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スポーツ推薦のメリット・デメリット

今回の題は、スポーツ推薦です。ちなみに、私自身はスポーツ推薦ではありません。高校も大学も、それぞれ入試を受けて受かった所に進学しました。

はじめにお伝えすると、どちらかというと私はスポーツ推薦についてネガティブなイメージを持っています。それは、私が進んだ道の中で、スポーツ推薦に翻弄された人もいたからです。

もちろん、スポーツ推薦によって道を拓いた人もいます。ですから、個人的な感覚として受け止めていただきたいです。

1.メリット​

競技力の向上。これに尽きるのではないかと思います。同じく推薦で入学してくる学生は自分と同じような力を持っているので、日々の練習相手に困ることはありません。また、学校によっては推薦組は優遇措置を取られることもあります。私のいた学校の場合は、高校時代に推薦組のみの練習日と、一般クラス組のみの練習日というのがありました。私は幸いライバルと呼べる存在が一般組にいたので、切磋琢磨しながら力をつけることができました。

私は高校も大学も入試を経ての入学だったので、どちらも試験が終わるまでは本格的に走ることを控えました。結果として、体力を戻すのが本当にキツかったです。タイム的にはもう少しついていけてもいいのに、ついていけないというジレンマを抱えました。高校の時にジレンマを経験していたので、大学入学時は少しだけジレンマに耐性をもって練習することができましたが…

せっかくつけた力が失われるというのは、とても嫌なことです。スポーツは、継続をしていくなかで技能が向上していくものです。その流れを断ち切ることなく進学できるのは、大きなメリットだと思いますし、魅力的です。

2.デメリット

では、それだけ競技力の向上が見込めるものに対して、なぜ私がネガティブなイメージを持っているのかというと、それはスポーツ推薦の悪い側面を見てきたからです。よって、デメリットを記入した上で、どうであれば良いのかまでを記載します。

①入学後にモチベーションを失うリスク

スポーツ推薦で入学し、その後退部、または退学する、ということが起こり得ます。もちろん少数ではあると思います。職業柄、現実を目の当たりにし、その後どうなったかまでを知ることは多いです。

個人的には、スポーツを除いてもその進路に魅力を感じていた方が良いのではないかと思います。学ぶ内容なのか、進路に対するケアなのか…。いずれにせよ、スポーツで一生を過ごせる人は多くありません。しっかりと考えた方がいいでしょう。

②スポーツにのみ、のめり込んでしまう

高校であれば次の大学へ、大学であれば次の就職へ…ということを考えると、学業はおろそかにしない方が良いです。大学時代、恩師が口をすっぱくして仰っていたのは、「学生の本業をちゃんとやらん奴はダメだ!!」でした。

一日中スポーツをやっているわけでもないので、学ぶべきことは学んだ方がいいと思います。その姿勢は、スポーツを引退した後に生かされるのではないかなと…

如何でしたでしょうか?特殊なキャリアを積んでいるからこその意見なので、偏った見方をしていると思います。一概にスポーツ推薦を否定するのではなく、学ぶべき内容をきちんと学ぶ、という大前提が作れているのであれば、私は大賛成です。是非一度、考えてみてください。



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