ミッドナイト・ランブル・ショー

神保町のイベントスペース"試聴室"で毎月開催されているレコード&ト…

ミッドナイト・ランブル・ショー

神保町のイベントスペース"試聴室"で毎月開催されているレコード&トークイベント「ミッドナイト・ランブル・ショー」。MCを務める谷口と吉村の2人が、愛する音楽について自由に書き連ねるnoteです。お問い合わせ、ご連絡は midnightrambleshow@gmail.com へ。

最近の記事

4/24のランブルは「安レコ向上委員会」

春一番!98回目のミッドナイト・ランブル・ショーは、「安レコ向上委員会」! 原材料費の高騰に伴う新譜価格の上昇、そして中古レコードも値上げの一途を辿る今日このごろ…レコード屋の片隅には、いつまでもあなたを待っている安レコがいます。もちろん、3桁の値段には色々な理由がありますが、内容の割に評価の低い盤があるのも事実…こんなに良いのに、どうしてこんなに安いんだ!と思うこともしばしば。 マイケル・フランクスやアソシエイション、チープ・トリック、アース・ウィ ンド&ファイアーの有

    • 3/28のランブルは「リズム&ブリテンvol.2」

      大盛りあがりのうちに終了した前回のリズム&ブリテン。アレクシス・コナーやグレアム・ボンド、アニマルズなど、普段登場しない渋いUKブルース・ロックの素晴らしさに打ち震えた夜でしたが、大方の予想通り、60年の歴史を一度でたどるのは全くもって無理でした!というわけで次回のランブルは、70年代中盤以降のイギリスのリズム&ブルース・シンガーの系譜をたどります。 アヴェレイジ・ホワイト・バンドなんて代表格ですよね! 人種混合バンドのホッチョコことホット・チョコレート。 後に再結成フ

      • 2/21のランブルは「リズム&ブリテン」

        祝!ロッド・スチュワート来日!昨年末のTOKYO FM【THE TRAD】でランブルMC谷口がロッド・スチュワートについて僭越ながら解説させていただいたことをキッカケに、ランブルのUKロック熱が再燃!ポール・ウェラーも来日したことだし、今月は「リズム&ブリテン」と題しR&B直系のUKロックシンガー/バンドを大特集の2時間! ロッドとも関係の深いスモール・フェイセズや、先ごろ来日したポール・ウェラー、60′sロンドンで最もヒップな男ジョージィ・フェイム、ミセス詣ことダスティ・

        • 1/16のランブルは「ランブルベストヒット歌謡祭2023」

          ミッドナイト・ランブル・ショーの人気企画が2年ぶりにカムバック!ランブルの2人が選ぶ、2023年リリースのナイスな新譜を紹介するベストヒット歌謡祭! まさかのストーンズ、ビートルズの新譜対決を筆頭に、ノエル・ギャラガーやヴィデオ・エイジなどランブルお馴染みのミュージシャンなどなど、最高に盛り上がった2023年の新譜から、ランブルの2人が特に気に入ったものをセレクト。 「西海岸部門」「オーバーエイジ部門」「重量級部門」 「リイシュー部門」など部門別に表彰していきます!ロック

        4/24のランブルは「安レコ向上委員会」

          12/12のランブルは「ランブル・クリスマス・ワンダーランド」

          ミッドナイト・ランブル・ショーが始まって8度目の冬…いつかやろう、いつかやろうと思っていたクリスマス・アルバム特集がようやく実現!この8年間に買いためたクリスマス・アルバムを一挙大放出。 フィル・スペクターやビーチ・ボーイズなどの定番はもちろん、マイク・ラブやボブ・ディラン、ウォンブルズなどの変わり種、我らがミューズ・シェールの最新クリスマス・アルバム、普通のアルバムにしれっと収録された隠れクリスマス名曲まで… 今後30年分のクリスマスBGMが今宵決定!ランブル・クリスマ

