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ちょっとシドニーマラソン走ってきた

ちょうど先週、シドニーマラソンを走ってきたのでそのお話を。
ハーフマラソンかフルマラソンかで迷って、結局フルマラソンにエントリーしたよ〜、ちなみにコロナの影響で2年ぶりの開催やったみたい。
マラソンの開始時刻が早くて、ハーフマラソンは朝6時スタート、フルマラソンは朝7時スタートやった。やから昼過ぎには大体の人がマラソン走り終わっとる、オーストラリアに来て思うけど何するにしてもみんな朝早い。

スタート前の様子。あとみんな足長い。いいな。

去年、地元の富山マラソンを友達と一緒に走ったことがあったから大体の雰囲気とか流れは分かっとったけど、大会ぎりぎりまで詳しい要項が送られてこんくてずっとドキドキやったし、ゼッケンの受け渡しの会場のアドレスもアバウトすぎてゼッケン受け取り損ねるとこやった、、全体的に分かりにくくてヒヤヒヤした。

シドニーマラソンで素敵やなって思った所は、みんな会場にいらん服を着てくるっていうルールがあって、それをスタート前みんなで脱ぎ捨てるんやけど、その服が全部チャリティーで寄付されるらしい。素敵だー!

ここ以外にも大量の服、服、服。この子も足長い。いいな。

ちなみに富山マラソンは給食で白エビの天むすが置いてあったり(早いもん勝ち)、地元の和菓子店(中尾清月堂)の和菓子がいっぱい置いてあったり頑張れるポイントがちょこちょこあるから是非みんなにも走ってみてほしいな。

もう一つちなみにシドニーマラソンの場合はそんな素敵な給食は一切なく、基本的に体に悪そうなエナジードリンクしか出してもらえん。そして気休めの体に悪そうなグミ、あと栄養ゼリーみたいなやつが時々あるくらい。栄養ゼリーみたいなやつがまあ本当まずくてびっくりした。何の苦行かと思った。ウィーダーみたいな味を想像して食べるともうがっかり。ペッペッ!ってした。でもみんな普通の顔して食べとるんよね、味覚バグっとる?

シドニーマラソンのコースは、スタートしてすぐにHarbour Bridgeっていう大きい立派な橋があるんやけど、そこを渡ってからシドニーのシティーの中を走るんやけど、シティーの中を走っとったはずなんに気がついたら森みたいな大きい公園の中におったり、大きい湖の側を走っとったり、と思ったらまたシティーの店いっぱい並んどるところに出たり。景色がぐるぐる変わって退屈せんかったな。そして、ゴールはみんな大好きオペラハウス!

日本語サイトのホームページに書いてあったアップダウンが少なくて走りやすいって言葉を超信じて走ったけど、信じられんくらいアップダウンあるやん嘘つき!!っていう気持ちで走ったよ。嘘つき!
陸上部の時も駅伝の時も今まで走ったマラソンでも、今まで"歩く"っていう概念がなかったけど、今回に至っては本当に無理やった。割と歩いた。ちゃんと歩いた。

それでね、42km走りながらずっと人間観察しとったんやけど、みんなクセが強くておもしろいの。裸足で42km走るおにーちゃんとか、マラソン中に電話しだすランナーとか。電話し出すランナーは1人じゃない、複数人。「調子どう?俺マラソン走ってるわ〜」じゃないんよなあ。軽くランニングしにきました〜みたいな空気感で電話し出すからおもしろかった。あとジップロックに入った大量のナッツ片手にボリボリ食べながら走っとるおにーちゃんもおったなあ。背中に、多分疲れた時食べる用のポテチを背負って走っとるおばさんもおった。全自動の車椅子で42km走るおじさんもおったなあ。みんな違って皆んな良いね、あともれなく顔も良い。ありがとう。

でも42kmも走るとなると人間観察だけじゃ気が紛れんくなってきて後半は死んだ顔しとったんやけど、ゴールに近づけば近づく程、沿道から応援してくれる人が増えて、後半は皆んながしっかりと私の目を見て「頑張れ!」「凄いよ!」「もう少しやよ!」って嬉しくなる言葉を贈ってくれるから頑張れるモードにまた戻って、「マラソンなんかもう一生走らんからな!」って気持ちがどこかに飛んで行った。だからきっとまた私は懲りずにいつかどこかで走るんだろうなあ。

また1つ、良い経験をした。

完走したらメダルとオレンジとココナッツジュースが貰える。ココナッツジュースまずかったなあ。

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