CMCアカデミー大阪に参加して

酷暑に見舞われた8月4日、CMCアカデミー大阪に参加したので、さっそくそのアウトプットをしてみたい。ちなみに今、帰りの新幹線の中である。
事前に断っておくと、くわしいセミナーの内容は参加者以外への公開が禁止されているので書けない。気になる人は、ぜひ次回のアカデミーに参加してほしい。きっと後悔はしない。

きっかけ

きっかけは日本におけるコミュニティマーケティングの第一人者である、小島英揮さんがFacebookグループに投稿した案内を偶然見つけたこと。
大阪開催とのことではあったが東京からの参戦も可能と回答をもらい、さらに定員が15名と限られていることもあって速攻申し込んだ。
会社への出張申請?そんなことはどうでもいい。思い立ったときに行動することが重要なのだ(怒られたら謝ればいいし、最悪自腹でもいいじゃん)。

Facebookグループに投稿された内容(一部抜粋)

なぜ参加したのか

知っているひともいるかと思うが、僕がお世話になっているKDDIウェブコミュニケーションズ(KWC)が、今年の5月でTwilioのリセール事業を撤退することになり、急遽別のサービスを立ち上げざるを得なくなった。
7年間に渡り、赤い芸人(エバンジェリストの僕は、こちらの名称の方が浸透している)として多くのユーザーにTwilioを広めてきた自分としても大きな転換期である。

新しいサービスはVonageというCPaaS(Communication Platform as a Service)で、すでに日本法人もあるのだが残念なことにまだユーザーコミュニティが存在しない。
これは非常にまずい。新鮮でないホヤくらいまずい。
僕はコミュニティこそがCPaaSサービスをグロースする上でもっとも重要だと思っているので、まずはユーザーコミュニティを作らなくてならない。
となると、僕のロールには必然的にユーザーコミュニティを通じたサービスの普及とユーザー獲得というコミュニティマーケティングが含まれてくるわけで、すでにVonageの日本法人ともネゴってある。なんならシンガポールのDevRelチームとも話を始めている。

しかし、イチからコミュニティを作っていくためには、失敗はできない。そこで、今更ながらちゃんと勉強しておきたいという割とガチな目的で、今回のセミナーに参加した。大阪で飲みたいとか、そういう目的だけではないことを敢えて付け加えておくぞ(ま、飲みには行ったが)。

どんな内容だったか

冒頭に書いた通り、詳しい内容についてはここでは書けないが、題材はAWSのユーザーコミュニティであるJAWSに関するものを、ビジネススクールで採用されているケースメソッドをつかってディスカッションしていく形式だ。
ケースメソッドとは、ハーバードのビジネススクールで使われている手法である。詳しくはこちらの記事をみてほしい。
すごくざっくりいうと、すでにあるケースを分析し、自分ごととして検討し直してみるというものだ。

この手法で重要なことは、ケースで伝えられた当時の事実を中心に課題分析を行うことと、実際に起きた結果には囚われすに解決方法を導き出すことだ。
Twilio時代にもコミュニティマーケティングを行ってきた経験から、コミュニティマーケティングの難しさはめちゃくちゃ体験していて、今回のようにちゃんと分析をしながら運営をしていくことの重要さを改めて感じた。ただ、今回のセミナーではこのような自分の経験はなるべく発言せず、敢えてフラットな立場で考えるように心がけた。

何が得られたのか

まずはコミュニティの作り方や運営方法は、決まった形があるわけではないということ。当たり前といえば当たり前だが、人はどうしても成功事例をなぞってしまいがちなので、ここは大きな気付きである。すなわち、このセミナーは成功事例の紹介やノウハウを伝授するではなく、コミュニティには色々なパターンが存在し、正解はないということを改めて知ることであった。
ただ一方で、どのような形のコミュニティであろうがゴールへのステップが違うだけで、ゴールはほぼほぼ同じであることも意味深い。
また、今回のセミナーでは、実際にコミュニティを構築・運営をされてきた方々の一次体験談は他では得られない、とても貴重な機会であった。
このセミナーを通じて、少なくともこれからどのようにしてコミュニティを立ち上げていけば良いかのヒントを得られたことは大きい。

今回のセミナーをファシリテーターとして運営していただいた長橋さんを始め、武闘派CIOの友岡さん、会場を提供していただいたXServerの皆さん、そして小島さんに心から感謝したい。

ファシリテーターを務めていただいた長橋さん

ネクストアクション

まずはコミュニティの設計を行った後で、コアメンバーを探すたびに出なくてはならない。色々な人にあって、いろんな話を聞いてみたい。
もし、興味がある人がいたら、ぜひお声がけをいただけると大変助かります!

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