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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

今日は、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」を観ました。
この作品は、確か公開当時に映画館で観たのですが、10年以上経っているので、いい感じに内容を忘れていて、楽しんで観られました。
時系列的にいうと、アベンジャーズシリーズの最初の作品にあたります。

第二次世界大戦の最中、ひ弱なため徴兵検査に何度も落ちた青年が、科学の力でヒーローとなって、悪の組織と戦う…
いかにもアメコミらしいヒーローですが、アベンジャーズの他の面々と比べると、キャプテン・アメリカはとても人間くさいのが特徴です。
空も飛べないし、必殺技があるわけでもない。あくまでも(強化されたとはいえ)自分の肉体(と盾)を使って戦います。
正直、スーパーヒーロー揃いのアベンジャーズの中に入ってやっていけるのだろうか、と心配になるくらいなのですが、その印象は後の作品によって、いい意味で裏切られることになります。
久しぶりに観て思ったのは、アベンジャーズを離れて一本の独立した映画として、なかなかよくできているな、ということでした。
愛国心に燃え、自分を犠牲にして国家に尽くす…一歩間違えると、鼻持ちならない国策映画になりかねない題材を、うまく料理して、上質のエンターテインメントに仕上げているな、と感じました。
何十本もの映画を連ねて、一つの大きな物語を描く、という気宇壮大なアベンジャーズ・プロジェクトを、荒唐無稽なほら話に終わらせないために、キャプテン・アメリカはなくてはならない存在だと思います。

アベンジャーズシリーズのファンの間では、どのヒーローが一番好きか、ということがよく問題になりますが、私は、現時点ではキャプテン・アメリカが一番かなあ、と思います。
それは、おそらく、上記のように彼が極めて人間くさいヒーローだから、なのでしょう。
今後も、彼の活躍に注目していきたい、と思います。

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