          12/12のランブルは「ランブル・クリスマス・ワンダーランド」

          11/21のランブルは「ランブル・ソウル・サミット」

          11月のランブルは、久しぶりのソウル特集! 秋だ!ソウルだ!ランブルだ!11月は「ランブル・ソウル・サミット」と題し、久しぶりのソウル特集!ニューソウル特集での軽妙なトークがランブルメイトの心を掴んだベーシスト、橋本大輔さんを再びゲストに迎え、あれやこれやの大放談をお送りします。 今回はニューソウルに限らず、クラシック・ソウルからシルク・ソニックに至るまで、古今東西のソウル名盤が集結。サミットの名の通り、ソウル太柱な大名盤もたっぷり!アンダーソン・パークの胸のタトゥーよろ

          11/21のランブルは「ランブル・ソウル・サミット」

          10/23のランブルは「じゃない方ロック」

          これまで「ランブル処世術」「副業ロック」「ランブルはじめて物語」「ランブル再生工場」と続き、各方面で物議を醸してきたランブルキャリアアップセミナー、最新作は「じゃない方」ロック! 芸人さんの界隈でよく使われる「じゃない方」ですが、実はレコードの世界にも「じゃない方」な人たちがたくさんいます。よくよく考えれば、ほとんどの人が「じゃない方」なわけで…それでも、自分たちの力で輝く術をじゃない方ロッカーたちから学ぼう!という企画です ティモシー・B・シュミットやウォルター・ベッカ

          10/23のランブルは「じゃない方ロック」

          9/21のランブルは「グッバイ、ストーリーテラー〜追悼ロビー・ロバートソン 」

          寂しい、寂しすぎる。こんな日が来るとは思ってませんでした。今月のランブルは、ロビー追悼です。 今年8月6日にこの世を去ったザ・バンドのロビー・ロバートソン。ランブルにはこれまでも何度も登場し、その類稀なるソングライティングとギターテクニック、そして何より、ユーモアあふれるストーリーで我々を楽しませてくれました。 そんなロビーへの感謝を込めて、彼の功績を称えます。これまであまり触れてこなかったザ・バンド以外でのロビーの名演や華麗なるプロデュースワーク、ザ・バンド解散以降さら

          9/21のランブルは「グッバイ、ストーリーテラー〜追悼ロビー・ロバートソン 」

          8/23のランブルは「夏だ!レジャーだ!ランブル動物園」

          暑い暑い暑い夏が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?ミッドナイト・ランブル・ショーです。せっかくの夏休みにお出かけしたいけど、行き先に迷ってる…そんなお悩みはありませんか?そこで今回は、皆さんを動物園へとご案内。といってもここは、ミッドナイト・ランブル・ショー。世にも珍しいレコード動物園へようこそ! モンキーズ、ラスカルズ、ステッペンウルフ…世界中から動物の名前を冠したグループを集め、あなただけのランブル・サファリ・パークを作りましょう。 もちろん、イーグルスやサ

          8/23のランブルは「夏だ!レジャーだ!ランブル動物園」

          7/25のランブルは「マン&ワイル歌謡祭」

          米国を代表するソングライター・コンビであり、62年連れ添ったおしどり夫婦でもあるバリー・マン&シンシア・ワイル。作詞を担当していたシンシア・ワイルが6月、82年の生涯を閉じました。どうか安らかに。 MC谷口が初めてマン&ワイル作品を意識したのは映画「トップガン」で「ふられた気持」を合唱しているシーン。リフまで合唱で表現されてて、こんなにもアメリカ人の心に溶け込んでる音楽なのか!と。それもそのはず、「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた曲」なのですから…

