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リモートワークは'チケット駆動'と'フリーランスマインド'がセットだと、うまくいきそう。

2月、3月からクライアントさんも含めて、ほとんど皆さんリモートワークになっていますね。弊社はもともとリモートだったのですが、「リモートじゃなかった人とリモートで仕事をする」ようになって、当たり前ですが、ただ"自宅で仕事する"だけがリモートワークじゃないんじゃんねー、ということに気づき始めました。※ちなみに、今までの仕事を自宅でできるようにするのは「テレワーク」で、今までの働き方以上の効率化を会社に行かないからこそできるようになるのが「リモートワーク」なんじゃないかなー、とこっそり思ったりしてます。

弊社、実はリモートじゃなかったようです。

もともと、フリーランスのかたに協力していただく前提で会社を経営しているのと、私自身がまったく事務所にいないし、クライアントの現場に常駐している社員がほとんどということで、強制的にリモートな環境で仕事していました。あ、株式会社 ひとひねりというWEBサービスのUI/UX構築、フロントエンド開発の会社やってます(いまさらながら)。

あと、会社を作ったときに以下の2冊にわりと感銘を受けていて、これからはリモートだよなーと、思ってたりしたわけです。

でも、いわゆる受託仕事なんで、クライアントさんはリモートじゃない。かく言うわたしも、けっこうな頻度でクライアントさんの事務所に行って、デスクをもらって仕事をすることが多かったです。

これはこれで便利。私が窓口になってリモートの社員、パートナーに指示をだす。もしくは私で完結するものはその場でこなす、みたいな事ができたのです。

あと、あんまり大きい声で言えませんが、とりあえず顔を出しておけば「仕事してる」イメージはクライアントさんに伝わったし。

チケットを切ってカンバンでまわす、これリモートの前提かも。

ただ、クライアントさんまでもリモートになると、そういう動きもできなくなりました。そこで頼りになるのが「チケット駆動」。

「チケット駆動」というと「開発」手法のイメージがあるので、ちょっと語弊があるかもなのですが、開発現場だけでなくて普通に企画の現場でも

* 損益分岐点のシュミレーションをかるく提案
* 集客プランの素案を固める
* カートまでのラフワイヤーを書く

みたいな今週やることチケットを切る(オンラインミーティングで)。切ったら、それらのチケットをカンバン方式で管理。着手しているものを「進行中」とか「WIP」にいれて進めていく。

リモート参加してるメンバーはとりいそぎ、このカンバンを見てれば他の人が何をやってるかはわかるし、気になる部分があれば気軽にslackかdiscordではなしかける。

簡単に言うと、オンラインでプロジェクトの全体と、誰が何をやってるか?自分が何をやるべきかをチケットベースのカンバンで俯瞰して見られる状態と、いつでも質問できる環境を作っておけば、みんなが物理的に集まらなくても(会議を頻繁に行わなくても)、スムーズにプロジェクトが進むなあと実感してます。

あ、もちろん、ここですべての情報が全員に見える、というのがすごく重要になると思います。各人が何をやってるかが見えないと、それに合わせて主体的に自分どう動けばいいか準備できないし、「あ、それこっちでやりますー」みたいな有機的なコラボレーションができない(オフィスに集まってるときは、ちょっとした雑談とかから気がついたりしてたのかな?)。あと、「今やってるタスク、Bさんにも関係ありそう」みたいなのは積極的にチャットでやり取りするとか、そういう自分のやってることを頻繁に、なおかつ主体的にオープンにしていける環境づくりは非常に重要かなと。

※チケット駆動開発についてはこちらを。。

企画でつかうばあいには「チケットをプロジェクトの情報の中心とする」「
チケットによる作業の割り振りと進捗管理」、このあたりの考え重要かと。

※カンバン方式については

こういうのが基本で、チケット駆動+カンバン方式を、現場ごとにカスタマイズ、それを中心に進捗管理をしていくと、わりと「なにをすべき」のすり合わせをしなくて、リモートのメンバーの目線が揃うんではないかと思いました。

9時5時でなくて、チケット消化スピードで仕事のペースをつくる

リモートでチケット駆動+カンバンみたいな働き方をしていると、チケットを消化しちゃえば仕事は終了です。

見積もりがまずくて、思ったより時間がかかるチケットがたまには出てきますが、基本的に自分のスキルの向上、プロジェクトの理解、生産性への投資などをすると、どんどんこなせるチケットは増えてくる。

