中学生が40日間でベンチャー企業のCFOを目指す 7日目「法人化とは、なぜする?いつする?」
こんにちは、もひもひです。
最近ふと思い出すんですが、小学生の頃「マネーの虎」を見るのが無性に好きでした。今思うと、あの番組に結構今勉強してることのエッセンスとか、生臭い部分とか全部詰まってた気がします。今Wikipedia見たら、マネーの虎は世界各国でローカライズされて人気コンテンツになってるみたいですね。日本では2001年に始まり、04年に終わったそう。ちょっと生々しすぎたんですかね。残念です。
さて、今日は 当たり前のようにこれまで「会社」をテーマにしてきたけど、さて
・そもそも「法人化」ってなんなの?
・法人化はいつすればいいの?
とかを紐解きます。
主な参考箇所は、下記の本の第2・3章。
■読んで知ったこと
・個人事業からの法人化は、増資を受ける半年前くらいにしておくべき。VCも安心して出資できる。加えて、ある程度利益が出てから個人事業→法人へと「事業譲渡」をすると、「時価の1/2未満での譲渡は、時価で譲渡したものとみなす」という法律があり、増資後の時価総額に近い金額で譲渡したものとして 創業者には所得税が、法人にも時価より安く買えた受贈益に法人税が課税されかねない。
・「資本金が大きい」ことは、「配当できない財産が会社に多く残る」つまり「債権者が資金を回収しやすくなるバッファが大きい」ことなので、「資本金がデカいと偉い」というのはあくまで債権者(銀行)中心の考え。
・資本政策(誰が株式をどれだけ保有するか)は、一度ミスるとリカバれない。
例えば、当初、企業価値が1000万のとき、創業者が600万。エンジェル投資家に400万出資してもらったとする。これが、その後例えばVC出資して企業価値が5億になったとすると、そのエンジェル投資家の株の買い戻しに数億掛かることもある。「外部の投資家の比率を低く、人数も最小に」が鉄則なのはこのため。
資本政策については3日後くらいに深堀ります。さて、サラッと流してしまった「企業価値」ってそもそもなんなのか、を明日は見ていきます。
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