002 交渉

 最近、友人の転居の準備を手伝っている。物件探しの前に予算・設備・間取りなどの一緒に確認しながら、まずはネットで探している。気になる物件を見つけたら、とりあえず電話。そして、ダメで元々と考えながら交渉する。交渉するのは「フリーレント」「賃料」の2つだ。Webの掲載通りの条件で良ければ、交渉するのは時間の無駄。そのまま下見を選ぶなり何なりすればいい。

 そもそも、交渉とは何か。一言で表現すれば「需要と共有の再調整」の作業だ。お互いの意見を言いながら、妥協点を探る。お互いにとって損をしない条件を出しつつ、合意に導く必要がある。

 今回のケースで考えれば、「物件」の人気の有無が一つの鍵。人気の物件であれば、貸し手に主導権があり、人気がない物件であれば、「借り手」に主導権が来やすい。早く空室を埋めたい家主の心を揺さぶる考えをイメージしておく。ダメで元々。失敗したら次の物件を探せばいいだけの話。シェアハウス:ことぶき荘を立ち上げた時は、「家賃を5,000円下げる代わりに、2年以内の退去であれば違約金1ヶ月もらう」とお互いにとって悪くない条件で契約した。

 交渉の材料は結構ある。やらなきゃ損。それだけの話。