見出し画像

ふりょうかあちゃん2

子どもたちを布団部屋におしこみ、夜のはいかいと称してスーパーへウォーキング兼スーパーヒーローチェックにいった。
そこで無事に今日の一万歩クリアとなった。
先日、リハビリ師に腰痛における足腰衰えのパターンについて教えてもらった。そこで、私の場合大腿の筋力低下と固さにより腰痛が誘発されたのではというところが思い当たった。その際、姿勢が後傾気味となりさらには重心が後ろで猫背、腰の負担としてはこの上ないという状態になるらしい。ああ、まさにそのルーティーン。今年の5,6月ごろは最大2万歩歩いた日が数日あったのだが、その前後でも平均一万ぽ、月によっては付きトータルで43万歩歩いた。しかも日付またいで歩いている。大丈夫か。徘徊はもうそのころからおこなわれていたってか。
その頃はさすがに身のこなしが軽かったのを覚えている。
その後仕事上デスクワーク中心の時期に差し掛かると歩数が稼げなくなり、体も徐々に重たくなり、仕事もハードになり、夜の徘徊はフェードアウトし、体重はズームインである。
しかし、当時の体感としては、体の軸が、太くなったような感覚があった。
私にとってはウォーキングで身体に負荷をかけることはちょうどよかったのだろう。
夜もよく眠れていた。思考もぐんぐん回っていた。空回りというのかもしれないが。
さて、今日の思考の空回りを記録したくてできれば22時には消灯のつもりが現在時刻21:37分であるがパソコンを開いてしまった。

月があまりにもきれいであったことと、かの伊達政宗について書きたくなったからだ。
私が住む街は、伊達政宗が興した政令指定都市のお隣である。
いまや、伊達政宗の興した政令指定都市が、この県では一目置かれるような存在の気がしてならない。

昔むかし、その昔は、ここいら◎◎市の名前も、あの政令指定都市の一部では、◎◎郡とされていたほどだから、◎◎市界隈はさぞやにぎわっていたことであったろう。そういう視点で見ると、歴史というか時間の流れというのは興味深いものだとつくづく思う。

伊達政宗ばかりがクローズアップされている気がするこのM城県だが(気のせいか…?)伊達政宗のルーツは米沢で、さらにその伊達家のルーツは福島県伊達市である。まんまなんだな。さらに、だれもしらないし、興味もないことと思うが、私にとっては興味の対象の一つであることのなかに、私の先祖のルーツが、米沢であり、伊達政宗の家臣の一人だった、らしい。ただし、付け加えるが、立派な家臣、というわけではなく

伊達家の足軽

だったらしい。足軽か。兼業農家かな。宮城に一緒に来て、岩出山というところに残ったらしいのだ。だから、私の旧姓は県北ではまあまあある、というかけっこうある。そんで、県外となると、あまりきかないようだ。さて、お殿様についてきた一族だけあって(?)、父方の先祖をひも解くと、公。務員が多い。…あ、父とその父以外は知らないんだった。関係ないか。
ついてに、米沢で、その名字を探そうとしても、そんなにヒットしなかった。なぜだろう。

さて、そんなことを、今日のスーパーでの帰り道、きれいな月を眺めながら、思ったのであった。もうすぐ、牡牛座満月。月星座牡牛座の私にとっては、一体何があるのだろう的な、というよりも、よーし月星座の願い事、絶対書くぞ的な。
ふと気づくと、真ん丸に太っている月は、伊達家足軽時代の祖先も、見上げながら、「そろそろ◎◎の時期だから、農作業の準備をするか。」「お殿様に年貢を納めねばなあ」「今年は無事冬を越せるかどうか…」そんなことを考えていたに違いない。
400年後の子孫が、旦那の文句で頭がいっぱいいっぱいな生活を送っているだなんて想像できたであろうか(15年前の私でさえ想像できない)。

毎日の食べ物に困らない生活だなんて。
医療がこんなにも発達しているんだなんて。
冬の寒さで命を落とすような生活を避けられるようになるなんて。
農作物を育てるのにも、便利なものがたくさんあるんだなんて。

今の生活が、毎日の生活にいっぱいいっぱいだということは
昔とあまりかわらないのかもしれない
しかし、
命を失うかどうかの瀬戸際と隣り合わせな生活
というわけでは、ない。

そして、昔の人たちだって、たぶん、
いっぱいいっぱいの生活の中でも
楽しさや喜びを見出していたのではないだろうか。

牡牛座満月2日前の空を見上げながら、
伊達家足軽だった、じいちゃんのじいちゃんのそのまたじいちゃんのじいちゃんの……的な、400年ほど前のご先祖様たちも、
お月様を見上げては、
物思いにふけったこともあったのだろうと思うと

お月様やお天道様の明かりや光というのは
かけがえのない財産なのではないかと感じた次第でした。


お読みいただきありがとうございました。