もうすぐ25が終わる、やり残したことはないかい

「昔思っていた大人にはなれなかった」

というのは誰もが口にすることだと思う。歳を重ねてもなぜかわたしはわたしのままで、人間的に大きな変化なんて起きなかった。

おたまじゃくしがカエルになるように、身体や考え方に大きな変化が起きると思っていたら、基本飲料が三ツ矢サイダーから角ハイになったくらい。あとは全部、なにも変わらない。大人になるってそんなもん。

それでも毎年、誕生日を迎えるたびにひとつ歳を重ねた自分や、1年を終えるたびに新しい年を迎えた自分に期待することをやめない。そこに成長がないといえるのだが、何か成し遂げられたり人生の大きな一歩を踏み出せる気がしてしまう。

「25歳」

この年齢に対して小学生の頃は結婚しているだろうと思っていたし、中学生の頃は武井咲になってる予定だった。それは無理やな、と察したハタチには47都道府県を制覇しているだろうと思っていた。

残念ながらすべて叶っていない。
なんならうんこうんこ言って笑ってるし、持ち物はキャラものだし、デパコスなんて全然使ってない。

とはいえ、退化しているわけでもない。
まだぎりホモサピ。
ただ好きなものが洗練されただけ。
年齢というイメージに合わせて物を買わなくなったことはある意味進化。大人になったといえる。
お、成長ポイントみっけ。

最近、まわりに結婚やら転職やらいろんなニュースが増えて、みんなから近況を聞くのが楽しい。
発言力をもったから仕事もそこそこ楽しい。
それでもそれなりにしんどい。
私よりしんどい人がまわりにたくさんいると思うとしんどいとも言ってられなくてしんどい。
（言わせてもろてるけど）

「25歳、こんなもん？あっけなくない？」と思ってしまうけれど、以前美容師さんに夏を楽しめなかった話をしたら「その時はそれが限界だったから仕方ないです、良いんです」と言ってくれた。
それなりに、わたしなりに今を必死に生きてきたので「そこそこ頑張ってんじゃん」と自分で思えることが嬉しい。これで良いのだ。

そんな25歳。

ちなみに、26歳の自分には痩せてることを大いに期待する。
期待であり目標ではない。
しかも、まるで明日が誕生日かの様な話をしてきたのだが25歳は残り3ヶ月もある。
その間に努力するかどうかは私の気分次第である。そういうところが特に成長しないので来年もまた同じことを言うのだろう。