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2X歳が大腸内視鏡検査を受けた話

こんにちは。かしわもちぃです。
今回大腸内視鏡検査を受けたので備忘録として残しておこうと思います。
まさか2X歳でこんな検査をするとは思ってなかったとだけ言っておきます。

※注意
あくまでも自分の体験・感想です。専門家ではないのでこういうパターンもあるんだなくらいに思ってください。また、「大腸」内視鏡なため排便などの表現が出てきます。ご注意ください。

ステータス

①20歳前半
②持病ありで毎日服薬中(直接は関係ないですが)
③小さいときからとてもお腹が弱い

簡単にこのような感じです。緊張するとすぐにお腹が痛くなりトイレに駆け込むタイプです。ちなみに年1くらいで腹痛が激しすぎて意識を飛ばしたり気分がとても悪くなることもあるくらいです。

きっかけ

いつだったかは全然覚えてないですが排便をしてトイレットペーパーで拭いたら血がついてました。今思えば血が出た時点で病院に行けばよかったのですが、そのときは痛みも対してなかったのでどこかきれちゃったのかな?くらいにして放置してました。あと普通に他人(家族含む)に「トイレ行ったら血が出た!!」(マイルド表現)なんて言いたくなかったのもあります。


そして一人暮らしを始めてn年の冬。事件は起こりました。

「便器が真っ赤だ……!!!!!!!」
ここ最近、なんか痛いなとは思っていましたが血も対して出ていなかったので完全に放置していました。その時はあまりの光景に顔を真っ青にさせ、え?これ光の関係とかじゃない?ほんとに今自分から出たもの?とか思いましたね。
今思えば以前は出ていなかった痛みがある時点で良くはなっていないのになんで放置していたんでしょう。愚か。これはいかんと思い速攻で消化器内科の受診予約をしました。

診察(1)

問診→触診→採血の流れでした。


問診は以下の点を聞かれました。(全部ではないですがおおよそこんな感じだったかと)
 ・いつから出始めたか
 ・量はどのくらいか
 ・何色か(赤、黒、ピンクなど)
 ・普段の食生活(刺激物は食べてないか、暴飲暴食はしていないかなど)
問診が終わった後は触診です。痔の可能性があるかもしれない、ということで直接診てもらいます。


自分は基本的に病院で服を脱げと言われても医療行為なのでそれはそれ、と割り切れる方なのですが、医師が異性だったということと部位が部位というのがあり恥ずかしさがやばかったです。下脱いでねと言われ脱いだら膝までガッと下げられ体育座りの状態から真横に倒した形で診察が再び始まります。これで始まるんか?まじ?と思いましたが極力配慮してもらったのと看護師さんの「恥ずかしいけどごめんね~」の言葉に救われました。あれがなかったら大暴れしてたかもしれない。

触診は正直想像しているより苦痛でした。なにか変な器具を入れられた瞬間息が詰まったのを覚えています。器具を入れられたあとに肛門付近を診られました。時間にしてほんとにすぐだったのですが違和感がすごかったです。医者の「すぐ終わるからね」「痛くないからね」は何歳になっても信用してはいけないと思いました。


触診が終わるとどうなっていたかを教えてもらえます。自分の場合は肛門付近は異常なし、中(器具を使うと5cmほど見れるらしい)も特に異常ないけど強いて言うなら充血してる箇所があったくらい。血便のこれといった原因ではないだろう、とのことでした。
ここまで聞いて嫌な予感がします。次に言われたのは「もっと奥の方の原因かもしれないので大腸内視鏡検査をおすすめします」でした。血便が出ている状態として考えられる病気を教えてもらいます。その中に大腸がんの可能性も無きにしもあらず、ということだったので今日のところはとりあえず採血してまた結果がくるころに再び来院です。(一応炎症を抑える塗り薬を処方してもらいました)
この歳で内視鏡検査?がん?まじ?とか思いながら帰路につき、家族に急いで連絡をしました。あと大腸内視鏡検査について調べまくりました。まぁずぼら人間なので一晩寝たら「これネタにできるな」と思い始めたのですが。


ちなみに「お嫁にいけない」(ぴえん)と連絡したら血出てるほうがいけないだろうがよと家族から返されました。ごもっとも。

診察(2)

