目標は生活を共にすること
穏やかで特に問題なく生活を続けていた恋人未満なレズ2匹が「子どもがほしい」という同じ希望をもって盛り上がってきたわけですが。
ちなみにまだこの時点で性交渉(あぁ、言っちゃった)なしです。
ここ、まだ恋人未満期間の中間くらいだったはず。
けど子どもを産み育てよう計画が発足してからは時の流れが倍速…
ふたりの目標は"恋人として一緒に生活すること"から"家族になること"になったわけですから、それまで交際してきたX人と過ごした甘ったるい期間をほとんどすっ飛ばしてとことん長期的な目でこの人との生活について考えました。
彼女がどう捉えてたかは知らんけどね。
もうほとんど結婚相手の品定め状態だったので、お互いを「彼女」と呼ぶようになった時点での私たちの喧嘩って、はちゃめちゃにハイカロリーだった。
可愛い嫉妬や時間のすれ違いに対する寂しさから口論になることももちろんあったけど、そんなの一晩寝て起きれば生理前のイライラだったねと笑って済ませられます。
しかしお金の話や生活力のこととなると、とにかく長い。
生きることに関する話し合いって体力が必要なのです。一時の感情だけでぶつかり合って翌朝ごめんねってわけにはいかない。そこで折れたらこの先ずっと譲りっぱなしになるから、我慢を続けられないことは飲み込めません。
それでも畳んだり開いたり丸めてみたりを繰り返しどうにか折り合いをつけ、夏には奈良県の実家へナチコを連れて帰りました。
9月には彼女名義(私は同居人として)で都内のマンションを借りて引っ越し、いよいよ本当の意味でふたりの愛の巣を持てた!と思ったら今度は「ふたりの家なんだからあんたも家事して!」「私の家でもあるんだから物を出しっぱなしにしないで!」と、まぁ揉める揉める。
またも寄り道談ですが、このとき勘弁してくれよ〜と倦怠期を感じていたのはどうやら私だけだったらしいです。ナチコは揉めた記憶もほとんどないらしい。彼女が鈍いのか単に私が環境の変化で情緒不安定だっただけなのか…。
あれこれイベントが多かったその年は終始バタバタでした。
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