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わたしは外国人

みなさん
こんにちは、こんばんは、はじめまして!
わたしは5/27〜6/13までフランスに行ってきました。初めての一人で海外旅行。
旅の記憶を何か形として残しておきたくて、文字として記録しておくことにしました。


なんでこんな円安の時に海外旅行?
わたしの中では今行くタイミングだったので円安であろうと行きました。そのために頑張って貯金しました。

あれだけフィンランドに行きたいと
言っていたのになぜフランス?
わたしはフィンランドに行きたいと言い続けていたのですが、去年フランス人の友達と出逢ったことがきっかけで、フランスのライフスタイルやマインドに興味が出てフランスに行くことを決めました。
フランスへ行く直前にスキンケアブランドの接客販売をしていたのですが、このブランドを監修していたのがフランスで※フィトテラピーを学んだ日本人女性でした。
(※フィトテラピー…ギリシア語で「Phyto = 植物、therapie = 療法」を意味し、フランス発祥の植物療法のこと。)
この時にフィトテラピーのことや、フランスではアロマは医療品として扱われているということを初めて知り、たまたま入れた派遣の仕事だったのであまりにもタイムリーすぎて驚きました。
もともと自然治癒力への興味はあったので、後押しするかのようにフランスへの興味が増しました。
今行くタイミングではなかったフィンランドにもいつかは行きます🇫🇮




今回の旅の目的は4つありました。

一つ目は、フランスのリアルな日常を自分の感覚でいろいろ吸収する。
観光がメインではなかったので、観光客が行くような場所にはあまり行かず、日常を感じられるような場所やお店に行くことが目的でした。

二つ目は、アートを楽しむ。
芸術の都フランスに行くならアートは存分に楽しもうと意気込んでいました。

三つ目は、会いたい人に会う。
実は、フランスに行く前からパリ在住の人たちと知り合うというなんともミラクルなことが出国前から起こっていました。
フランス人の友達にも久しぶりに会いたかったので、わたしフランスに呼ばれてる!と頭の中がお花畑でした。

四つ目は、前に進みたかった。
わたしは、2年前にパニック障害を発症しました。発症してしばらくは人に会うことが怖かったり、電車に乗ることも怖くて外出できない時もありました。ごはんが急に食べれなくなる時もあり、美味しく楽しく人とごはんを食べたいのにそれができませんでした。
わたしの場合、軽度の症状だったので重症化せずに済んだのですが、またパニックになることがとにかく怖くて辛かったです。

パニック障害をなんとかしないと、海外旅行なんて遠い夢で終わってしまうと思ったので、自分に合う対処法を試してみたり、自分の内側を深く知ることを積極的に行っていました。
不安を紐解いていくことでを少しずつ不安を抱くことが減っていき、やっと海外に行く心の準備ができました。
もし海外でパニックになった時のことも考慮して、お気に入りのアロマや好きなお茶、いつも持っているお守りなど安心できるアイテムも持っていきました。




前置き長くなりましたが、わたしはいろんな思いで旅に出ました。
旅先でわたしが素直に感じたこと、感動したこと、おもしろエピソードなど盛り込んで書いていきます。
気楽に楽しんでいただければ嬉しいです!

では、フランス旅行の幕開けです✈️






今回の旅は、パリ→ニース→アルザスの順番で周った。

France map


フランスの面積は、日本と比較すると日本の1.5倍。
「フランスといえばパリ」は、誰もが頭に浮かぶはず。
この言葉のせいか、パリはフランスの面積をほぼ占めているのだとわたしはずっと思っていた。でも実際のパリはとても小さく、わたしの勝手な固定概念は嘘だったことに気づいた。笑

行きのフライトは、セントレア発シンガポール経由パリ行き。
シンガポールまでのフライトは6時間半、トランジットは8時間。
初めてのトランジットだったので行きのフライトからドキドキしていた。

出発当日、朝5時半に家を出発。
ありがたいことにお父さんお母さんが空港まで車で送ってくれた。
空港に着いて現金をユーロに両替。わたし本当に海外に行くんだ〜と、この時実感したのを今でも覚えている。
スーツケースを預けにカウンターへ向かう。時間が早すぎたため、受付が始まるまで並んで待機した。受付が始まり無事スーツケースを預け、ちょっとホッとした。
が、ここでやらかしてしまったことに気づく。
スーツケースのダイヤルロックをし忘れていた。ロストバゲージも不安だったが、とにかくわたしのスーツケースよ開かないでおくれ!と念を送りまくっていた。

その後、保安検査のゲートへ行き、ここで親とバイバイした。
朝早くから本当にありがとう。
朝ごはんにスコーンとコーヒーを買って搭乗口付近で食べた。
いろいろと緊張していたのもあり、口の中の水分を全部スコーンに奪われた。

わたしの周りには外国人がほとんどだった。
日本を出ればわたしは外国人になるのか〜と、そんなことを思っていたら搭乗時刻が来た。
席に着いて荷物を整理して、機内用のスリッパに履き替えてリラックスモードに。
飛行機が動き出し、いよいよ離陸。
この瞬間は何回経験してもドキドキするし、死を覚悟してしまう。
離陸後、安全ベルトを外してOKのサインが出た時、わたしは離陸成功の拍手を心の中で小さくしていた。

