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2022.09 T病院を受診したら手術することになりました

2022.09中旬某日

会社に戻り、早速T病院を予約します。
総合病院を受診するのは初めてで、初っ端から自動音声ガイダンスに従うというシステマティックさに少々ビビりました。
無事、予約担当の方に電話がつながり、K先生に診てもらいたいこと、紹介状をもらったことを伝えました。そして話は予約日時の相談へ。予約が取れたのは翌日の午後でした。この日そのままT病院へかかる気満々だったので、やや出鼻をくじかれた気持ちですが仕方ありません。大きな病院に即日かかるのは難しいということを学び、この日は大人しく業務に戻りました。
 

2022.09中旬某日その2

翌日、予約時間をめがけてT病院へ向かいます。
T病院の最寄り駅は降りたことのない駅だったので、少し余裕を持って会社を出たのですが、これが大正解。方向音痴を炸裂させ、普通に行くより時間がかかってしまったのです。早めに出たわたし、グッジョブ。
なんとか到着して受付を済ませ、K先生の診察室へ向かいます。口腔外科かな?と予測していたのですが、向かうべきは頭頚部外科。舌なのに頭頚部外科なんだ?とこのとき初めて、自分がかかる科を知りました。診察室に呼ばれるまでは待合室で待ちます。ぼんやりと待っていると、わたしの番号が呼ばれました。
 
K先生の第一印象は、THE理系。お医者さんが似合う人だなぁと思いました。親切で穏やかな先生ですが、コミュ力おばけの異名を持つわたしとしては、あまりお喋りが得意ではなさそうな印象を受けました。まぁ、こちらがコミュ力おばけなので気にしたことではありません。
診察室の椅子に座って、口内炎のことを話します。春からあって、痛みはなかったけれど、最近ちょっと痛くなってきたという内容です。一通りわたしの話を聞いた後、先生が口の中を診ます。「あ~これね」などと言いながら診たあと、鼻からカメラを入れてのども診ました。それから、もう一人先生を連れてきて、「なるほど」「たしかにそうですね」などと言いながら、2人で舌をチェックします。知識皆無の一般人代表にはわからない短い会話をしたあとは、診察室にいるお医者さんはK先生だけになりました。
診察の結果、K先生が話してくれたのはこのような内容です。

・今日、舌を診ただけでは判断できない
・がんの可能性もなくはない
・診た感じ、舌白板症の可能性もある
・がんかどうか調べるには、患部の組織をとって調べる必要がある
・舌白板症だったとしても、放っておくとがん化する可能性が高い

これをもって、K先生がわたしに提示したのは2つの選択肢でした。
「患部の組織を取ってがんかどうか検査する」か「手術で切除してしまう」か。正直、めちゃくちゃ悩みました。一旦持ち帰りたかったのですが、どうやらこの場で決めなくてはダメな様子…。いずれももちろん麻酔はするものの、痛くて怖いのは変わらない…最初から手術してしまえば一度で済むな、という結論に至り、手術することを決めました。
 
そうと決まればさくさく話は進んでいきます。
先生と手術日と入院日を決め、看護師さんからそれらについての説明を受けます。いくつかの書類にサインもしました。それが終わると入院前の検査です。歯医者さん、血液検査、尿検査、レントゲン、肺活量…そのほかにもあった気がします。これらをスタンプラリーのように巡ってクリアしていくのです。この時点で時刻は15時過ぎ。お気づきでしょうか…わたしはランチを食べていません…。ショックと空腹でヘロヘロになりながら、検査スタンプラリーをこなしていき、ようやく終えたのが16時くらい。さらに疲れが加わって、今まで我慢していた悲しい気持ちがぐわっと押し寄せます。
あとは会計だけ、と思いきや、残っていたのが入院手続き。そうだった…最後に行かなきゃダメなんだった…いよいよ泣きそうになりながら、入院手続きの部屋へ向かいます。ここでは、事務スタッフさんから入院に関する案内を、看護師さんから治療に関する案内を聞きます。正直、ここまで到達した頃にはメンタルが崩壊していたため、ひどくつっけんどんな態度を取ってしまいました。今更ながら、あの時の事務スタッフさん、看護師さん、申し訳ありませんでした。
 
17時近くなってようやく会計を終え、母に電話で報告。そして、車で迎えに来てくれたパートナーと一緒に帰宅したのでした。


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【この記録はエッセイの02、03とリンクしています。】

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、また別の記事でお会いしましょう!

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