5年後の自分

「1年後どうなるかなんて分からないよ」

先日、初めて業界人ぽいことをさせてもらい、麻布十番の全品値段不明の居酒屋からの絶対口説けるらしいBARで朝まで飲ませてもらった。

先輩の前職の職場の人達と。

いろんな新鮮なお話が聞けて、今いかに自分が狭い世界で生きているのか分かった。

「5年後とか10年後の目標って言われてもピンとこないでしょう」

正直分からない。

来年自分が何をしているかも、半年後に何をしているかも分からない。

「僕の5年後の目標聞きたい?この前会社の面談シートに書いたやつ」

先輩がふと思い出したように言った。割と冷静にいろんなことを見ているタイプであり、世の中を常に面白がって生きている。

「オリンピックに出る」

とりあえず卓球って書いておいた、なんて笑いながら話す先輩の姿に思わず吹き出したが、心の底から”すげえ人”だなと思った。

この業界が特殊なのかもしれないが、人生は面白がったもの勝ちなんだと思う。

どうこう言われて周りを気にして生きてたらすごくもったいない。

今だからしかできないこと、今だからこそできること。

ひとまず、わたしは大学を卒業し、
ついに会社に属さないフリーランスになった。

すごく短いけれど、25歳までは好き勝手に生きると決めて働いている私には時間がない。興味があることにはすぐに飛びつきたい。

出版業界はもちろん、自分自信も5年後どころか、3ヶ月後すらどうしているか分からない。けど、今を生きます。

「ほら、そのカツ最高にエロく食べてみろ、そしたら業界人認めてやる」


しばらくは業界人っぽくなれなそう。

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