「永遠なんてない」というボムギュが書いた「Anti-Romantic」
2024年7月、TOMORROW X TOGETHERにはまり、MOA(ファンダムの名称)になりました。そのためファン歴3ヶ月そこそこ、正真正銘のド新規です。そんな私がメンバーのボムギュさんの感性に魂が震える思いがしたのが今回、3回目です。覚えてるんだ、数えてるんだという驚きはさて置き、この回数はファン歴に対して多めなのではないてしょうか。
TOMORROW X TOGETHERの「Anti-Romantic」という曲は、切ないメロディラインのバラード曲です。好きな曲だなあと呑気に考えていた私はこの歌詞(実際にリリースされたものではなく、ボムギュさんが作詞した方)に度肝を抜かれることとなります。
※以下はボムギュさんが作詞した歌詞(weverseに載せてくださったもの)を、私が翻訳にかけたものです。正式にリリースされた曲の歌詞とは異なります。
胸が締め付けられるような歌詞です。
「みんなロマンティックになりたがるけれど、愛の告白だって全て今だけだし、結末だって知ってるんだ。近づいてこないで…」と、恋愛なんて結末は皆同じなんだと恋を諦めきった視点で見ているように見せつつも「そんな中途半端な気持ちで愛の告白をして傷つけないで。僕が欲しいのは本物の愛なんだよ」というボムギュさんの悲痛な叫びが伝わってきます。
こちらはTOMORROW X TOGETHERが実際にリリースされた曲である「Anti-Romantic」を歌っている映像ですが、歌詞はボムギュさんが作詞されたものの方を載せてくださってます。何度聴いてもこの感性に惚れ惚れします。良かったら是非、こちらで聴いていってください。
▶ボタンで聴けますか?
「コーヒーが冷めてしまうことが悲しい」という私が過ごしたこれまで
かくいう私も、幼い頃から「この楽しい時間ももうすぐ終わりだな」と感じるタイプの子どもでした。大人は気休めに「まだ遊べるよ、またすぐ会えるよ」と言うのですが、そうではないことをわかってました。
学生の頃は、寒空の下でどんどん手の中で温度を失っていくコーヒーが悲しくて悲しくて。初めて話したのですがそんな人いますか?笑
だったら最初からいくら寒くてもアイスコーヒーにすればよかったんだなんて思っている人間でした。変化しないものがあればいいのにと考えてたのはちょうどボムギュさんと同じくらいの年齢の頃です。
考えが変わったのは子どもが生まれてからです。それまでは親の無償の愛はすごいと思ってましたが、そんなものを吹き飛ばすくらい子どもの親への愛情はとても大きくて暖かくてまっすぐでした。1ミリの疑いもない愛。
子どもには及ばないけれど、親もまた、子どもを愛しています。日々成長して離れていく姿を寂しくもありますが嬉しく思いつつ、ただ幸せであることを願う。変わっていくことの寂しさよりも成長や未来があることの嬉しさを感じられるようになりました。
ボムギュさんが30代、40代になった時にも作詞をしてくださっていたらどんな歌詞になるのでしょう?それまでずっとMOAでいさせてください。あなたの感性で紡がれる歌詞を楽しみにしています。
メンバー達は歌ってくれた
weverseLIVEでは、メンバー達に「自作の歌詞を公開したの?自分なら恥ずかしくてできないよ〜」と言われつつも、みんながこの歌詞で歌ってくれました。彼らの感性が詩に反映されていくのはMOAとしてとても嬉しいです。
weverse 2021年06月07日
こちらが実際にリリースされた曲で、公式ミュージックビデオです。このソフトクリームを持っているのがボムギュさんです。外見だけでもこんなに美しいのに内面まで繊細で美しいって信じられますか。今度、大阪のコンサートに参戦するのでこの目で確認してきます。
何故、ボムギュのアンチロマンティックに心が震えるのか
実際にリリースされた曲の歌詞は本当に綺麗で、それでいてボムギュさんの書いた詩を反映させている部分もあり、MOAや人々が歌うのに適していて「これがプロというものなのか」と思い知らされました。
でもボムギュさんのアンチロマンティックだけには、何度聴いても心が震える思いがします。
リリースされた曲との決定的な違いはここではないかと考えます。
「僕は反ロマンティック主義」こちらがリリースされた歌詞で、
「僕も君と同じロマンティックを望んでるよ、でもそんなのどこにもないことを知ってる。どうしたらいいの…」がボムギュさんの歌詞です。
私はここにボムギュさんの感性と繊細さが最大限に現れていると思います。
「君を愛してる」「僕の全てを捧げるよ」「僕には君しかいない」
そんな今だけの、期間限定の、言葉だけのロマンティックなんていらない。
僕が欲しいものは本物の愛なんだというボムギュさん。
「反ロマンティック主義」なのではなく、「本物の愛しかいらない」というボムギュさん。彼こそが「真のロマンティック主義」なのではないかと私は思うのです。
実際、ボムギュさんのご両親は仲が良く、彼自身がご両親の結婚記念日を祝うので、ファンもまたボムギュさんのご両親の結婚記念日を祝っている、という微笑ましいエピソードがあります。
そんな彼は「自分が好きな人が自分のことを同じように好きになってくれるなんて奇跡だ」という発言をされており、そのあまりの心の綺麗さにMOAを驚かせていました。世界中のあなたのファンはあなたに恋をしているわけで、そういった環境に身を置きながらもこういった感性を持ち合わせていることに驚きました。彼が求めているのは本物の、ゆるがない愛なのかもしれません。
あなたの感性で書いた歌詞を見たいと言われ、とても照れながらMOAに公開してくれたボムギュさん。どうしてあなたの言葉がこんなにも胸を打つのか考えていました。それは「そこに嘘がないから」なのではないかと考えます。
文章は綺麗に書ける人もいるし、ある程度の技巧もあると思います。
それにリリースされる曲ならばある程度の汎用性というか多くの人に受け入れられやすい歌詞も必要でしょう。
でもボムギュさんの言葉はそんなフィルターを1つも通さないんです。永遠なんてないからこそ、一緒にいられる時間を大切にしたいともおっしゃっていた彼の言葉、考え方、感性、生き方が紡ぐ言葉に宿り、私達の心に染みます。
繊細で美しい感性を持つがゆえ、辛いこともあると思いますが、ボムギュさん、あなたの美しく繊細な感性を愛します。多くのMOAが同じように感じていると思います。
アイドルとして毎日を過ごしてくださってありがとうございます…。
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