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仮面ライダーギーツ ジャマトアウェイキング

仮面ライダーギーツのVシネ「ジャマト アウェイキング」を見てきました。
よかった…とても面白かった…
でも見ているうちに、キングオージャーのことを考えてしまった…という感想。

以下ネタバレありです。
ちょっと時系列がめちゃくちゃな上に長文ですが…


あらすじ および感想

はるか未来。人類に危機が迫っていた。
人類への恨みをもつ破壊神ゴッドジャマトが、デザグラの時代の人類を滅ぼそうと暴走。ニラムはゴッドジャマトの誕生を阻止すべく、未来の英寿(白髪)を過去に送り出す。

古びた団地。修繕工事で働いている道長。
同僚から10歳くらいの男の子のお化けが出るという噂話を聞かされる。
「ここ壊しちゃうの?」と聞く男の子。
「いや、直してるんだ。古くなったからな」答える道長。同僚に声を掛けられもう一度そこを見ると男の子の姿はもうない。
同団地、パンを露店売りしている夫婦。評判らしく祢音が動画配信しながらパンを購入しメロンパンをほおばる。(列あるのに非常識じゃ…と思ったけど、配信者ってこんなもんか)
パンがきっかけで出会ったという夫婦、祢音は二人に真実の愛を感じ取る
今日は祢音と沙羅の女子会だったが景和もついてきていたようだ。
団地の一角の滑り台でパンを食べている三人。
そこに制服警官が声をかける。「10歳くらいの男の子を見なかったか」と。
警察官を目指している景和は、男の子探しに協力を申し出る。
三人が男の子を探していると、仕事終わりの道長と出くわす。
道長が男の子を見たところに案内しようとすると、銃声が。

実はパン屋の奥さん(葉月)は人間に姿を似せる能力を得た新種のジャマト。
皆が探していた男の子は、ジャマトと人間の間に生まれた子供(春樹)だった。
春樹を、先ほどの制服警官やご近所の人に奪われそうになり、ジャマトの力を現わしてしまう。彼女を守るために、前に立ちはだかる夫。
銃声は警官が発砲したものだった。
威嚇射撃もなしに、旦那さんの心臓貫いてますけど?!
愛する人を奪われた悲しみで暴走する新種のジャマト。
彼女を止めるべく、タイクーン、ナーゴ、バッファに変身する三人。
そこに現れたのが、未来から来た白髪の英寿。金色のギーツに変身し、三人に攻撃をしてくる。やられる三人。
そこに現代の英寿がやってきて、二人の英寿は別空間に消える。
未来の英寿は状況を説明し、現代の英寿をあのオープニングの鎖で捕縛する。

一方、五十鈴大智はジャマトとの共存を実現すべく、自身の研究施設でジャマトに「愛」や「慈しみ」を教える授業をしていた。
五十鈴大智、どっからそんな資金引っ張ってきたんだ?と思ったけれど、現在の英寿がパトロールにやってきたので、英寿の創世の力で研究施設作ってもらったのかもしれない。
新種のジャマトである葉月も、五十鈴大智が育てたジャマトの一人だった。もう一人、蒼斗という男のジャマトも人間に姿を似せることが出来る。
大智は二人にジャマトのアダムとイブとなって、人間と共存していくことを望んでいた。

葉月はその後パンがきっかけで、後の夫となる清春と出会い、彼女の正体が人間ではないと知っても態度が変わらなかった彼を大智に会わせ、大智は二人を祝福する。五十鈴大智、娘を嫁にやる父か…?

景和、祢音、道長、大智は、ツムリのいるサロンに集まっていた。
未来からベロバがニラムのドライバーを持ってやってきて、ゴッドジャマトの誕生を阻止するという目的を説明。
ベロバは本編で死んだと思ってたけど、本来の世界に帰っていただけらしい。が、ゴッドジャマトの攻撃を受けた傷があり、この姿を保てるのはあとわずか。
道長の中にあるジャマトの力が疼くのを見て、もう人間じゃないんだからと囃すベロバ。

