5年後の自分
「1年後どうなるかなんて分からないよ」
◎
先日、初めて業界人ぽいことをさせてもらい、麻布十番の全品値段不明の居酒屋からの絶対口説けるらしいBARで朝まで飲ませてもらった。
先輩の前職の職場の人達と。
いろんな新鮮なお話が聞けて、今いかに自分が狭い世界で生きているのか分かった。
「5年後とか10年後の目標って言われてもピンとこないでしょう」
正直分からない。
来年自分が何をしているかも、半年後に何をしているかも分からない。
◎
「僕の5年後の目標聞きたい?この前会社の面談シートに書いたやつ」
先輩がふと思い出したように言った。割と冷静にいろんなことを見ているタイプであり、世の中を常に面白がって生きている。
「オリンピックに出る」
とりあえず卓球って書いておいた、なんて笑いながら話す先輩の姿に思わず吹き出したが、心の底から”すげえ人”だなと思った。
この業界が特殊なのかもしれないが、人生は面白がったもの勝ちなんだと思う。
どうこう言われて周りを気にして生きてたらすごくもったいない。
今だからしかできないこと、今だからこそできること。
◎
ひとまず、わたしは大学を卒業し、
ついに会社に属さないフリーランスになった。
すごく短いけれど、25歳までは好き勝手に生きると決めて働いている私には時間がない。興味があることにはすぐに飛びつきたい。
出版業界はもちろん、自分自信も5年後どころか、3ヶ月後すらどうしているか分からない。けど、今を生きます。
◎
「ほら、そのカツ最高にエロく食べてみろ、そしたら業界人認めてやる」
しばらくは業界人っぽくなれなそう。
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