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【体験記】宮ケ瀬湖周辺AIオンデマンドバス
10月15日から始まった宮ケ瀬湖周辺AIオンデマンドバス(以下、オンデマンドバス)を体験してきたので、そのレポートです。
実証概要
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団と神奈川中央交通が10月、11月の土日祝に行っているオンデマンドバスの実証実験。
使用車両は、8人乗りハイエースと5人乗りセレナの2台。
実証実験なので、運賃は無料。
MaaSアプリ「EMot」から予約・呼び出しが可能で、宮ケ瀬湖周辺に設置された8か所の乗降ポイントで自由に乗り降りができる。
オンデマンドバスについて詳しく知りたい方はこちら。
体験記
乗車予約(今すぐ呼ぶ)
バス停のように決まった場所で乗り降りするタイプ。今回は8か所。
今すぐ呼ぶ場合は、EMotアプリの上部にある「デマンド交通」タブをタップ。そこから「今すぐ呼ぶ」を選んで、乗降場所→人数を入力していく。
乗降ポイントは地図でもプルダウンリストでも選択できるけど、今回のように数が少ない場合はプルダウンが便利だと思う。
地図をタップするやり方でもいいけど、バス停の名前を確認しようとタップすると勝手に指定されて次に進んでしまう点はやや使いづらかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1666623808102-HLVsCKUGkN.png?width=800)
今回は無料なので、決済画面はそのまま進むと、予約確認画面になる。
配車予定時間が表示されるので、オーケーであれば予約を確定させ、 あとは乗車バス停で待つだけ。
午前中に二度乗車した際はそんなに待たずに乗ることができた。
午後は少し離れたところから車両がきたので、15分ほど待ったかな。乗車ポイントに向かう時間を利用しながら呼び出せば待ち時間はそれほどでもなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1666624035997-hvrRDHbbHp.png?width=800)
乗車→降車
乗車場所にはバス停のようなポールがあるし、車両にもわかりやすい表示。迷うことはないと思う。乗車時に予約番号を伝えてから乗車。
実証四日目だが、運転手の方の対応は非常にスムーズでよかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1666624631569-MpC6WWceDd.png?width=800)
《参考》「日時を指定して予約する」について
リアルタイムで呼び出すのではなく、〇時〇分に予約する機能もあるが、この場合、EMotアプリだけで完結しない。
アプリからオンデマンドシステムの予約機能に遷移するので、非常に分かりにくいと思う(こういったものに慣れてるつもりだけど、そう感じた)。
基本的にはリアルタイムで呼び出すものかなと思うけど、ここはUXに影響しそうなポイント。
宮ケ瀬湖周辺観光
ここからは宮ケ瀬湖周辺の観光記録。
オンデマンドバスを体験して、昼ご飯食べたら帰ろうと思っていたが、いろんな見どころがあって、結局いろいろと見て回った。
宮ケ瀬湖畔エリア
天気が良かったこともあって、非常にすがすがしい空気を味わいながら散策できた。午前中はまだ人も少なめで、鳥の声など自然の音も楽しめた。
季節的には今頃がベストシーズンなのかも。もう少ししたら紅葉も期待できる。
![](https://assets.st-note.com/img/1666626838383-KlvEU0LOak.png)
午前中は湖畔エリアから一度オンデマンドバスで「宮ケ瀬」から「鳥居原 ふれあいの館」に移動し、その後、再度湖畔エリアに戻ってきた。
ランチタイム
お昼は湖畔エリアの商店街にある「絆」というお店で朴葉焼きをいただく。
焼き物を豚・鳥・牛・鯖から選べたが、今回はオーソドックスな豚にした。
接客も丁寧で、料理も美味しく、居心地のいい店だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1666626225611-7A1WSmafOX.png?width=800)
商店街には食べ歩きできそうなお店がたくさんあるので、家族連れの場合はそういったところで買って、ピクニック気分で湖を観ながら食べるのもいいかも。
その後、腹ごなしもかねて、水の郷大つり橋を歩いて渡り、渡った先からオンデマンドバスで「宮ノ平」から「宮ケ瀬ダム 水とエネルギー館」へ移動。
ダムサイト・あいかわ公園エリア
インクラインと呼ばれるダム建設工事中に活躍した設備を使ったケーブルカーでダムの上と下に行き来できる。ダムの高さは150メートルほどあるらしく、上から見た景色はなかなか壮観。
(インクラインの動画はツイッター参照)
月に数度、観光放流があるのだけど、残念ながら訪問した日は対象外だった。観たい人は事前に調べていきましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1666627953261-13Zjh7a129.png?width=800)
一通り、ダムを堪能した後は、歩いてあいかわ公園へ。
そしてこの選択が、、、よくない未来を招く(と煽ってみる)。
あいかわ公園まで歩いたのはいいけど、実はそこはオンデマンドバスに乗りにくい場所だった。ダムエリア側に5つの乗降ポイントがあるのだが、あいかわ公園はそのちょうど真ん中あたり。
最後はオンデマンドバスのポイントと、路線バスのバス停があって乗り継ぎやすい「半原」に移動する予定だったが、結局ダムから半原まですべて歩いて移動することになった。事前にもう少し調べておけばよかったかな。
今回は周遊が中心だったけど、クラフト体験とか、カヌーとか、セグウェイとか、グラススライダーとか、いろんなアクティビティもあって、もっともっと楽しめるポイントはたくさんある。
体験記まとめ
今回宮ケ瀬湖周辺の3つのエリアをオンデマンドバスで移動したが、ニーズはありそうと感じた。3つのエリアをつなぐ他のモビリティは遊覧船くらいで、時間の融通は利きにくい。
自家用車で来た場合も、それぞれのエリアを移動するごとに駐車場に入れなおす必要がある。午後は駐車場待ちの列もできていたので、自家用車での周遊もそれなりに無駄が生じそう。
自家用車・公共交通、いずれで来た場合もエリア間の移動は課題になると思うで、それを補うためのモビリティとしてのオンデマンドバスの可能性は感じた。
今回は無料だったが、いくらなら利用したいか。1回ごとの料金設定がいいか、一日単位の料金設定がいいか。今回の実証を通して、そういった点も探っていくのだろう。
実証実験は11月末までの土日祝で行われているため、都合がつく方は是非訪問してほしい。
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団のYoutubeチャンネルには、オンデマンドバスの紹介動画やその他アクティビティの動画があるので予習がてら見るのもいいかも。
以上
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