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②4/1 バットに宿らすその魂~35~

4月1日(日) 対中日ドラゴンズ
先発投手 C大瀬良-D笠原
Carp WIN!! 8-3 勝利投手 大瀬良

前日の猿猴川で見た桜の美しさに惹かれ、
「どうせなら宮島の桜も見たい!」
早起きして宮島へ向かったこの日。
宮島を右往左往していると、
マツダスタジアムへ戻ってくるのはギリギリになりました。

シートノックを見ていると、外野のメンバーに異変が。
ライトに居るはずの51番の姿がなく、
そこには35番と7番(37番だったかも)の姿が。
昨年の手術を考慮して誠也はお休みか
(前日もフル出場でなく途中交代させておけばよかったのに)と
思っていると、スタメン発表の時間に。
4番には我らがブラッドが、
そしてライトには下水流が6番で就くことに。

2016年シーズンにブレークの兆しを見せたにも関わらず、
昨年は良いところを見せられなかった下水流。
年も若くないだけに、
今年の成績次第ではクビの2文字もちらつくシーズン。
そう多くないであろうチャンスを必ず掴み取ってほしいと、
開幕して僅か3日ではありましたが、強く感じました。

スタメン捕手には磯村が入り、
これでカープは開幕3連戦で全て先発キャッチャーが代わる事態に。
磯村の能力は間違いないですが(個人的に凄く買っています)
まるで2連覇を果たし3連覇を狙うチームとは思えません…

先発投手は2017年シーズンは2桁勝利したものの、
6回持たずでの降板も多かった大瀬良。
それぞれ今年が大事なシーズンになってくる選手が多く出場する
この試合、試合前からワクワクドキドキが止まりません。
(毎試合ですが)

大瀬良は2回までに5奪三振を奪う最高の滑り出しをすると、
迎えた2回裏。
2死から「代役」の下水流が打席に入る。
1-1から迎えた3球目、高めのストレートを捉えると
打球はグングンセンター方向へ。
伸びに伸びた打球はそのままバックスクリーンへ飛び込んだ。
中日側もカープファンもチームメイトもそして本人も。
誰もが予想していなかったであろう貴重な先制ソロの一撃が
センターバックスクリーンへ突き刺さった。

共に無得点で迎えた4回表、
大瀬良の「飛翔病」が出てしまい、
ビシエド、平田にソロを浴び逆転されてしまう。
昨年の大瀬良なら、ここからズルズルいってしまうところだが
2018年verの大瀬良はどうか。

裏の攻撃、先頭の菊池が倒れ打席に立つのは不動の3番丸佳浩。
1ストライクからカーブを捉えると、
レフトへ飛び込む2試合連続となる同点弾。
去年までは中距離砲だった、彼が今年は長距離砲へ進化?
いや、まさかとは思いつつ周りのファンとハイタッチをかわした。

この回は同点どまりで、迎えた5回裏。
先頭下水流がレフト前で出塁し、安部がきっちりバントを決め
(下位打線へ下っていくのに結構手堅い野球)、
1死二塁とすると、緒方監督の起用に応えた磯村が
センター前で続く。続く大瀬良がバントを試みるも失敗し、
1番の田中へ。
CCダンスをまだかまだかと心待ちにする子ども達を横目に、
田中はレフトへ2点ツーベースを放ち勝ち越し!

再びリードをもらい6回のマウンドに立つ大瀬良でしたが、
1死を取ったところで計86球で中田廉へ交代。
今思うと、このころはまだ信頼されてなかったんだなーと。
その後は今村、ジャクソン、九里亜蓮と繋ぎ、
打線にはブラッドのスリーランが飛び出すなどし、
見事8-3で勝利し、開幕3連勝を飾りました。

試合後のお立ち台には下水流が立ち上がりました。
今シーズンの下水流は、
何かといい場面で印象的な働きを見せた下水流。

丸佳浩が抜け外野の枠が1つ空く来シーズン。
これまでのようなスポットでの活躍でなく、
センターあるいはライトのポジションを奪うような活躍に
来季は期待したい。

<ぷちぶち下水流メモ>
横浜高校→青山学院大学→ホンダと「野球エリート」の道を
進んできた下水流。
性格が良い選手がそろっているカープの中でも
その人柄は確かなもので、社会人時代
「会社へ残っていれば部長になれる」と評されたほど。
将来的にはスカウト部門とかで活躍するかも。

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