清春を撃った警官は実は蒼斗であり、町内会長と副会長も蒼斗の部下のジャマトが成り代わっていたものだった。
全ては、葉月を人間から取り返し、ジャマトだけの世界を創るため。
そのためには、ジャマトと人間の愛の証である春樹が邪魔だった。
けがをしている葉月のために、町で薬を取ってこいと指示する蒼斗。部下に追わせて始末しようとする。
そこに駆け付け助ける道長。春樹が盗ってきた包帯や薬、多分お金払って買ってきてあげてた(袋に入ってたから)。
自分の中にもジャマトが根付いていると春樹に説明する道長。
「悪いのは人間じゃないの?」という春樹に「悪いのは、自分の目的のために他人の幸せを壊すこと(うろおぼえ…)」であり、誰にでも幸せになる権利があることを伝える。
道長を信用した春樹は一緒に母の元に向かう。

葉月に、ジャマトだけの世界を創ろうと持ちかける蒼斗。
葉月も清春を失った悲しみで同調しかけるが、景和と祢音が駆け付け、真実を明かす。
襲い掛かるジャマト。このシーンの景和と祢音の素面アクションめちゃくちゃかっこいいです。さすが坂本監督。

道長と男の子が葉月の元に向かうところに、白髪の英寿が阻止しにくる。
バッファに変身し金色のギーツと戦う道長。
ベロパがジャマトの力を目覚めさせてあげる!と言って、道長を背後から貫く。ジャマトの力に飲み込まれ、二度と人間に戻れなくなりそうなところを、現在のギーツが鎖を断ち切り創世の力を使って、のジャマトの力をバックルにして制御可能にした(多分)。
道長に眠るジャマトの力を覚醒させて一緒に死にたいという思惑が外れたベロバは一人消える。が「どこまでも思い通りにならないミッチー」に満足そうでもあった。
プロ―ジョンレイジフォームとなったバッファVSドゥームズギーツの戦いが繰り広げられる中、TV版のオープニング曲がかかる
現代のギーツ来たー!!!
ギーツvsギーツになり、先に行けと道長と男の子を葉月の元に向かわせる。

蒼斗(キングジャマト)VSタイクーン・ナーゴ・バッファ。
キングジャマトを撃破するも、葉月は春樹の前で息絶える。
母の死に絶望し、ゴッドジャマトとして覚醒しようとする春樹。
あふれだす禍々しい力に傷つきがながらも近づき、春樹を抱きしめる道長。
道長は春樹を育てていくことを決意する。
ゴッドジャマトの誕生は阻止され、未来の世界も救われた。

それを見ている未来の英寿と現代の英寿。
「人から信じられる神じゃなくて、人を信じる神」であることを、未来の英寿は過去の自分に教えられ、未来へ帰っていった。

戦いが終わった景和、祢音、道長、春樹を迎える、ツムリ、沙羅、大智。
大智は春樹に駆け寄る(まあ、葉月の父みたいなものだから?実質春樹のお祖父ちゃんか?)、道長パパと五十鈴大智お祖父ちゃんに育てられていくであろう春樹っていう図になった…どうみても家族だ…


バグナラクとジャマトを重ねてしまう

道長の決意とか、母子の愛情とか涙腺にくるところも多く全体的にすごく好きな後日談。
また五十鈴大智がジャマトに「愛」を教え、人類との共存を教育していくところに、ジェラミーがサナギムたちに「弔う」ことを教えていたシーンを重ねてしまい、異種族の共存は教育なしには成しえないことを改めて感じたり。
異種族との愛の証という点で、春樹とジェラミーが同じ立場なので、よくジェラミーはあんなに愛に溢れて生きてたな…と思ったりなど。
まあジェラミーは2000歳で、春樹君は実質1、2歳かと思うのでそういう差もあるかもしれないけど…
道長がいてくれたおかげで、人類への憎悪を募らせることもなく、これからジャマトと人類の共存の柱として平和に暮らしていくことを望むよ…
しかし最後のシーンで、道長と春樹と家族みたいな顔して嬉しそうな五十鈴大智、こんなキャラになるなんて本当に思ってもみなかったな…
ギーツで一番好きなキャラだよ…
農夫スタイルもよかったけど、眼鏡、白衣、みつあみ姿もすごく良かったです。


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