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色気を浴びる2時間 Nulbarich ONE MAN TOUR 2018 "ain’t on the map yet"

Nulbarich ONE MAN TOUR 2018 "ain’t on the map yet"に参戦してきた。

2017年の夏は自分的になかなかヘビーだったが、Nulbarichを聴いて乗り切った感がある。なので、絶対にワンマンは行きたい!と思い、ファミリーマート先行に応募し(様々な手数料が加算されて合計金額に驚くやつ)、見事当選!!!…………が、振込期限という罠にはまり、チケットが無効になるという失態を起こす始末(みんな、マジで気をつけろよ!)。しかーーし、そんなことでは諦められぬ。チケットキャンプすなるところで無事にゲット!! Nulbarichよ、一筋縄では行かせてくれないね。なかなか大変な道のりだったぜ……ふぅ……。って単に自分のポカミスが原因。岡山県の彼、神戸の彼女、お顔は存じ上げませんが、出品してくれて本当にありがとう!!

3月14日ホワイトデー当日。特に何の予定もないアラフォー未婚女は、友人と友人の息子氏である高校一年生男子と満員御礼のなんばHatchへ。ざっと見たところ、母親に連れてこられた小学生の女の子から、ナイスミドルのオジサマまで老若男女、さまざまな年齢層のファンでごった返していた。ここまでファン層が広いライブは初めてかも。開演前からファンの熱気がすごい。

おそらくこのライブ以降、今よりもっとブレイクするであろう雰囲気がプンプンしている。チケットも取りにくくなるだろうし、でっかいホールとかで演るんだろうなぁと一抹の寂しさも感じつつ、ライブへの期待が高まる。

19時30分、開演。ヴォーカルのJQ氏が登場すると会場のヴォルテージが一気に上がる。おしゃれな丸メガネにふわっとしたパーマ。なで肩にぴったり似合う黒の柔らかなジャケットにオフホワイトのシャツという、まぁ~自分を知り尽くした姿で登場。写真で見ていると「胡散臭い人だな」「詐欺師かいな?」という印象であったが、実物から発散されるお洒落さと漂う色気にくらくらしてしまった。はい、すっかり虜です。

そんなお洒落なJQ氏。言葉を発すると、まずチャラい。まぁ見た目もか……。一声目の挨拶を聞いただけで、思わず「チャラっ!」と言ってしまったくらいのチャラさである。しかし、それが彼の魅力になっていて、人生ずっと王様街道を歩いてきたであろう人のたっぷりの自信と、そこに才能やかわいげもプラスされるもんだから、もう魅力がすごい!!

こんな男、誰だって好きになるよ~。こんな人が彼氏だったら、嫉妬や疑心暗鬼に囚われて身も心ももたないね。どんな女と付き合ってるんだろう。メンヘラのアーティスト系や、NO.1キャバ嬢くらいしか太刀打ちできないとみている。

JQ氏の魅力のノックダウンされ、話が反れてしまいましたが、ライブパフォーマンスも素晴らしかった! ヒッポホップやブラックミュージック、ポップス、ロック、ジャズなど、様々な要素が「Nulbarich 」ならではの音楽に昇華されていて、お洒落というよりも洒脱という言葉がぴったりくる。お洒落なだけれではなく、そこから抜け出しているというか、さらに進んでいる感じ。

彼らの音楽を聴いていると、夏の葉山の海を連想する。葉山をご存知ない方に説明しますと、『お洒落な大人が集まって、のんびりとお酒を飲んだり、海に入ったりして楽しむ場所』です。全国どこにも葉山のような場所はありませんのであしからず(知らんけど)。夏に東京付近に行くと葉山に連れていけとせがむミーハー大阪人がワタクシです。ドヤ顔で語りましたが、数回しか行ったことがありません。(どなたかの素敵なお写真をお借りしました。ステキ♥)

また話が脱線しました。本題に戻りますと、JQ氏、歌がものすごくうまい。ピッチや音程にズレがなく、声量もあり、聴いていてまったくストレスがない。その上、声が非常にエロい。なんだ、あの声。腹が立つくらいに良い声です。音も外さない、人の心も逸らさない。場の空気を掴むのが抜群にうまい。バンドを結成してわずか2年とは思えない。これも天性のものなんだろうな。

すごいセンスと色気を撒き散らし、2時間のライブがあっという間に終了。お酒を飲みながら海の近くでのんびり聴きたいな~。5月の森道市場にもNulbarichが出演するそうだ。チケットをゲットしておいてよかった。グッドジョブ、自分! 今から楽しみだな。高校生男子もアラフィフのお姉さまもすっかり骨抜きにされておりました。

ちなみに、Nulbarich( ナルバリッチ) という名前は造語で、

Null( ゼロ、形なく限りなく無の状態)
but( しかし)
Rich( 裕福、満たされている)

「何も無いけど満たされている」

だってさ~。おっしゃれー。そうありたいもんですね。

#コラム #音楽 #ライブ #Nulbarich



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