プロジェクト全体が期待してるのは、アサインされたチケットをDoneにしてくれることであって、5時まで座っておいてくれることではないので、そこに時間的な余裕が生まれてくる。

例えば、自分のスキルアップのためのプロジェクトをつくって、そのチケットを空いた時間に埋めていくというのもいいかもしれません。趣味のプロジェクトであったり、別のクライアント(企業)のプロジェクトからチケットを貰って、埋めていくのもいい。そうやって給料というか、もらえるギャランティも増えていく。

たくさんのプロジェクトにアサインされるようになると、ギャランティの出どころも多様化するので、今みたいなみんなが少しずつ痛みを分かち合って耐える(ほんとは国の助けがもっとほしいけど)時代にも適してる。

つまり、フリーランスや個人事業主的なマインドが相性がよくなるんだろうなと。

リモート、チケット駆動、フリーランスマインド。この3つを組み合わせた働き方が、まさにいま時代にフィットし始めてるんだろうなと、ここ数ヶ月の完全リモート体験で思ってみたことです。

色んな人が、プロジェクトのやるべきことをチケットとして切っていく。それを色んな人が拾ってこなしていく。そしていろんなプロジェクトがうまく行く。こんなイメージで、生産性の高い、個人に負荷のかからない働き方が浸透してくるといいなと思ってます。もちろん、これによるいろんなデメリットが出てくるであろうことも頭においておいて。

個人事業主、バンザイ。

そうそう、会社を作るときのバイブルに以下の本もありました。

20年近く前の本です。

寿命も伸びていく、インターネットも浸透していく。そんななかで、企業に縛られるのではなく、個人が有機的につながって、いろんなプロジェクトに並行してたずさわり、自分の仕事をこなしていく。

これからは全員オンラインで、いろんなプロジェクトに関わるフリーランスとして生きていくようになるぜー、みたいな内容です。ここ数ヶ月の強制的なリモート時代の到来は、この本に書かれている20年前の楽観的な全員フリーランス化をほんとに押しすすめてくれそうだと思ってます。

リモート、チケット、フリーランスなマインドで、個人事業主、バンザイな世界になると、それはそれで多様性のある面白い人が増えていいんではないかな。

ちなみに、弊社はこんな事ができます。

ちょっと宣伝書いときます。弊社、すごいざっくりですが、こんな事ができます。トータルでも、一部分だけ切り出して、でも良いので、何かお手伝いできることがあれば

kochi_j@hitohineri.jpにでも連絡下さいー。

# WEBサービス開発プロジェクトで弊社のできること

### 企画(ペルソナづくり、目標設定など)
* どのような人に、どういった価値を与えるかなどを整理します
* 初期、運用にどれくらいコストがかかるかなどの予算見積もりなどをします
* 初期構築体制、運用体制の設計をします
* 上記をみたすためのサービスの目標設計をします。

### サービス画面設計(UX構築)
* サービスの画面遷移図、ユーザーフローなどを整理します
* ラフワイヤー(かんたんな画面イメージ)を作成します

### UI作成
* ラフワイヤーからUIを作ります
* XDでプロトタイプ、HTMLでプロトタイプなどを作ります。


### グラフィック系デザイン作成(デザイン重視のサービスの場合)
* 画面デザインができるアートディレクターをアサイン、管理します。
* ★弊社のデザインはアート系ではないため、そちらに特化した協力会社をアサインします、カメラマン、スタイリストなども用意します。

### フロントエンド開発
* デザインをフロントコードに置きかえます
* デザインイメージ、画面内の動線にかんがみて必要な技術選定をします。
* nuxt、reactなどをつかったフロントエンド開発を進めます。

### バックエンド開発(★)
* インフラ設計、DB設計などを担当する企業をアサイン、管理します。
* ★弊社内にバックエンド開発のリソースがないために、そちらに特化した協力会社をアサインします。

### 運用管理
* リリース後の保守業務を管理します
* 1次リリース後の拡張開発、工数に関して管理します。
* 利用率などのアクセス解析を担当します。アクセス解析から、サービス目標にむけたサービス拡張計画などを作成,実行します。


何かあればよろしくおねがいしますー。noteってmarkdownでかけないのか??

Photo by Adrian Swancar on Unsplash

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