想像力とは？夜の渋谷でモンテーニュに話しかけてみる

渋谷の『かちはし』

自然は、いつも人間に語りかけている

素直な声ほど面倒くさいのは、なぜ？


科学は振り子のように自然と人間の双方向に
近づいたり離れたり

振り回されているのか
振り回しているのか

渋谷の街をぶらぶらしながら

人間とは、酔いたがり、嘘を信じたがる



感情に溺れ、想像力のおごりに酔いたがる

冷たい風に
足の裏の地面の硬い感触に

はっとして瞠目する

感情に酔いたがる人間への警鐘だと

モンテーニュは、想像力が人を救うと云う

想像力も、善悪の両極端の間を

さまよう様に

ゆれている

地面も毎日ゆれながら

私に何かを伝えたがっている

今日この瞬間に

　＊モンテーニュ著　
　　エセー第1巻『想像力について』

土曜日夜　渋谷区東にて