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2017年 映画ベスト10!!

さてさて、2018年になって1ヶ月以上過ぎようとしているこの時期にようやく書き始める2017年の映画ベスト10! まいどの自己満足の上、私自身の忘備録です(最近、本当に物忘れが激しくてイヤになっておりますの)。

2017年に見た映画の本数は55本。自分の中では今までの人生で一番見た年だった。年初から、韓国映画の特大クラスの3本「お嬢さん」「コクソン」「アシュラ」と来たもんだから嬉しい悲鳴だったわね。それに続いて「新感染」とかも来ちゃってまぁ大変(ニヤニヤ)。もっと来てちょうだい、韓流映画!今年も待ってます。

しかし、ランキングをつけるのは難しいなー。って、誰にも頼まれてないけど、やりますわよ!

第10位:帝一の國

期待してなかったけど、大変おもしろかった。他人からみればバカバカしいことに一生懸命取り組む姿はもはや感動すら覚えてしまう。そして今をときめくイケメンたちが勢揃い。キャスティングが神がかっていたね。旬の俳優さんの瑞々しい魅力が満載ですよ。何も考えずに楽しめます。

第9位:パーティで女の子に話かけるには

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の妖しく不思議な世界に、BOY MEETS GIRLという恋愛要素を盛り込まれたら…。やっぱりいいよね。これぞ映画!!という体験をさせてもらいました。

第8位:モアナと伝説の海

映画の中で終始問いかけてくる「私は何がしたいの?」。アラフォーになった今でもいつも思っている。「私の心が向かうところはどこ?」。そして、今の若い女の子たちが様々なことに囚われることなく、自分の思った道へ進めますように……と祈りを込めてしまう。

第7位:新感染

昨今の韓国映画の思いっきりの良さ、テーマに対してぶれない信念を持って制作する強さが帰結したような一本。「コクソン」もそうだったけれど、「何が作りたい」のかハッキリしている。7位に「コクソン」を入れてもよし。入れ替え可能。観客動員数が見込めるであろう人気俳優に頼らない感じもよい。まぁ、コン・ユさまは人気俳優だけどね。アタイも大好き。

第6位:未来を花束にして

今、現在、私たちが当たり前のように持っている参政権。当たり前すぎて、なんなら面倒くさくて選挙に行かなかったりする人も多い。その権利がつい最近まではなかったこと、そして、女性が参政権を手にするまで壮絶な戦いがあったこと忘れてはいけない。そして、その権利が儚いことも心に刻んでおかなければならない。

第5位:KUBO 二本の弦の秘密

出だしの5分で「KUBO」の世界観に引き込まれた。ストップモーションアニメという膨大な時間と労力がかかる手法を使って、日本文化が持つ美しさを惜しみなく描かれていて、情景の美しさだけでグッとくる映画。そして、少年が失意の中から成長していく物語にもグッとくる。作り手の愛がビシバシ伝わってくる映画です。

第4位:お嬢さん

公開されてから1年近く経つけれど、あの時の衝撃が忘れられない。男と女であろうが、男同士であろうが、女同士であろうが、人と人が出会ってお互いビビビッ(表現が古い。松田聖子ちゃんのやつよ)と来たらもうGO!なのです。ひとりぼっちだった二人が「ビビビッ」と出会って、「二人でひとつ」になった時の強さには目を見張るものがあった。自分がどう変わってしまうのかちょっと怖いけど、ビビビッと来る人に出会いたいもんです(アラフォー独女、心のつぶやき)。あと、もう衣装が好き。あれ全部着たい。mameの洋服みたい。女子がときめく衣装。

何よりイヤなものはイヤNOはNO! 自分の身体は自分のものなのです。それは当たり前のことよ。そこんとこ夜・露・死・苦。

第3位:ムーンライト

こちらも忘れられない1本。折に触れて映画のワンシーンが思い出される。タイトルの「ムーンライト」が象徴するように、傷つけられ虐げられた人の悲しみや痛みが、夜の静謐な空気と、空から降り注ぐ柔らかな月の光に包まれ、神様のような何か大きなものが守ってくれているような…。誰か一人でも自分の心にそっと寄り添ってくれる人がいれば人生なんとかなるのかもしれない。

第2位:ドリーム

あぁ、もうなんて良い作品なんでしょう。良い作品なんて陳腐な言葉しか出てこない自分に情けなくなる。この映画を見ると、男とか女とか人種とか、そんなくだらないことを気にする世の中から早くみんなで解放されちゃおうよ、と思ってしまう。その方が絶対にハッピーになれるのにな。今の世の中(これまでの世の中も)は自分で自分の首を締めている感じがする。

第1位:ああ、荒野(前篇・後篇)

です!! これは誰が何と言おうか1位であります。今の日本において二本立てで5時間を越える作品を作ってくれたことにまず感謝。内容を削ろうと思えば、削れただろうけど濃度が薄くなる。今をときめく菅田将暉が主演とは思えないほど泥臭い内容の映画(菅田くん、お尻丸出しだったしね)。出演者も含めた制作サイドが本気で作ったことが見ている側にも伝わってくる。

そして、韓国人俳優のヤン・イクチュン。二人の主演俳優が素晴らしかったのは言わずもがなですが、周りを固める俳優陣もホントに凄かった。互いの演技が互いの演技をさらに高めていくようなことがあったんだろうなぁと勝手に想像しています。

以上が2017年の私的ランキングです。

「LA・LA・LAND」やMARVEL様のようなエンターテイメント的な映画も大好きなんですが、やはりランキングとなると外れてしまうのよね。別のランキングに入れたいくらいなのよ…。

2017年は濃い映画が満載の1年でした。当たり年だったな~。2018年もいろんな作品に出会えますように!

#映画 #コラム #映画評 #2017年度



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