          7/25のランブルは「マン&ワイル歌謡祭」

          6/28のランブルは「ジェネリック・ロック」

          長引く不況、燃料費の高騰、混迷を極める世界情勢…物価の上昇は我々レコード・コレクターの財布をも直撃しています。加えて、昨今のアナログレコードの値上げ、中古市場の高騰。このままでは名盤をアナログで聴くこともままならない状況に…!? そこで今回のランブルでは、オリジナル盤が高騰しているものを中心に、名盤たちの「ジェネリック」版、つまり、演奏しているのは別人だけど、効能は名盤とまったく同じ、さらに安い!という夢のようなレコードをご紹介。 昨今の相場をもとに、最低でも半額以下で購

          6/28のランブルは「ジェネリック・ロック」

          5/31のランブルは「ランブル再生工場」

          4月の「ランブルはじめて物語」、ご覧いただけましたでしょうか?新入社員向けセミナーと嘯いて始めた企画ですが、まさかのホンモノのフレッシャーズにもご来場いただき、大盛りあがりの回となりました。 前回がフレッシャーズなら、今回はさながら転職セミナー!?もしくはイメチェン講座か!?「ランブル再生工場」と銘打って、キャリアの転換期に華麗なる転身を遂げたミュージシャンたち、そしてそんなイメチェンを支えた再生工場=プロデューサーたちを大特集! 中には「どうしてこうなった…?」なトホホ

          5/31のランブルは「ランブル再生工場」

          4/18のランブルは「ランブルはじめて物語」

          4月ですね!新しい職場や学校、異動に伴う人間関係の変化など、新環境への適応力が求められる季節です。 そこで今回のランブルでは「ランブルはじめて物語」と題し、アル・ジャロウやヴァン・ダイク・パークスといったランブルお馴染みの面々から、ブルーノ・マーズやキング・クリムゾンなどの超大物まで、彼らがデビューするまでにたどった波乱万丈な足跡を振り返り、新生活のスタートはどうあるべきか学んでみよう!という前代未聞の企画です。 例:ポール・サイモン「息が詰まったら、環境を変えてみよう。

          4/18のランブルは「ランブルはじめて物語」

          3/30のランブルは「世界はバカラックを求めている」

          いやー切ない。バート・バカラック、94歳の大往生…正直なところ、永遠に生きるような気がしておりました。2020年のダニエル・タシアンとの最新作も最高でしたし、新録の噂もチラホラ。最期までソングライターであり続けたのだと思います。バカラックのいない世界、寂しすぎますね。 今回のランブルはバカラックの数多の名曲への感謝を込めて、彼の愛したフォーマットでもある7インチシングルを中心に、とにかく聴きまくります! ミッドナイト・ランブル・ショー第85夜 「世界はバカラックを求めてい

          3/30のランブルは「世界はバカラックを求めている」

          2/27のランブルは「デヴィッド・クロスビー -Long Time Gone-」

          今回のランブルは、1月に亡くなったデヴィッド・クロスビーを追悼する2時間。いやー、寂しい。ランブルでも何度も登場してますし、Twitterでは死ぬまで悪態をついていて、元気すぎて最高でしたからね… 先だってMC谷口がMikikiさんに書かせていただいた彼のキャリアを振り返る追悼コラム。ぜひお読みいただければ幸いです。 今回のランブルではキャリアを振り返りつつ、コラムには(倫理的観点から)書けなかった抱腹絶倒エピソード、ほぼ全てのアルバムを網羅したアナログ盤など、盛りだくさ

          2/27のランブルは「デヴィッド・クロスビー -Long Time Gone-」

          1/27のランブルは「ランブル厄除大師」

          2023年のミッドナイト・ランブル・ショーもよろしくお願いいたします。パンデミックにも負けずに毎月続けてきたこのイベントも、今年が終わる頃には94回を迎える予定…通算100回に向けて邁進して参ります! そんな勝負の?1年の幕開けを飾るのは、満を持しての「詣」特集。その土地の出身ではないミュージシャンが、各地のスタジオに出向いて録音することを「詣録音」と呼んだりします。今回はよりすぐりのスタジオをセレクト、詣録音を紹介しながら、「ランブル厄除大師」としゃれこみましょう。 今

          1/27のランブルは「ランブル厄除大師」