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 おうちdeプチナース専門学校 校長のもみじです。

陰陽論のつづきです。

陰陽は絶えず変化しています。陰陽どちら一方が盛んになると、もう一方が衰えるという変化を常に繰り返しバランスをとっています。

春から夏にかけては「陽の氣が強くなる」というように、陽の氣が盛んになり温かいエネルギーに満ちてきて、明るい時間がながくなり暖かさが増します。

その後、夏至をピークに秋に向けて陽の氣は衰え始め、陰の氣が盛り返してくるので、冷たいエネルギーが満ちてきて、秋分を越えたあたりには日暮れが早くなり寒さが増してくるのです。

1日の流れも陰陽になっています。

夜明けまだ暗いうちは陰の氣に満ちていますが、段々明るくなると陰から陽に変わり、正午が一番 陽の氣に満ちてそこから段々暗くなると、陽の氣から陰の氣に変化します。深夜0時が一番陰の氣に満ちています。

こんな具合で1日も、1年も陰陽になっています。

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 これは、太極図といいます。

一番上、時計でいう12時の場所が夏 右の3時の場所が秋 下6時の場所が冬 左9時の場所が春になっています。

白い部分は陽、黒い部分は陰。 陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となっています。冬の寒さ(陰)が極まると、必ず春の暖かさ(陽)が到来し、また反対に、夏の暑さ(陽)が盛りを過ぎれば、必ず秋の涼しさ(陰)が訪れることをあらわしています。

こんな風に昔の人々は、五感を使いながら1日1年を感じていたのではないかと思います。

明日は、陰陽を日常で感じることで書いていこうと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

引用元:薬膳・漢方検定公式テキスト 日本漢方養生学協会認定         株式会社実業之日本社 


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