明日が来るのが怖い。

それが数年前の私の状態。

毎日、何かしらの不安や苦しさ、しんどさがあって。一日一日を何とか過ごしているような感覚で。家に帰ると、どっとやって来る疲れと同時に明日もまたこんなじゃないかという漠然とした不安に襲われて。そんな明日から逃げたくて、なかなか眠ることができなかった。

寝ても寝なくても変わらず明日は来るのに。遅くまで起きてても、翌日変わらずに出社するわけだから、余計にしんどくなるだけなのに。

頭ではわかっていてもむしろ余計に体がこわばり寝付けないほど、恐怖に囚われていたあの頃。
そんな自分を変えたくて、もがき続けて、私にとってとても重要な出会い、そして数年かけての自分自身の努力を経て。

不安も苦しみも、情けない自分の姿も、怒り狂ったけっしてきれいでない感情も、一方でもちろん楽しいことや幸せを感じることも、ちゃんと自分で向き合って“掴める”ようになってからは、気づけば明日は怖くなくなっていた。
たとえ、かつてと同じような感情に襲われても、その感情とどんな風に向き合えばいいかがわかっていて、どう行動すればいいかも導き出せるはずだと思える。

「大丈夫だよ」って、自分で自分に言ってあげられる私になれた。
自信がない=自分なんて信じられない、と思っていた自分のことを信じられる私に少しずつでもなってきたということなのだと思う。

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