機内で何の映画を見ようかモニターで探していて、目に止まったのが「プラダを着た悪魔」。観てみたいとは思いながらまだ観たことがなかったので鑑賞スタート。

「The Devil Wears Prada」

観たことがある人はご存知の通り、この映画にはパリコレに向かうシーンがあるのでパリが登場する。わたしの映画チョイス、ナイスすぎる!と自分を褒め、パリへのワクワクがさらに増した。
そしてアンハサウェイはとにかく美人。

映画を楽しんでいたタイミングで機内食の時間が来た。
英語が話せないわたしは、機内食を配布するCAさんとお客さんの会話を必死に聞き取ったり、何を言ったら何のメニューが来るのか知りたくてキョロキョロしていた。
残念ながらCAさんの質問が聞き取れず、パスタというワードが他のお客さんから聞こえてきたので「Pasta,please.」と答えた。

シンガポール航空の機内食


パスタじゃない。牛丼だった。笑
隣のお客さんはトマトソースのパスタを食べていて、わたしもそっちがよかったと思いながらも最後の貴重な日本食だと心に言い聞かせ牛丼をいただくことにした。
メインディッシュ以外に蕎麦も付いていて、ゴリゴリのJapanese foodだった。

このあと、ハーゲンダッツも配られた。
座ってるだけでスイーツまでいただけるなんて至れりつくせり。
お腹いっぱいになったので少し昼寝をした。

目が覚めた頃にはあと1時間ほどで到着だった。

実は、出国前友達にシンガポールのとてもお得な情報を教えてもらっていた。
それは、シンガポールの無料観光ツアー。
トランジットが5時間半以上の人は、事前にオンライン予約をしていれば無料で観光ツアーに参加できるというサービス精神旺盛すぎるツアーだ。
このツアーは2時間半だったので迷いなく予約した。

シンガポールに着いてまず始めのミッションは、ツアーの受付場所に辿り着くことだった。
着陸するまでの時間、空港に着いてからどこに向かえばいいのか空港内のマップを見ながら頭の中でイメトレをしていた。(このイメトレが今後の動きにとても活かされた!)


6時間半のフライトを終えて、無事シンガポール上陸🇸🇬
着陸も離陸と同じくらいドキドキしていたため、着陸した時にまた心の中で小さく成功の拍手をした。


飛行機から出た途端、湿度と気温の高さに驚いた。とにかく蒸し暑い。

シンガポール・チャンギ国際空港


目にうつるもの、人、匂い、耳に入ってくる会話。日本じゃない。
わたし、外国人になったんだ!と一人で興奮していた。

空港内のデザインはとにかく異世界すぎてぶっ飛んでいた。
もはやテーマパークに来たような感覚でおもしろかった。

そんな感動している時間はなかった。
到着した時刻が16:00、ツアーの受付終了は16:30。タイムリミットは30分間。
見事に迷子になった。


迷子になってひまわり畑にたどり着いたり。笑 ひまわりのおかげで元気出た!
すれ違う清掃員のおじさんやスパのお姉さんに行き方を聞き、汗だくになりながらギリギリ間に合った。
行き方を教えてくれたシンガポールの人たちは、親切で優しくて笑顔がチャーミングだったので焦っていたわたしはとても心が救われた。

受付を終えて点呼が始まり、参加者の中に日本人女性発見。
彼女も一人参加だったのでわたしは何のためらいもなく話しかけてみた。
「日本人ですか?」
「あ、はいそうです。」
異国の地で日本人と話せたこの時の安心感は半端なかった。

ツアー開始まで待ち時間があったので、お互いの自己紹介やこれからどこへ行くのかなどいろいろ話した。
彼女はわたしより一個下で、黒髪ロングのメガネをかけたピュアで可愛い女の子だった。歳が近いこともありとても話しやすかったし嬉しかった。
彼女の行き先はシドニーで、ワーホリ中の友達に会いに転職期間を利用しての一人旅だった。
わたしと同じく彼女も初めての海外一人旅だったので、いろんな不安を共感し合えて不安が安心に変わりとても心強かった。
また、彼女は英語が話せる子だったのでさらに心強かった。
ツアー開始時間になり、やっと観光ツアースタート。

FREE SINGAPORE TOURのバス

このバスに乗って目的地へ向かった。
バスガイドさんのトークが始まったがすべて英語。
当然何を言っているのかわからなかったので、気になったことだけ彼女に聞いて訳してもらった。


そして目的地のチャイナタウンに到着。


一番始めの感想、臭かった。笑

臭いの正体はこれ。
ガイドさんの背後にあるドリアン。
わたしはここで初めてドリアンの臭いを知った。
ドリアンが臭いことはもともと知っていたが、あまりの臭さに感動した。
英語がわからないわたしはほぼ話を聞かずにいたが、ガイドさんの表情が顔芸並みにバリエーション豊富だったので、わたしはガイドさんの個性豊かな百面相をドリアンの臭さと共に楽しんでいた。


