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歩いて京都から東京まで行った話 東海道徒歩旅【前編】

記念すべき第2回目の投稿です。
前回は僕の自己紹介をしましたが、今回はより深く知ってもらうためにも、
学生時代にした旅の話をしようと思います。

目標や夢の話を先にしようかと思ったのですが、
僕の人となりを先に知ってもらってからのほうが、
スッと頭に入ってくるかなと思い、この話をします。

さて、タイトルにもある通り、僕は大学2年の時に、
「歩いて京都から東京まで行く」という旅をしました。

今回も読みやすいように目次を作りましたので、順にお話ししていきたいと思います。

今回は長くなりそうなので、【前編】と【後編】に分けます。

目次
1.旅に出た理由となぜ「歩き」に拘ったのかについて
2.旅の行程
3.旅の装備
4.印象に残った出来事、場所、人
5.ゴールの日本橋で起こった奇跡
6.歩き旅あるある
7.この旅が僕にくれたもの

1.旅に出た理由となぜ「歩き」に拘ったのかについて
まず、旅に出た動機についてですが、大学生になり行動範囲が広がったこと、違う世界を見たかったこと、先輩に同じように歩き旅をされた人がいたことなど、理由は様々ですが、一番には、
「海外を旅してみたい気持ちが強かったからこその国内」
という理由がありました。
海外志向が強かった当時の僕は、沢木耕太郎さんの「深夜特急」に強い憧れを抱いていました。
しかし、海外に行く前に、自分が生まれ育った国をあまり知らない。海外に行ったときに、「お前の国はどんな国だ?」と聞かれた時の回答を、当時の僕は持ち合わせていなかったのです。

というわけで、旅のモチベーションは日本という国を知る、ということでしたが、それでは次に、「なぜ歩きだったのか?」という話に移っていこうと思います。

なぜ歩きだったか、この理由は至ってシンプルです。
聞いたことが無い、誰もやりそうにないことだったからです。
自転車やバイク、電車、ヒッチハイクの旅などは、既に聞いたことがある。
歩きだけで旅をするのは、ゼロでは無いだろうけど確実に少ないはず。
そういった理由と経緯で、公共交通機関、乗り物を使わない、
僕の徒歩のみ移動の一人旅は始まりました。

2.旅の行程
次に、旅の行程についてですが、出発したのは8月の初旬。真夏も真夏でした。
そこから2週間かけて東京へ向かいました。
もちろん歩きのみの旅ですので、途中でどんなイレギュラーがあるかわからないので、
予定はアバウトなものでしたが、計算としては、
京都→東京の距離約500キロ、
1日40キロ進む、
2週間=14日で14✕40で560、
       14✕35で490となるので、
だいたい1日40キロ歩けば2週間で東京にたどり着くことになります。
もちろん毎日40キロ地点に街があって宿があるわけではないので、
25キロしか歩かない日も、50キロ歩く日もありました。
愛知県岡崎では、台風にも遭遇して1日足止めを食らいましたし、
祖父母の家がある静岡では1日休息を取るなどしました。

ちなみにスタートは京都・三条大橋、ゴールは東京・日本橋と、
東海道の終点と始点をそれぞれスタート地点とゴール地点に定めました。
江戸時代の人々の気持ちを味わって「昔の人は偉かった」を体感したい気持ちもありました。
以上が旅の行程になります。

3.旅の装備
次に旅のお供をしてくれた装備品たちの紹介になりますが、
45リットルのバックパックはもちろん、
最重要だったのは靴と杖でした。

靴はランニングシューズ専門店に行って、
「東京まで歩きたいんですけど(笑)」と
無理なお願いをして選んでもらい、せっかくなので東京マラソン開催を記念して作られたモデルを選びました。
「多分500キロも歩いたらそれだけで潰れると思います」と店員さんには言われましたが、今でも無事に実家の靴箱に元気に眠っています。

次に杖ですが、これは登山用の杖です。
これをついて歩いていくわけですが、これの有る無しでは膝への負担が大きく違ってきます。
出発前に練習で通っていた大阪の大学から京都の実家まで歩いたときは杖無しだったのですが、
膝の疲労度は大きく変わりました。
この杖は歩き旅の必需品です。
歩き旅を検討される方はぜひご用意を。
休憩に寄ったところに忘れて行って引き返すことが多々あるのでご注意を。笑

少し長くなりましたので、
今回はここまでにして、前編と後編で分けましたので、
次回は後編、
4.印象に残った出来事、場所、人から
7.この旅が僕にくれたもの
まで一気に語っていきたいと思います!

長文拙文にお付き合いいただきありがとうございます!
次回もお楽しみに!

小野トロ


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