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幸福探しの旅 vol.2久保田酒造

福井県屈指の米どころ、坂井市丸岡町。
モアの森周辺の田んぼは黄金の稲穂がこうべを垂れています。
秋の空とのコントラストがとっても綺麗。
稲刈りが始まっており、今だけ楽しめる秋の風景。

今日はずっとずっと行きたかったご近所さんに立ち寄ってみたお話。

土地の味を醸すことを追求 久保田酒造

モアの森に行くまでの田んぼのそばに3本並んだ青いタンクらしき看板。
「酒蔵見学予約受付中 試飲 直売」いつも気になっていました。

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立ち寄ってみると、趣のある塀の中に杉玉がかかる酒蔵が。
11代目蔵元久保田さんが出てきてくださり、お話を聞かせてくれました。

宝暦3年(1753年)越前丸岡藩からの命をうけ酒造りを始めてから、
お酒ひとすじ260年余り

“地元の米にこだわって米作りから入念に。”

酒蔵近くの水田で、その味わいに惚れ込んだ「山田錦」
酒の仕込み水と同じ水系の水で自家栽培されているそう。

酒の命である麹を育てるため研究。10代目蔵元が開発した機械で
麹菌をしっかり育成させ、理想の麹をつくるそうです。

仕込み水に使うのは、竹田川上流三又山を水源とする
地下200ⅿからくみ上げる天然水。

もろみの入った酒袋を吊るし、自然に滴り落ちる雫だけをそのまま瓶につめる、袋搾りをおこなっており、その贅沢な手法で搾られた酒を「雫酒」とも呼ぶそうです。
雑味のない純粋な酒の味を楽しめるのだとか。

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店内は手書きの書が壁一面にかかれておりユニークだけど味がある空間。
そこに迷ってしまうほどの商品がずらり。
袋吊り搾り無濾過の純米酒「鬼作左」、超特撰大吟醸「駒ケ瀬屋」
西ゆうじさん作の日本酒をテーマにした人気漫画 蔵の宿でも紹介された「蔵の宿」などさまざまな飲み口の日本酒が多数。

中にはパリで開催される「第13回フェミナリーズ世界ワインコンクール」の
リキュール部門で金賞に輝いた日本酒仕込みの梅酒 「一筆啓上 梅の酒」
なんていう変わり種も!

麻布十番祭りに出店されたこともあり、
梅の酒をシロップ代わりにかけた大人のかき氷を振舞って好評だったそうですよ!

書家の方を呼んで、お買い上げのお酒のラベルをその場で書いてもらう、
などとユニークなコラボイベントもされたりと発想豊かな蔵元。

ぜひ機会があったら、美容×お酒 のコラボでイベントさせていただきたい!と盛り上がり、話が尽きませんでした。

この日のディナーのお供には、蔵元から教わった梅の酒の炭酸わり。
砂糖を使わない米の甘さと聞いていましたが、納得!
すっきりしたしつこくない甘さでとっても食事に合いました。
ほんのり気持ちよく酔い、幸せいっぱいの1日となりました。


*久保田酒造
事前予約で酒蔵見学も行っています!
山田錦収穫は10月、新酒が出来上がるのは12月だそう。
新酒の搾り始めを告げる青々とした杉玉が飾られるのもこの時期の風物詩。
ぜひ足を運んでみてください。

https://www.fukukoma-shop.com/

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↑緑・黄・赤の移り変わる紅葉 モアの森の秋の始まりおすそわけです。


読んでいただきありがとうぎざいました。

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