街中にはこんな大きな壁画がたくさんあったり、

スリ・マリアマン寺院

よくわからない像もたくさんあった。
これはシンガポール最古のヒンドゥー教寺院、スリ・マリアマン寺院の門。
日が暮れて暗くなるとライトアップされ、点滅するライトとカラフルな色彩で目がチカチカした。
このエリアには様々な宗教の寺院が集まっているため、ビジュアル強めな像や建物を一気に見れて楽しかった。
率直な感想は、どれもカオスで派手だった。
シンガポールは多民族国家ということをこの時初めて知り、カオスなのも納得できた。


「BAKERY」とあるが、サイケデリックなアートがみっちり描かれていて正直入る気になれない。笑 本当にカオス。笑


2時間半のツアーはあっという間に終わり空港に戻って解散した。

次のフライトまで時間に余裕があったので、このあとも彼女と少ししゃべっていた。
彼女と円安について話していた時のことがわたしは一番印象に残っている。
今は円安だけど、これから必ず円高になるとは限らない。
わたしは世の中のお金事情は詳しくないのでわからないが、未来のことは誰にもわからないと思う。
「円安でも行きたいと思ったタイミングがその人のタイミングで、あとは勢いだよね」
何かやりたいと思ったら自分の心に従ってその時に動くべき。
もしトラブルが起こったとしてもなんとかするからなんとかなる。
この考え方にお互い共感して、彼女とわたしは頭を大きく上下に動かし何回も頷いた。
彼女と出逢えたおかげで仲間が増えた気持ちになり一人旅がさらに心強くなった。

Jewel Changi Airport

フライトまで残り4時間になり、お互い無事を祈ってここで彼女とバイバイした。
出逢ってくれてありがとう!

次のフライトまでに夜ごはんを食べておきたかったので、さっぱりしたものを求めてアジアンレストランに入った。麺類を欲していたのでフォーとお茶をオーダーした。

冷たいお茶を飲みたかったので始めにお茶を飲んだ。
ん?甘い。これお茶じゃない。泣
グビグビ飲むはずだったお茶は甘さに耐えられず3口程度で終了した。
後ほど調べたら、シンガポールのお茶は甘いらしい。
フォーは美味しくあってくれと願いながら、スープを一口。
優しい味付けでホッとした。
こちらは美味しかったので完食できた。

お腹を満たした後は、歯磨きや洗顔などをしにトイレへ向かった。

ツアー中もこの荷物たちを身につけて行動していたので、この日は結構クタクタだった。たぶん総重量10kgはある。
お疲れさま自分と思いながらトイレで写真を撮った。
そういえば、シンガポールのトイレで気づいたことがあった。
それは、ハンドソープの香りが強い。これはシンガポール航空のトイレも同じだった。
色鮮やかな鳥や花、巨大な植物など熱帯を連想するようなエキゾチックな香り。うーん、伝わるかな。笑
わたしの中のシンガポールの匂いは、このハンドソープとドリアンとなった。


寝る準備を済ませて搭乗口まで向かった。
遅延なく搭乗が始まり、席に着いてアイマスクと濡れマスクと耳栓を装備した。

シンガポールの上空


パリまでのフライトは11時間。
しっかり睡眠を取れば時差ぼけは回避できそうだったので、起きた時の窓からの景色を楽しみに眠りについた。



朝目が覚めた時にはどこかの国の雪山の上空を飛んでいた。イエティ住んでそう。
窓からの景色が楽しすぎてしばらく外を眺めていた。


月と同じ高さにいる!グラデーションが本当に綺麗。

見たことない景色ばかりで終始感動していた。

そして最後の機内食がやってきた。
朝食は食べたいもの食べたい!と思い、「Carrot cake,please.」と頼んだ。

シンガポール航空の機内食

キャロットケーキじゃない。笑
エビとフワフワ食感のものと卵が炒めてある料理。ソースはなかなか辛かった。
あとで調べたら、この料理の名前は本当にキャロットケーキだった。
シンガポールの人なら誰もが知っているローカルフードらしい。

朝からコテコテのアジアンフードはしんどかったので、メンディッシュ以外は完食した。想像を覆す機内食、これもまたいい思い出になった。

窓からの景色を見て宇宙を連想していたので、パリに到着するまで「インターステラー」を観ることにした。SF好きのわたしは、宇宙と時空を超える系の内容は大好き。
そしてまたもや、アンハサウェイ!ウェイ!


映画に没頭していたら、パリまであと少しだった。

フランスの上空

なんだこの綺麗な景色は!
テキスタイルデザインみたいでこんな服あったらいいな、なんて思うくらい綺麗だった。

長いフライトを終えて、ついに念願のパリに無事到着🇫🇷
次回より、いよいよ本題のパリ!



たっくさんネタを詰め込んだので、初回が思った以上に長くなりました。笑
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!
次回もお楽しみに(^_^)⭐︎

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