入院用の荷物、何に入れてく?
わたしが入院するとが決まって、すぐさまパートナーが引っ張り出してきたのは、大きなPPバッグでした。100円ショップやニトリなどでも手に入る、ビニール素材の袋です。我が家にあった一番大きな袋がこれだったということに尽きるのですが、このPPバッグ、わたしにはぴったりだったかなぁと思っています。
その理由をお伝えすべく、今回は入院用の荷物を何に入れて搬入するかについて、わたしの独断と偏見で3つ紹介したいと思います。
PPバッグ
わたしがPPバッグで良かったと思っている一番の理由は
日常で使っていないものだから
です。入院は、できればしたくないネガティブな印象のものだと思います。だからこそ、お気に入りのものを持ち込んで気分を上げたい(例えばここに書いたぬいぐるみとか)と思う反面、今ポジティブな印象のものをネガティブに塗り替えたくないという思いも持っています。
例えば、旅行用のスーツケースです。楽しい時に使うものを入院で使いたくない、病院へ持っていきたくないという思いが、わたしはものすごく強かったんです。
その点、PPバッグは普段の出番ゼロ。使ったのは、マンションの水漏れで洗濯機の使用が禁止された際に、コインランドリーへ洗濯物を運んだくらいです。可哀想なことに、我が家のPPバッグはネガティブな時に持ち出されてばかりですが、そのくらい印象が薄いものゆえ、わたしのメンタルダメージもなかったわけです。PPバッグは比較的安価で手に入りますし、わたしと同じタイプの方、いらっしゃったら新たに購入するのも一手です。
ただし、持ち物がほとんど布(タオルや下着など)だからと油断すると、めちゃくちゃ重くなります。場合によっては持ち手がちぎれてしまうこともあるかと推測できますので、荷物が多い方には不向きかもしれません。(わたしは荷物が多かったので、その点では超不向きでした…)そして、ちぎれないまでも、たくさん入れるとそこそこ重たくなりますので、入退院に誰か付き添ってくれる人がいない場合はあまりおすすめできないバッグと言えそうです。
スーツケース
おすすめされている方も多いですよね、スーツケース。こちらのメリットは、何と言っても持ち運びの楽さではないでしょうか。コロコロと転がして移動できるので、体力が落ちていても比較的楽に移動させられます。また、自立してくれるので、一旦床に置いてまた持ち上げて…といった苦行とは無縁です。とにかくスマート、それがスーツケースの魅力です。
難点をあげるとすれば、かさばることかな。個室に入院する場合は何も気にならないと思いますが、大部屋の場合は一人一人に与えられているスペースが限られています。その限りあるスペースにスーツケースを置くことになりますので、少々圧迫感はあるかと思います。わたしの場合、後に書くことになりますがたくさんの点滴をつないでおり、機械を使って落としていた期間も長かったので、スーツケースがなくても何だか狭くて身動きがとりにくい…看護師さんも動きにくそう…みたいな状態になりました。
ともあれ、もし入退院時は一人だという方は、スーツケースが断然おすすめです。
ボストンバッグ
こちらも定番、ボストンバッグ。大きさも丈夫さもいうことなし!手に持つことも肩にかけることもできて、便利だと思います。小さいポケットもたくさんついているので、荷物がかばんの中でいっしょくたになることも避けられるという、超優秀アイテムだなぁと思います。柔らかい素材が多く、ある程度変形できるので、病院のロッカーに合わせて無理やり押し込む…なんてこともできるでしょう。(もちろん中身を全部出して畳むことも可能ですよね。)ご自宅に眠っている率も比較的高いような気がします。(デザインの流行はさておいて。)
ただ、ボストンバッグはたくさん入るからこそ、重い…!具合が悪い、または病み上がりの体にはなかなかの苦行かと思われます。また、ポケットを多用しすぎてどこに何を入れたかわからなくなってすぐ出せない、という可能性もゼロではない…(え?わたしだけ?)ということで、整理整頓上手で入退院時に荷物を持ってもらえる方なら使いこなせるのではと思うアイテムです。
まとめ
この3つは、実際に入院しているときに目にした、周りの方がよく使っていたバッグです。K先生チルドレン(K先生の患者さん)は男性が多いのですが、40代や50代と思わしきKチルはビジネスっぽさもある小さめの旅行鞄をお持ちでした。
一方同フロアの女性陣は60代以上が圧倒的多数で、キャリーバッグ派と旅行鞄派に分かれていた印象。
わたしの推しであるPPバッグは、他に使っている人を見かけなかった気も…しかし、PPバッグのいいところはもう一つあるんです。それは、ある程度形がしっかりしているもの(中敷きはなくとも底がきちんとあるもの)を選べば、ロッカーにそのままぶちこんで使えること!ずぼらなわたしにはぴったりでした。ついでに言うと、わりかし部屋移動が頻発する病棟でしたので、荷物をすべて解体してしまうのはハイリスク!ぶちこみで使っていれば、急な部屋移動も準備が楽ちんなんです。(劇的に楽なわけではないけれど、「そのまま入れてるし…!」と思えて精神的に楽。)
結局のところ、自分の性格や入院スタイルと合うかどうかという話に尽きるのですが、少しでもご参考になりましたら幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、また別の記事でお会いしましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?