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点と点をつなぐ、研修会社での経験から

若手時代、こんなことをやっても将来の役に立たないと思っていたことが、意外な形で役に立ったと思うこと。
スティーブ・ジョブズの話で有名な、Connecting The Dots(点と点をつなぐ)は、ミドルエイジやミドルシニアの方には共感できることも多いのではないでしょうか。Connecting The Dotstoとは、学生時代にカリグラフィーの授業を受けていたことが、将来的に、Macのフォント作成等のデザイン面で役立ったという話です。

過去の振返りや未来のキャリアについて考える時、ワークショップなどで他者からの質問で内省が進んだとき、ある体験と現在の自分との関係が意味づけできる瞬間があります。

例えば、私自身は研修会社でオペレーション担当だった時、研修運営を担いながら、受講生の気持ちが大きく揺れ動く場面や、行動変容の瞬間に立ち会っていたことがありました。準備期間を含めると数か月にわたる研修だったため、初日との違いを感じることができていたのです。

その時の経験から、「行動変容」の伴走役のイメージが確立できてたのだと今は実感しています。

当時は、講師や営業の方々の知見の豊富さに比べて、力不足を感じていたものですが、年月を経て自身が講師側に立つと当時のことが蘇って見えてくるものです。そのため、中長期的に組織と個人の行動変容へ伴走する役割にコミットできるのです。
(これらの経験がなければ、誰に対しても短期的な行動変容を求めてしまっていたかもしれません)

今なって気づく、点と点がつながっているという経験、どのようなものがあるでしょうか。また、今この瞬間の出来事も、どうつながっていくのかも楽しみになりますね。

ワークショップやキャリアコンサルティングでもお伝えしています。