映画「正欲」を観てきました

一部ネタバレ的要素を含むのでご注意。


原作を読んでいたヨメが好きとのことで観に行ってきました。
(ガッキーが大好きだからというのもある)


「正しい性的趣向」って言われると難しいですよね。これはマイノリティーに関するお話。





“型”にハマった生き方をしてきた刑事が、父親として敷いてきたレールから外れて不登校の別の道を歩んでみている子ども。
他の同級生は結婚出産しているのにそれぞれ独身なアラサー男女。
男性恐怖症な大学生が好意を寄せるダンサーな男性大学生。

キャスティングや画作りが良すぎで、主要キャラみんなはまってたし、その時の画のみせ方がすごくて主題がスッと入ってきて、逆に終盤辛かったです。
晩ごはんを食べながらヨメと感想戦をして、ヨメと居る意味の一つに劇中でもあった「“健常者” に擬態する」があり、自分も少なからずマイノリティー側の側面もはらんでいるんだなと気付かされました。

“辞めジャニ”の稲垣吾郎さんが「健常者」として振る舞うことで説得性が増しつつ、そこへ投げかけられる「マイノリティーを一括りにできない」ことを主張したいい作品でした。

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