1回目の採血結果→採血(感染症確認)→検査の諸注意


ここまでおよそ1週間だったのですが痛みが出るととりあえず処方された薬を塗る、といったような生活を送っていました。使い方が悪かったのかこれといった効果はあまり感じられませんでしたが……
ちなみにこの頃には不安も特になく、むしろ「やれない経験できておもしろw」とか思ってました。能天気人間ですね。

採血結果は異常なしだったのでがんの可能性は低い、という診断でした。ただ血便は明らかに異常なのでやはり内視鏡検査を勧められたのでお願いしました。

内視鏡検査をうけるにあたって感染症確認のため再び採血です。毎週血取られるなーと思いながら各種同意書にサインしてすぐに終わりました。

検査の諸注意はたくさん受けました。大腸内視鏡検査の仕組みなど色々なことを教えていただきましたが「全部紙に書いてあるのでこれを読んでいただければ大丈夫です!」とのことでした。耳から耳へと抜けるので大変助かります。
あとは前日の食事制限の注意などを受けました。検査食を購入することもできたのですが基本家から出ないのでまぁなんとかなるでしょ、という精神でお断りさせていただきました。制限結構あるな……、まじかよなどと思い諸々の紙、腸内洗浄液、同意書などを片手に帰宅しました。内視鏡検査はおよそ1ヶ月後に予約できたのでよかったです。

前日準備

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自分は検査食を購入しなかったのでこれに従って食事をします。真剣に買い物をしたのですが色々と買い忘れてしまい、これは大丈夫これはダメなど少し苦労しました。
夕飯は20:00までに終わらせることが地味にきつかったです。これ今回は雑炊にできましたが夏だともっと悩んだんでしょうね。詳しいその日のご飯はTwitterをどうぞ。

知り合いと通話しながら腹減った、甘いもの食べたい(買ってくるのを忘れた)、焼き鳥食べたいなどと言ってました。

検査当日(洗浄編)

検査受けるまでにそこそこの血便は3回ほど出ています。突然頻度が増えたのでヒーとなりながら当日を迎えたことを書いておきます。

案内用紙に従い飲み始めます。11:00から検査だったのですが洗浄液は9:00から飲み始めること。
なるほど。余裕あるな。そう思っていたのは間違いでした。
2L分作り終えコップに注いでタイマー15分セットし、いざゴックン。

「まっっっっっっっっっず!!!!!なんだこれ!?」

この洗浄液本当にまずい。スポーツドリンクの塩分と甘さのバランスをぐちゃぐちゃにした感じ。そもそもスポーツドリンクの味が苦手なので洗浄液飲みながら別で用意したお茶を飲む、みたいなことをしてました。これ朝一ですることではない。急いで濃いめのお茶を用意した自分えらい。
モビプレップ、名前覚えたからな。かわいい名前して全然かわいくない。モビプレップめ。

右側には便の状態(写真付き)を記入するところがあります

案内用紙にはこのようにチェックシートがあるので様子を見ながら書き込んでいきます。自分の場合は2杯飲んでもお腹がたまに鳴るくらいで焦りました。3杯目を飲み始めてから(飲み始めてから30分後)お腹を強めにさすったり部屋の中を歩き回ったり少し動きながら飲んでいたら突然もよおしてきました。

「す、すごい……!!!腹痛を伴わない下痢だ……!!!」

これほんとすごいんですよ。いつも腹痛のときは信じてもない神にこのときだけ祈りながらトイレに籠もるんですが、腹痛がない。でも水みたいな液体に近い便が出る。飲んだ分だけドバシャーッと水がでます。
注意書きに脱水状態ってなんだよと思っていたのですが確かにこれはなるなと思いました。

自分は1L飲み終えてその後の水分補給のタイミングで便が透明になったので徒歩で病院へ向かいます。ちなみにまだ残ってる洗浄液も使うかもしれないので持参せよ、とのこと。
洗浄液を飲み終えたてで怖いので社会的に死ぬことのないように、病院までトイレポイントを念の為通過してから向かいました。

検査当日(検査直前の病院での準備編)

病院で受付をすると待合室で待つ暇もなくすぐに更衣室へ通されました。
下はお尻の部分に切れ込みが入ったズボンを渡され、この上に普通の検査着を着てくださいと言われました。

着替えが終わり、検査待合室で待っていると次は血圧測定と鎮静剤打つときの血管確保です。
この血管確保というやつ、最初は生理食塩水の注射筒とつながっているのですが、検査直前に鎮静剤のものとすりかえるのだそう。腕に注射筒を固定されながらまた少し待合室に戻されます。

検査開始!

