新沢の半生 Part2
皆様いかがお過ごしでしょうか。
暦の上では秋ですね。私は焼き芋が好きです。
前回からスタートしたこのシリーズ。
正直Part1だけじゃ毒だの何だのわからないと思います。
今回から、その片鱗を少しずつ出していきます。
再三言いますが、私が書くことにより毒親に悩まされている方を一人でも安心させたい、心を軽くしてあげたいという気持ちで書いています。
しかし、読むことで余計にメンタル状態を悪化させてしまう可能性もあります。その判断は、これを読んでいるあなたにしかできません。
覚悟がある方のみ、スクロールして進んでいただければと思います。
それでは、はじまりはじまり。
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前回のPart1にて、新沢の記憶が半分欠落していることについて触れました。
物心がつく前のことなので当たり前なのですが、物心がついてからの記憶もかなり曖昧です。
話は2歳くらいの頃に遡ります。
父はサラリーマンで、兄はもう小学校に上がっていました。
そうなると、保育園や幼稚園に上がる前の私は2人が家を出た後、母とふたりで夕方まで過ごすことになります。
兄も私も元気いっぱいで、走って転んで血だらけになるとか、ブランコから落ちるとか、日常茶飯事で。
子供は元気でいることが一番、とよく言いますが、それまでは大きな病気や怪我もなく過ごしていました。
しかしある時、父親が気づきました。
「もかの顔がおかしい」と。
具体的に何がおかしいかと言うと、笑った時に顔の半分は笑顔であるものの、もう半分は全く動かず真顔のままだったのです。
その時の写真も現存していますが、片方の顔面が引きつっています。
『顔面神経麻痺』と診断されたのは、その後のことです。
産まれて初めての入院となりました。
数か月に及ぶ治療のおかげで、後遺症もなく完治できました。
ここで引っかかるのは、病気になった原因です。
顔面神経麻痺は色々な原因があると言われていますが、薬害を除いて一番の理由は精神的・肉体的ストレスにあるというのです。
2歳でストレスを感じて、それが病気に繋がるなんて普通は考えないわけです。よっぽどのことがない限り、そんな展開にはならないはずですから。
でも、その『よっぽどのこと』があったんですね。
大人になってから分かりました。
今後、以下のようなことは有料記事にしていくかもしれません。
今回はすべて無料で書いていきます。
20歳を過ぎて社畜と化した私はメンタル状態を拗らせて、メンタルクリニックに通い始めました。
その時の先生は時間をかけて新沢の話を聞いてくれました。
その時に、顔面神経麻痺になった話をしたところ、先生から質問をされました。
「親に虐待されてたことってある?」
ぎゃ、虐待? あのよくニュースとかで見るアレですか? と頭にはてなマークを浮かべながらしばらく考えたものの、全く思い当たる節がなく、「わからない」とその時は答えました。
その日の夜、たまたま用事があって母に電話をした時に診察で言われたことを話しました。
すると、母は黙り込み、泣き出して、「ごめんなさい」と謝るのです。
こちらからしたら何が何だかわからず、戸惑うことしかできませんでした。
結果的に、私は実際に虐待をされていました。
勿論記憶にはありません。
父と兄が家を出てから、私とふたりきりの時間になると、母は育児などのストレスから私の顔を殴っていたのです。
麻痺になったのも、殴られていた側の顔でした。
てっきり突然原因不明の病を患ったものだと思っていた私は、ショックで何も言わず電話を切りました。
父は、その事実を知らないまま天国に旅立っています。
兄は、その事実を知っても知らなくても、私に関心がないのでどうでもいいのです。
子は親を選べないけれど、親は子を選べる。
正確に言うと、親は子を作るか作らないかの選択ができる唯一の存在なのです。
ここ最近、親ガチャという言葉がバズっていましたが、そんな言葉、本来はなくていいものなのです。
というか、あってはならない言葉なのです。子ガチャも同じく。
けれど悲しいことに、私はその親ガチャとやらのハズレを引いてしまったのです。
そして母からしても、子ガチャでハズレを引いたことになる。
双方が望んでない結果になったわけです。
物理的暴力は収まったものの、私の心には深い傷が残っていたのでしょう。
その後の人生に大きく影響されることになります。
次回は、母からの虐待により新沢の中に何が生まれたのか書いていきたいと思います。
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お、重ぇ~~~~~~~!!!!!
でも、世の中にはもっと酷い目に遭ってる子供たちがいるのも事実。
それを私たちは受け止めていかないとならないのです。
負の連鎖は当の本人たちだけでは断ち切ることができません。
ひとりでも多くの子が幸せに過ごせることを祈ります。
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いま、毒親に悩まされている方のご意見もお聞きしたいです。
近々Twitterにてマシュマロか質問箱を置こうと思います。
そちらにご意見などお送りいただけたら、ご了承も得た上で何かしらの形で記事にしていきたいとも考えています。
では、今回はここまで。
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