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家族となる猫の健康管理を考える

 前回、アフターコロナになってようやく子猫を飼い始めた話をしたが、今回は「家族となる猫の健康管理」についてノートする。
 最近、子猫を飼い始めたことで、ペットサービスについて色々調べ始めて、正直ペットサービスのその充実ぶりと発展ぶりに驚いている。

「子猫の健康管理」のためのペットテック

 まだ6ヶ月の子猫なので飼い始めの1週間は本当に体調がどうか、ちゃんと餌は足りているか、トイレはどうか、毎日チェックしながらお世話をしている。とりあえず、最初はリモートワークなので「子猫の健康管理」を毎日一緒にいてみていられたが、そのうち外出することもあるだろうと、子猫の健康管理をきちんと外出していてもできる方法はないものかと考え始めたのがきっかけだ。

自動給餌器

 餌は1日に5〜6回に小分けにして与えている。子猫が一度に急いで食べないように、消化促進のためにも複数回に分けて食事を与えるのが良いとネットにもあったし、ペットショップでも聞いたのでそれに従っている。
 朝は比較的静かしているが、夕食後〜夜中に走り回ったりすることもあったので夜寝る前に少し餌を与えて、寝かしつけるが今のリズムだ。
 この餌を複数回に分けて与えるのも家にいられない時には、なかなか難しい。そこで飼い始めてすぐに猫用自動給餌器を購入した。
 私が購入したものは、最大6回までに分けて餌を自動給餌してくれる。与える時刻、与える量をそれぞれの回で設定をカスタマイズできるので便利だ。朝・昼・晩は多め、3時・お夜食は少し軽め、なども設定できる。子猫の食欲・成長と生活リズムに合わせて設定を変えられるので便利だ。
 これで餌問題は無事解消、安心して外出できるようになった。

参考情報:Amazonの自動給餌器の売れ筋ランキング一覧
私はこれを購入 - PETLIBRO 定時定量 1日6食 自動餌やり機

猫の健康管理のためのペットテック

 ペットテックの中でも色々領域があるが、私が関心を持っているのは健康データの収集・管理ができるものだ(既に購入済みの自動給餌器や自動給水器もペットテックの中に含まれる)。
 興味があったのは、1つはトイレの回数・体重など猫のヘルスデータを収集・管理できるツール、もう1つは猫の運動量・心拍数などを計測できるものだ。米国では飼育管理のためのツールに、日本では健康管理のためのツールに人気があるそうだ(ネット記事を参照)。

スマートトイレ

 子猫のトイレチェック、これは猫の健康状態を見る上で大切なもの。「大」はするたびに気がつけば回収するので1日に何回しているか、様子はどうか、量はどうかなど分かるが、「小」は分からない。ずっとトイレを張っているわけでもないので、トイレシートを見て何となく普通に出てるかな、と思いながら世話をしている。
 外出が長くなったらどうしようか、体重は順調に増えているのかな、とか気になり、何かペットテックで猫の健康診断をするようなツールがないか調べてみようと思った。

トレッタ
 トイレを最初に検討する際に見つけた製品だが、「トレッタ」というカメラ付きトイレ製品だ。アプリと連動して、猫の体重と尿の量などのデータを管理することができる。確かにこれだとカメラ付きなので、外出していても猫がちゃんとトイレをしているかを見ることができるので安心だ。
 私は家の猫ケージが小さいのでちょっと無理、ということで保留したが、お部屋に置くならこれもありだと思う。

ペットケアモニタ
 SHARPも「トレッタ」と似たようなアプローチの製品で「ペットケアモニタ」という製品を出している。こちらもトイレは専用のトイレを購入、アプリと連携させて利用するものだ。SHARPのものは多頭飼いにも対応していて、個体識別バッチなるものまで販売されている。
 両方ともトイレ本体と月額アプリの利用料が発生する。トイレ本体以外にも専用のトイレシートやチップなどもセット販売していたりするのであれこれ購入するのが面倒な人には便利かも知れない。

 その他にもいくつか専用のスマートトイレは販売されていて、価格帯もお手頃なもので健康管理機能に限定したものから、健康管理にプラスして自動定期清掃までしてくれるお値段お高めのものまで様々だ。
 「CATLINK SCOOPER SE」は、高機能かつ4万円とお高い。中国のベンチャー企業が開発したものだそうだが、自動洗浄・デオドラント機能まで付いている。どうやら猫のスマートトイレについては中国勢がより先進的な高機能のものを開発しているようだ。

Catlog_Board
 さて、スマートトイレ専用機についてはいくつか良さそうな製品があることが分かったが、私の場合は「トイレは普通」のものでスマートトイレと同じようなことができそうなツールが欲しいので、と、探して見つけたのが「Catlog」から出ている「Catlog_Board」だ。
 トイレは使用しているものをそのままで、トイレの下に重量を計測するための専用ボードを置くだけで良いのが個人的には気に入った。コードレスで電池で動き、猫がトイレに入る時の時刻、重さを記録。重さの微妙な違いなどを分析して「大」なのか「小」なのかAIを使って判定しているそうだ。
 スマホアプリと連動して、体重、トイレのデータを管理することができる点は他のスマートトイレ製品と同じだ。ちなみに、複数頭いる場合にはデータを解析・AIを使ってどの個体か推定判別しているらしい。
 成猫用に加えて、子猫専用のCatlogがあるので個人的にはそれを利用してみたいと思っているが、まだ試せていない。こちらは「気になることはいつでも無料で獣医師にLINE相談」というサポートサービスが付いているのが魅力的だ。スマートトイレを最初に試すならこれを試してみたい。

スマート首輪

 もう一つは、猫の健康状態を見守るためのスマートツールだ。これは「Catlogスマート首輪」というのが良さそう。加速度センサーが付いているので、猫の行動を計測、データを蓄積、どんな行動をしているのかデータを元にAIで分析するそうだ。
 スマホアプリでは「食べる」「走る」「水飲み」「寝る」など様々な猫の行動が可視化されるようになっている。猫の運動量に合わせた食事回数、量などを見ることもできる。UI/UXは、iPhoneのヘルスケアアプリに近いので親しみやすいし、使いやすそう。「Catlog」シリーズはスマホアプリのデモ版をfigmaで提供しているので誰でも簡単に使用感を購入前にイメージできるのでその点も個人的に好感度が高い。こちらもいずれ試してみたいと思う。

 この他にもペットの位置情報を記録するGPS搭載、またはBluetooth搭載の迷子対策ツールなども数多く出ているし、迷子捜索サービス付きのものもあるようだ。GPSは犬など遠出をする際には有効だが、家の中の捜索用であればBluetoothで十分だと思う。うちの子猫は家猫なので迷子捜索ツールは今のところ「鈴付きの首輪」だ。
 これらのスマートペットツールを実際に使用した人たちのブログ記事などもネットにあったのでそれも実際に選ぶ際には参考になりそう。

 ペットテック市場はこれからの成長市場だそう。スタートアップ企業が様々なアプローチで製品を開発しているのが面白い。
 人も猫もテクノロジーを活用して、日常的にセルフケアを心掛けられることで、健やかなペット&人ライフを過ごすことが手軽にできるようになるのは嬉しい。


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