最近読んだ本の話 vol.79
「最近読んだ本の話」の第79弾です。いよいよ涼しくなってきた、と思っていたら、今日は夏のように暑いです。今週は最近読んだ本を3冊ご紹介します。
1、金原 ひとみ『デクリネゾン』
仕事、家庭、恋愛の全てが欲しい女たちとその家族的つながりを描いた最新長編小説。
二度の離婚を経て、中学生の娘である理子と二人で暮らすシングルマザーの小説家、志絵。
最近付き合い始めた大学生の蒼葉と一緒に暮らしたいと娘に告げるが───。
恋愛する母たちの孤独と不安と欲望が、周囲の人々を巻き込んでい