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大人のイヤイヤ期とその抜け出し方~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑫~

ここのところ、友人・知人に出産が続いております。ママ(パパも)がんばれ~と、子育てに思いを馳せて(いや、私自身には全く関係ないのですが笑)、ふと。

小さな子どもたちが迎える「イヤイヤ期」。自我が芽生え、意思を持った子どもが、大人の提示するあれやこれや何でも「イヤ!」と拒否する、あれ。

子どもだけでなく、大人にもあるよな~と思ったんです。

何もかも全てひっくるめて「もう、イヤ!」と思うこと。
仕事かプライベートか人間関係かはたまたそれ以外のことか、それは人によって、あるいはタイミングによって様々かもしれないけれど、
思わぬ事態が発生してパニックに陥ったり、対策を考えようとするけれど何から手を付けて良いかわからなくなってしまったり。
そういう時、クシャクシャに丸めてゴミ箱に捨てるみたいに、全てまとめて投げ出したくなる、そんなこと。

ありませんか? ないですか?? 

私はあります(笑)。しかも、まあまあな頻度で。

たとえば、私は編集・ライターの仕事をしていますが、雑誌の〆切り近くなって新たな企画が持ち上がった時。
取材して記事を書くという業務は当然のこととしてありますが、それ以前に取材を実現するための段取りがあります。
どういう記事にするのか、具体的な構想も必要です。
ほかにも取材や原稿を抱えていて、当たり前ですがそれらも同時に進めながら段取りをしなければなりません。
いっぺんにたくさんのことをやらなければいけなくなり、段取りが苦手ということもあって、「あれもこれもやらなくちゃ…あ~もう全部メンドクサイ!無理!!」と思ってしまうんです。

それはもう、全て放り出してふて寝したいくらいの気分です(笑)。

子どもらならそれでも可愛らしさがあるかもしれないし、その幼さゆえにしょうがないな~くらいで済むかもしれませんが、大人ではそういうわけにはいきません。
仕事の責任が果たせないわ、他人に迷惑をかけるわ、ダメな奴だと信頼を失う可能性だってあります。

じゃあ、どうしたら良いか。
それは、丸めてクシャクシャにしちゃったものをきれいに整えることに尽きます。
全部をひとまとめにして大層なことだと捉えてしまっていることの本質=実態を捉え直すこと。

塵も積もれば山となる、と言うように、1つ1つはとるに足りないことでも、わ~っと集めてしまったがゆえにとてつもなく巨大な山のように感じられてしまっているだけ、ということが少なくないからです。(諺の使い方としてはふさわしくありませんが、大目に見てください)


到底自分には越えられない山、先の私の仕事の件で言えば、こなし切れない量のやるべきことがあるように感じられてしまっているのですが、〝本当にこなしきれない量なのか〟、一旦落ち着いて考えてみるべきなのです。

ということで、先ほどの仕事の件に話を戻すと、
取材をするためにはまず取材対象となる人や場所と日程の調整をする必要があります。
カメラマンも手配しなければなりません。
その取材がロケなどの場合、出演するモデルスタッフの手配も必要になります。
すでに挙げたように、並行してほかの取材や原稿作成も行わなければなりません。
・・・・・・
確かにやるべきことはいろいろとあります。でも、逆に言えばこの程度なのです。
もちろん、これをいっぺんに同時に片付けるのは無理です。でも、1つ1つ要する時間は原稿作成以外はそれほどのものではないですし、順番にこなしていけば良いだけです。
もっと言えば、自分だけで手が回らないのであれば、ほかのスタッフに協力してもらえば良い、こなす手立てはあります。

大事なのは、「全部」「無理」と、可能性ゼロのように決めつけてしまわないこと。本当はいくらでもある道筋を、自ら閉ざしてしまい兼ねませんから。

物事の実態、事実をきちんと見極めること。
たくさんのことが絡み合ってしまっている時は、1つ1つ分解すること。
そうすれば、絡み合っている時は複雑に感じられても、分解したら1つ1つはシンプルなことかもしれないのです。
そうして実態がわかると見通しが効くようになり、安心でき(時には「大したことないじゃん!」とさえ思えたり)、クリアな思考で手段を考えることもできるし、集中してやるべきことに取り組むこともできるはずです。

私がこんな風に考えられるようになり、実際に対処できるようになってきたのは大人の絵日記学のおかげ。絵日記学を通じて、事実を見つめる意識と、事実に対してどうするべきか考える思考力がだいぶ鍛えられました。
以前は、「無理!」と思って思考停止してしまう(←仕事をする上では、これが一番厄介!)ことが多かったし、停止時間も長かったのですが、最近ではそういうことが減ってきたように感じています。
ということで、無事にイヤイヤ期を卒業できそうです(笑)

大人であっても、思考を働かせると同時に、感情も自然と働くもの。
ただ大人だからこそ、感情に飲み込まれず、きちんと事実を見つめ、思考を働かせるようになりたいもの。
そう思う方は、大人の絵日記学のページを覗いてみてください→→→https://enikki-gaku.com/

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