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やりたいことが見つからない君へ
この記事は何?
この記事は「やりたいことが見つからないなあ」、「自分はこれからどうやって生きていけばいいのかなあ」というアンニュイな気持ちを抱いている若者(20代以下)に向けて、20代後半の何者でもない男がここぞとばかりに自論を展開するものです。
たくさんの人生の先輩方が同じようなことについて色々語っている情報もありますが、もう少し近い目線で、かつ何者でもない私なりの意見として綴らせていただきますので、もし何かの参考になれば嬉しいです
やりたいことがない君への一言(私の結論)
「やりたいことを探す」のを一旦やめて(この記事は読んでほしい)、とりあえず自分の好きな領域で何かアウトプットを出してみてくれ
やりたいことが見つからない本質的なメカニズム
当たり前だが、我々は知らないものは好きになれないし、やりたいともなりたいとも思えない。小学生が野球選手になりたいと言うのは、野球を知っているからであり、彼らの口から「商社マンになって、再生可能エネルギー事業に関わりたい」という言葉が出てこないのはそもそもそんな仕事があることも”知らない”からである。至極単純な話をすれば、スイカを食べたことない人がスイカが好きですとかスイカを食べたい、とは言えない。
何が言いたいかというと、やりたいことが見つからないのは、前提として知らないことが多すぎるからだと私は考えている。ただしこれはあくまで入口であり、”知った”上でそれを実際”やってみる”までやって初めてやってみたいかどうかもわかることが多いと思う。厄介なことに、現代社会は情報に溢れているため我々は「知っていること」も昔よりは増えたが、その何十倍・何百倍も「知らないこと」の方が多い。
かといって世の中の情報を片っ端から知ってもあまり意味はないし、そんなことをする時間に余裕のある奴はいないわけだ。
スモールアウトプットを出しまくる
そうした時にやってみるといいのは、「とりあえず自分の興味のある領域のことをもう少し調べて、そしてとにかく”アウトプットを出してみる”」ということだ。なぜアウトプットまでが必要か、それはアウトプットには労力がかかるから、である。何が言いたいかというと、人間は本来怠惰な生き物であるため、アウトプットなんぞ本来したくないのである。一方で飯を食ったり、家族や友人と楽しい時間を過ごしたりするには、当たり前だが自分で何かしらの価値を提供し、お金を稼がないといけない。つまりアウトプット=生存活動なわけだ。(このコンテクストではアウトプットは、すべての生産活動という意味で捉えて欲しい)
この、本来人間としてしたくないけど、でもしないと生きていけないという究極的なジレンマを引き起こすアウトプットを、とにかく自分一人で小さくトライアル的にやってみるのがいい。そうすると、「あれ、この領域好きだと思ったけどやってみると面倒だな」とか「まてよ、これコンテンツ自体は別の領域でもいいけど、このアウトプット手法自体(プロセス)がなんかめっちゃ集中できるし、捗るな」みたいな色々な角度からの発見がある。それを繰り返していくうちに、だんだんと自分の「好きなことや、得意なこと」の解像度が上がってくる
「やりたいことなんて、見つからなくて当たり前」と開き直る
私は新卒で大手外資コンサルティングファームに入社したが、ある日社内で上から2番目くらいの役職ランクにいる40歳前後のディレクターが、「やっと最近やりたいことが見つかった」と話していた。彼は犬が好きで、ペット産業への貢献という形で社内にペット産業セクターのチームを立ち上げている最中だった。まあ、これは見つかった、のか、実現し始めた、のか、という議論しても意味のない疑問は湧くと思うが、少なくとも彼は社会人として20年くらい経ってやっとやりたいことをやり始めたのだ。
ここで言いたいのは、とにかく見つかるタイミングはまじで「人による」ということだ。なぜこれを言うかというと、現代は本当に選択肢に溢れすぎていて、老若男女問わず多くの人が色々なことに挑戦できる時代だ。それ故に多くの人が「自分もなにかしないと、なにかやりたいこと見つけないと」と焦っているように見えるが、私から言わせればそんな焦りを抱いている時点で「自分の人生を生きていない」と正直思ってしまう。
「他人は他人、自分は自分」という昔からある言葉は今の時代にこそその意義がいつにも増して響くものだ。ぜひこの記事を読んでいる君には、そんなマインドを持って開き直って日々を生きてほしい。
まとめ
スモールアウトプットを出しまくる(どんなに小さいことでもいいから、何かしら自分で生み出してみる経験を積む)
他人の生き方を見て流されない、「やりたいことなんてそのうち見つかるわ」くらいの気持ちでいこう
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。
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