血の轍

「血の轍」を読んだ

読んでて、とっても後味が悪いんだけど、新刊が出るとどうしても読んでしまう。
押見修造氏の作品は、なんとも言えない中毒性がある。

初めて読んだ押見作品は、惡の華。
表紙にある「クソ虫」という言葉が気になってKindleで1冊目を購入。
そして、そのまま最終巻までポチることになった。
それ以来、押見作品は必ず読むことにしている。

先日、4巻が発売されたので早速ポチった。
少々ネタバレっぽくなって申し訳ないのだが、母親の気持ち悪さがどんどんエスカレートしている。
グロい描写は一切ないにも関わらず、吐き気を催してくる。
誉田哲也氏の小説から感じる気持ち悪さとは異質の気持ち悪さだ。

この記事を書くために、アマゾンのリンクを並べてみて初めて気がついた。
表紙の絵の中の主人公がどんどん成長しているのだ。
4巻の表紙は小学校入学だろうか。
作中の主人公は中学生。
そのうち、表紙が中身に追いつくことになる。
いつまで、こんな幸せそうな絵柄でいられるのだろうか。
今後の展開と表紙が楽しみでしょうがない。
不快な楽しみってやつだな。




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