-日記 week32

思考を書きとどめておく場所は必要だなと思い。

8/7(水)
 週のど真ん中で2時に帰ってくるやつがあるか!と母親に怒鳴られながらも疲れで眠りについた。実家に居座る分際でよろしくないと思いながらも、久しぶりに会う人だったからついつい調子に乗って終電を逃してしまった。「タクシーは高いからカラオケで一晩過ごして始発で帰ってシャワー浴びて会社行くか〜」と思えるくらいにお花畑な脳みそで、尽く自分には甘い。それでいて、後から何であんなに楽観的だったんだー!と後悔することが多いが、この日に関しては悔いなし。結局タクシー帰宅して、2時。
 いろんな人生があって、自分が目指す先はなんだろうと思う日々。英語話せるのに留学したら就活で突っ込まれて困るし行く意味ないでしょという割には特に目的もなしに資格取っておきなと口酸っぱく親にアドバイスされ。とりあえずそこそこいい就職先に行ければ幸せになれるのかな、なんて自分の意思など持たずに思っていたけれど、そもそも今の就職先がいいのかもわからず、ここに幸せがあるのかもわからず。大した努力もしてきてないから偉そうには言えないけど、我慢はしてきた分何のためだったんだろうとよくわからなくなる。小さいことに楽しみを見出すことが幸せへの一番の近道なんだろうけど、心踊る瞬間とかワクワクする瞬間とか誰かと共有したいと思える感動って日常になかなか落ちてなくて。多分我慢してきたせいで心の感度が落ちてるんだろうなって。嫌なことから逃げるために必死に異世界転生のアニメばかりに現実逃避していたから、自分の感情や思考そのものも、それらを表現する術も今の自分にはなくて情けない。 
 「明るさ、元気、可愛さが足りなかったよ。次会う時までに話のネタ用意してきてね。」と言われて、図星なだけに心が痛い。明るさも元気さも可愛いさも足りない自覚しかない。
自分なりには頑張ってるつもりだったんだけど、そんなの言い訳でしかないのだ。

8/9(金)
 尊敬する先輩がどのようにタスク管理をしているのかを気になって聞いてみた。すぐに対応することをモットーにしているらしく、来たら対応するようにしているという。課内会議の事前に記入する議事録も、いち早く記入している。どうやら夏休みの宿題は一日目に終わらしていたとか。仕事ができる人って本当に先送りが嫌いなのかもしれない。私も嫌なことから逃げて先送りにすることをやめるべきなのかもしれない。先輩に変な質問をしてしまったと感じる一方で、いいこと聞いたと思う。実践しなければ意味がないが。
 私はアンケ―トに答えることが苦手だ。この間内々定者イベントに参加させてもらってgoodとbetterを教えてと言われたのだけど、何の参考にも立たないようなgoodしか述べられなくて、申し訳なくなった。
 批判的に生きられていない。日々流されて生きている。大抵のことは自分の力ではどうにもならないと思っていて、諦めている気がする。でもどうにかしようと動くこと、もっとこうすればいいのにと思えることはとても大切なんだと思う。今からでもさ、ケチをつけているレベルからでも、いろいろ不満を持っていこうと思う。口に出す出さないは気を付けながらね。

8/11(日)
 自分の考えとか思っていることを母親と話すのが得意ではない。いつも後々被害者意識が強すぎだとか考え方が歪んでいるとか、私の考え方にケチをつけてくる。私自身が自分の考えを述べたその場ですぐに言ってこないのも母のずるいとことだと思う。言葉を受け止めていろいろ考えてくれた末に発していた言葉なのかもしれないけど。
 それからずっと母に心のうちを打ち明かすことに苦手意識を抱いていた。私のコミュニケーション能力の低さ故だとは思うが、母に上手に自分の想いが伝わらない。母もポジティブに受けとろうとしてくれない。すでに母の中で私は「考えの歪んだ人間」だから、何を言ってもネガティブにとらえられる。
 それでも今日母と久しぶりに話した。本当にしょうもない話なのに、気持ちのこと、考え方のこと、話していると涙が出てくる。恥ずかしいけれど、母はどうして泣いているのとは言ってこない。母は私の理解者にはなれないけど、味方でいようとはしてくれているのだと思う。いろいろ話したけど、母はその言葉をどう受け取ったかはわからない。また曲折して伝わっていたらどうしよう、ちょっと怖いな。
 母はめったに自分の気持ちを話さない。歩み寄ることを多分母はそこまで必要としていない。だから母のことを理解することは難しいけど、これからも隣にはいたいなとは思う。 

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