、皆さんどこを想像されるでしょうか?
新宿、西成、名古屋、北九州etc…
このあたりの大都市圏でしょうか?
那覇に対抗できるのは、名古屋の「栄エリア」くらいなもんだと思います。
ガラの悪い若者が酔って大騒ぎしているのが那覇と栄の共通点です。

あと那覇の治安に関して、衝撃的だったエピソードがあります。フェリーで沖縄に着いた夜は那覇郊外の快活CLUBというネットカフェに宿泊したのですが、そこの客層が信じられない程悪かったんです。
店内はクソデカ独り言や唸り声を発するおじさん達で溢れかえっていました。
まぁこれだけなら100歩譲って受け入れられます。しかし隣席から謎の水音が聞こえてきた時は本当にゾッとしました……。多分、席でおし〇こしてたんですよね。信じられません。
我々は快活CLUBのヘビーユーザーで全国各地の店舗を利用したことがありますが、もちろんこんな体験初めてでした。
高いフェリー代払ってとんでもない所に来てしまったと絶望しました。

汚い街で生きる猫

4、ノリが合わない

    これが一番沖縄にコレジャナイ感を感じたポイントです。沖縄に長くいる旅人って若くて勢いがあって皆で遊ぶのが大好きみたいなタイプの方が多いです。いわゆる「陽キャ」系の人ですよね。
路上で芸をやってお金稼いで仲間と支えあって毎日楽しく遊んで…って多分本人たちは凄く楽しいんだろうな。
我々は「陰キャ」過ぎて怖くて無理でした( ˙꒳​˙  )
輪に入れませんでした。
これは我々が完全に悪いです、ごめんなさい失礼しました。

まとめ

    つらつらと文句を垂れてしまいましたが、結局沖縄が合うか合わないかは人によります。実際、沖縄にハマってしまう旅人も多いわけですし。
我々も本部(もとぶ)やヤンバルはとても快適に過ごす事が出来ましたし、観光地でも美ら海水族館は大好きです。
沖縄の全てを否定している訳では無いです。
あと語弊がないように言っておくと、お金を節約して派手に遊ばない「旅」をするには沖縄は向いていないと思いますが、一般的な「旅行」であればとても良いところだと思います。
沖縄はあくまで「リゾート地」なんですよね。

沖縄にいる時からTwitterで小言をツイートしていましたが、今回は何故沖縄が嫌だったのかちゃんと文章にすることが出来てスッキリしました。
旅人の皆さんは、私の文章を参考に沖縄に過度な期待はせず上手に満喫して欲しいと思います。











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