名前を呼ばれ検査室へと通されます。ここになって急に不安感がきますがとりあえず検査台に横になります。指先や手首になんか装置をつけられて固定していた注射筒の中身もかえてました。
と、ここで内視鏡が登場。思ったより太くね?とビビりちらかし看護師さんに痛いですか?と聞きました。

「今から鎮静剤うつから痛くないですよ~~初めてだもんねぇ、大丈夫だぁって!」
「ホヒ……」

肩をポンポンと叩かれいざ鎮静剤注入!聞いていたフワフワ感や眠気などはまったくありませんでした。なんか薬入れられてるなーくらい。

ボーッとしていたらいつの間にかカメラが中に入っていました。モニターを見ながら自分の腸ってこうなってるんだ……とか思いながらボーッとしていると突然大きな違和感が。
ふぐぅ、みたいな変な声を出しているとちょうど折れ曲がっているところを通過中なので腹部の膨張感、とのこと。さらになにかやっているところをモニター越しに見ていましたが正直腹の方でそれどころではない。変な汗と息を吐きながらどうにか盲腸の方まで到達したみたいです。

あとは戻ってくるんですがこちらは全然なんともなかったです。ずっとモニター眺めて会話できる余裕があったくらい。洞窟みたいに右、右、左と進んでいく様子が見られてとてもおもしろかったです。
てかソーセージ作ろうって言った人、よくこんな腸にいれようと思ったな。帰ったら何食べようとか思い始めてました。

カメラを抜いて検査終了です。鎮静剤の効果がきれるまで別室で寝かせられます。腹が張ってほんとにやばかった。

診察

検査着から着替えて診察です。自分はこのときの副作用?のほうが少し強かったように思えました。話は聞けるけどレスポンスに数秒かかる、みたいな。ボーッとするような感じです。確実にわかるのは腹の張り具合がまじでやばい
例えるなら膨らませた風船。ほんとにそんな感じ。たぶんあのときの自分の腹もつついたら割れてそう。はよトイレ行きてぇ~と思いながら足は勝手に診察室へ。

結論:大腸に問題なし

まじ?じゃああの血便なんだったんだよ……と思っているとおそらくどこかで切れてしまったのだろう、とのこと。(赤い血なのでおそらく肛門付近だけどそちらも異常なし。直腸の可能性もあるから見たけどこちらも見当たらない。なんで?)

どうやら肛門付近で切れてしまうとすぼんだ状態で傷を治そうとするので排便時にまた傷ついてしまうのだとか。まぁ本気で治そうと思ったらまた別の専門医に行かないと治らないですね、とのことでした。

まぁ血便の改善はされなかったけどなにか大きな病気じゃないと分かっただけでも良かったです。
あと診察中、ほんとに腹の違和感すごすぎて「ッス……」「ハイ……」みたいな蚊の鳴くような声でしか返事できなかったのはほんとに申し訳ないと思っている。

かかった費用とか

こちら保険適用となるので3割負担です。
今回、【6,610円】かかりました。おそらくなにか異常見つかって処置とかするともっと高くなっていたと思いますがほんとに何もなくてよかったです。

ちなみにやっとの思いで帰宅し、味濃い昼食はまじで美味しかった。ありがとう、自分の健康な体。

本当は血便の原因を探るべくすぐに別の専門医にかかるべきなのですが、ちょっと疲れたので気が向いたらいきます。
というのもここ数年でガラッと環境が変化しすぎたので無意識下のストレスもあるかもしれん、みたいな話です。まあ落ち着いたら行きます。

2X歳で大腸内視鏡検査を受けた人間の体験談でした。

一連のバタバタしている様子をモーメントにしています。

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